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ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?

ネルソンさん見た。 完全ノーマークだったんですけどマストドンでも絶賛と公開劇場縮小の恨み言が伝え聞こえてくるぐらい話題になっていて…… X見てみたら上映拡大を求めてプラカードを掲げてる人までいるらしい すごい話。  監督は「野火」の塚本晋也監督。「野火」見てないんですよね。怖くてサ……。 公開劇場は縮小しましたが、近くの劇場ではかかるということで、絶対に配信とかに乗っても1人では見られないと思って行きました。 キノシネマ心斎橋で見たんですけど、限界までかけたる!!という意気込みを感じる驚異の1日5回上映で (注:キノシネマ心斎橋は2スクリーンしかないちっちゃい劇場なんで、1日合計10本ぐらいしかかからず、1日のほぼ半分を「ネルソンさん」に費やしていることになる)、 マジで客層に偏りがなくて、老若男女皆、見たるぞ!! という面構えで満員の劇場に集っていて、人間の熱意を感じて良かったです。 だって、アレじゃん、見て楽しい映画じゃないのは、タイトルだけでも明らかじゃないですか。 みんな時間作って、金払って、不愉快になるためっていったらアレだけど、傷つくためにこんなに集まれるんだと思って。わたしが見た回も満席でしたし、次の回も完売してました。ホントすごい話ですよ。平日だったんですよ。 キノシネマは、向かいのスクリーンではまだマイケルかかってて良かった。ロビーにいるときBADが漏れ聞こえてきた。ニコッ。 ・劇場によって違うかもしれませんが、PTSD描写がなされる際の序盤の音の大きさや画面の揺れがかなりつらくて、これが続くなら劇場を出なければいけないかもしれないとかなり心配しました。大きな音は基本的には続きます。(『語り』のパートの大きな音は予想が出来る部分もあり耐えられました)(その逆で、家庭の中で大きな音がするシーンはやはりびくっとしてしまう……) アレン・ネルソンさんが本国に戻ってきてからのフラッシュバックで始まるけど、かなりつらい……街中の喧騒、子供の爆竹、それらすべてがアレンに戦場を思い出させる。 アレンが医師?カウンセラー?のダニエルズさんに語る回想の形式をとり、彼のベトナム戦争の経験が語られる。 ・上映前に「バラバラな世界で共に生きる」を読んでたんだけど、読んでいたのがちょうど伊藤計劃の虐殺の文法が実在するのかもという話のあたりで、 ルワンダ虐殺のツチ族と...

ラスト・サバイバー

リドリースコット監督。 疫病が流行し、文明が崩壊したあとの世界。 主人公ヒッグは愛犬・ジャスパーとセスナに乗り、哨戒したり、街へ物資補給に行きながら、(多分元海兵隊の)バングリーと協力して自分たちの陣地を守って暮らしている。セスナで飛行中、無線の反応があり、ヒッグは応答先のグランドジャンクションへ行ってみたいと思うが、その夜襲撃に遭い、ジャスパーを亡くしてしまう。文明が崩壊する前から一緒にいたジャスパーを失ったヒッグは、バングリーを置いてグランドジャンクションを目指そうとする(あらすじ) 見たよ~! 良かった。 ちょっとこれ、タイトルとか事前の予告だけだと内容の勘違いで肩透かしを食らっちゃいそうだね。 ポストアポカリプス映画であり、ディストピア映画であり、サバイバル映画でもあるけど、主軸はヒューマンドラマなんじゃないかな。 まあどんな映画もヒューマンのドラマではあるんですけれども、これは「文明が滅びた後で人間はどう生きるのか?」という問いの映画だから…… 原題の「The dog stars」って、ヒッグが夜空を見上げて言っていた「大ジャスパー座」(?)のことなんだろうな。そうなのか? わかりません。 空が広くて、山がデカくて、自然が美しくて、荒廃した街も良くて、改めて考えると、どう考えても、大作映画なんですけど、こう、見たときは、リドリースコット監督作品にしては、小品だなとおもったんですよね。なんか、多分、麻痺してる。 めちゃくちゃ良いミニシアター作品見たときみたいな気持ちになったんですよ。こんな予算のかかった映画がミニシアターでたまるか! 犬!! 本当にかわいい!! 犬、どうして死ななければいけなかったんですか? 犬の鼻がピスピス鳴っているのを、ずっときいていたかったよ。 いや、犬(ジャスパー)こそが、ヒッグを現実に引き留めていた存在なので、彼が旅に出るトリガーなんですけれども。どうして、犬、死んで…………(めそめそ) グランドジャンクションへ向かう途中、不時着した時に出会ったシーマと、その父と、はじめは銃を突きつけられて、出て行け!って言われるんだけど、徐々に交流するようになっていく心温まるシーンすき。 音楽が恋しい、買い物が恋しい、渋滞にはまりたいよ、と今はないものに思いを馳せるシーン、めちゃくちゃよかった……。 パパがタバコで懐柔されるの好きだし、二人だけで...

ゾンビランド

ブローガスト14日目。一応、月の半分はブログを書くという最低限の目標は達成したらしい。 毎年8月には温度変化に肉体がついていけず鬱になって映画もろくに見られないのでわりと例年通りです。いやな例年通りすぎる。8月、スパイダーマンしか見てない。 人間がインターネットに日記をアップロードするのはなぜか(デカ主語)という命題についてはまだ答えが出ていませんが、ブログを書きます。 昨日ゾンビランドを計画性がない人のためのウォッチパーティで見ました。人を集めて映画を見ると……楽しい!! ゾンビが跋扈するアメリカで、己に課したルールを遵守することで生き残っている引きこもりオタク男性のコロンバスは、トゥインキーを探し求めるゾンビ殺しの才能溢れるワイルドな男・タラハシーと道連れになり、トゥインキーを探し求めて入ったスーパーで美しい姉妹と出会う。紆余曲折あって、彼女らも道連れになり、ゾンビがいないという噂の遊園地を目指す(あらすじ) ほとんど人がいない中で「ゾンビがいない遊園地があるという噂」ってなんだよ! と思ったけどタラハシーが「東なら西にある、西なら東にあると言われる」みたいなふうに言ってたし、 ウィチタも「本当とは思ってないけど妹は子供でいられた期間があまりにも短すぎた」と言っているし、存在しない楽園も正気を保つために必要なんかなあと思いました。 ほとんど人はいないが、今週のゾンビキラー(?)コーナーでゾンビに追われて優雅にレバーを引いて上からピアノを落とすご婦人などもおり、生き残った人たちはしたたかにゾンビキルに楽しみを見出しながら生きてる模様。 この世界、スーパーやお店がほとんどきれいなままで残ってるし、建物もきれいなんですよね。食べ物の心配も今の時点ではほぼなさそう。ものすごーい勢いでほとんど全員ゾンビになったのかもしれない。 牛と人間が共通してゾンビになったということで、人獣共通感染症みたいですから、この世界はもう肉が食えないかもしれないですね。まあ外でゾンビが人食ってるの見てたら肉食いたいとか思わないか…… ハリウッドで泊まろうぜ。スターの豪邸に行っちゃおうぜ。とみんなでビル・マーレイの家に行って、人様のおうちで好き放題してたらゾンビのビル・マーレイが出てきたからもう大変。でも実はゾンビメイクしているだけで生身の人間でした。 ビル・マーレイが同族は食わないのでメイクし...

ラ・ラ・ランド

ブローガスト12日目。  #同時視聴楽しい部 でラ・ラ・ランドを見ました。た~のし~~~ ラ・ラ・ランドはね、「全ての恋人たちは別れるべき」という信念を持っている人にはおすすめの映画でね……という話題が発端でクロすけさんが企画をしてくださった(すごい話)んですけど、 わたしはその信念を持ちつつ、ラ・ラ・ランドのことは、受け入れがたい人間なんです。 リアタイで見て、配信に乗ったときにも見て、「うーん……」ってなってました。 折角なので、当時の「うーん」の内訳を書いておきますと、この映画が『恋人たちが別れるから』というのとは別に、 ◆シネフィルの監督が作っているということで、引用元当てクイズや、作中作解説に必死になってたあの当時のムードが、普通に気に入らなかった(素直な気持ち)(映画は悪くない!オタクがわるい!)(早口オタク仕草をしても良いのはセブだけ!) →10年経って、わたしも立派な中年のオタクとなり、なんと元ネタが……わかるようになってきてしまって……この気持ちは薄らぎました。人間は知っていることを言いたくなる生き物。 ◆ラストの走馬灯が、ちょっと長すぎる。 →改めて見たら、普通に許せました。こんぐらいの長さ、かわいいもんだぜ。 走馬灯のシーンで出てくるやたら物わかりの良いJ・Kシモンズ、と、割のいい仕事を即断るセブのスピード感が好き。ここ背景が書き割りなのもすき。嘘なんですよね。 ◆ライアンゴズリングの、最後の顔が、憂いを帯びた切ない笑顔が気に入らなかった。 →これもねー! 見た当時は、ミアもセブも、晴れやかに笑顔で別れられたら良かったのにと思っていたんですけど、改めて見てめっちゃ納得できちゃった。ミアとセブが、方向性の違いで解散したというのが、あらためて浮き彫りになるラストなんだな~なるほどな~ フォロワーが提唱する「セブはメロいフレッチャー(セッション)」という説、改めて見たら結構そうかもな……と言う気持ちもしてきて、ミアはちゃんとセブに言い返せる人で良かった。 以下、ウォチパでおもしろかったとこ ・途中参加になっちゃって、開始時間から逆算して再生し始めたけど、「今って踊ってるとこらへんですか!?」「そうですそうです」みたいなやりとりをしてから、この映画って結構踊ってるから、確認に向かないセリフだったな……と一人で笑っちゃった。 ・Summerのシー...

好きな映画

 ブローガスト8日目。 ネタないねって昨日書いたんですけど、#ブローガストお題募集箱 というタグでお題を出してもらったり使ったりされているっぽくて、そこで「好きな映画」というのがあったので、書きます。 あのさ。ブローガスト自体がブルースカイからの流入ではじまってるっぽいけど、わたしはMastodonから見てるから、ブルスカのブリッジしていない人の投稿は見えないんですよね。 だから全体の文脈? みたいなのが全然わかってないんですけど、いいですか? お題使って。いいですよ。ちょうどオールタイムベストの話したかったし(自己解決) 実はこのブログでオールタイムベスト的な話をしたことってあんまりなかったな。 毎年、年末に好きな映画の話してるし、今年は 上半期ベスト の話もしてるんですけどね。 ・ドライブ(2011) 今をときめく……ほんとうにときめいていらっしゃる、SWに出るし、MCUにも出るし、プロジェクトヘイルメアリーにも出ているライアンゴズリングの出世作。 いまのライアンゴズリングのことももちろん好きなんだけど、30歳ぐらいのときのライアンゴズリングって、本当に美しいので見るとビビります。 これはツタヤで借りて見てすっげ~ってなったんですけど、その後塚口サンサン劇場でリバイバル上映をしてくれて、映画館でも見られて良かったです。 塚口サンサン劇場って音響がめちゃくちゃいいので、中盤の銃声のシーンで、普通に、「あ、わたし撃たれたな」とおもいました。 ドライバーくん(この作品の主人公には名前がないので、ドライバーと呼ばれています)って、やたらとしぶとくて、死なないので、好きです。 ・バトルシップ(2012) わたしが映画をたくさん見るきっかけになった作品。 わたしはバトルシップを見たあと、「もう一回、この映画見たいな」と思ったときに、映画のオタクになったんだと思います。はじめて劇場で2回以上見た映画です。 巷では、バカ映画だという呼び声高い作品ですが、ユニバーサルの100周年記念映画で、アメリカ人(白人)、アジア人、黒人、障がい者、女、老人、(あと多分キャルは移民ルーツ)が力を合わせて宇宙人に立ち向かう映画で、 ポツダム宣言を調印した戦艦ミズーリの上で、アメリカ兵と自衛隊が力を合わせるって、これが意図じゃなかったら何なんですかと思っていますよわたしは。これは説教くささ...

スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ

ブローガスト6日目です。広島原爆記念日ですね。 昨日スパイダーマン ブランド・ニュー・デイをレイトショーで見てきました。 びっくりしたんですけど、みんな、ポップコーン持ってた。 オタクの映画やオタクの映画館ではあんまりポップコーン食べてる人を見ないかも。劇場全体がいい匂いしてました。 今度わたしも買ってみよう、シネマイクポップコーンを…… スパイダーマン、ミステリオのことが嫌いすぎて、ストーリー復習しないままに来てしまったので、大丈夫かな~とか思いつつ行ったんですが、あの〜、すみません、これ、X-MEN新作ということでよろしいですか? ジーン・グレイ初対面でした。どうもはじめまして。 ジーングレイは初対面ですが、X-MENを追っているフォロワーの反応的に、MCUのワンダ的な、強キャラかつプロットの犠牲になりがちな不遇キャラという印象を持っていました。 だからこれは……ジーングレイ救済ルートの話だったと思うんですけど、この映画のジーングレイはめちゃくちゃ子供なんですよね。 姉を取り戻すためにやっているけど、スーパーパワーがあっても、組織的な犯行をする軍団と戦う準備はあんまりない、無力じゃないけど、無力。後ろ盾があるわけじゃない。 V-MAXの意味わかったときめちゃくちゃつらかったよ、ひーーーん…… 姉が限界まで使い潰されて能力が増大した頃、ただ目に入ったものが、意図か、意図でないかわからないけど、妹に届いたんだ。ひーーーーーん…… ジーングレイに必要なのは、ジーングレイの孤独を分かち合うことが出来る相手で、それがメイおばさんの言葉を胸に良き隣人として努めて生きるスパイダーマンだったという…… ジーングレイが、ピーターの頭の中に入ろうとして、メイおばさんに話しかけられて、ジーンがピーターになって受け答えした後、 ピーターが「やあ」ってやってきて、「おばさんのことは残念でした」「お姉さんのことは残念でした」みたいに対話できるシーンさ、 スーパーヒーローとか、スーパーパワーとかを取っ払って、人間と人間として向き合って、打算のない愛のあるまなざしが、ふたりに降り注いでいたことを確認して、 そのまなざしを注いでくれた人がもういなかったとしても、それが無かったことになるんじゃなくて、ピーターパーカーがスパイダーマンとしてそうしているように、その言葉を支えに生きていくことができるし...

スーパーガール

スーパーガール見ました 良かった〜! ムビチケカードを買ったにもかかわらず、即売会の準備で忙しく、映画館から足が遠のいていたら、知らん間にもうスパイダーマンも公開されるし、スーパーガールも終わるということで、ワーーーーッて気合いを入れて先週見に行きました。 ミリーオールコックのお顔が、わたし、ホント、好きで…… ミリーオールコックが、口元をにゅいっとして微笑みの形にしているのって、ほんとうにめちゃくちゃ良くないですか?  あの口元が好きだな。おおきいサングラスをしていても表情がある。 クリプトが元気にしているのって、冒頭ぐらいだったんですけど、宇宙で取ってこいをしたり、しっぽのパタパタでカーラを起こしたりと、ハッピーなシーンがあって良かった。 スーパーマンのときは「この犬、普段の散歩からして地球7周半ぐらいしないと無理そう」とか言ってたけど、カーラといるときのクリプトは運動量足りてそう。暴れまくってそうだし。 ルーシー、本当にかわいかった。かわいすぎて、純粋な子供過ぎる。 西部劇だったらバーで「うちではミルクを置いてないんでね」って門前払いされるタイプ。夜のバーに来ちゃダメ。こりゃカーラも放っておけませんよ。 カーラとルーシーの関係って本当に不思議で、いわゆる、バディ!というよりもっと非対象なんですよね。 カーラはルーシーになんかあったら目覚めが悪いとは思っているし同情しているけど、個人的な思い入れがあるわけでもないじゃないですか。 ルーシーもカーラへの思い入れはなくて、腕っ節が強いから手伝って!っていうのが発端で。 もちろん二人でいろんな場所に行って、それなりに距離は近づくしお互いのことを知るけれど、親友になるでもなく、 ラストでぎこちなく「あー、えーっと、誕生日パーティする?」みたいな関係なのっておもしろいなと思いました。 カーラの、いい子のフリはしないけど、”良き人”であるというのが示されていて良かった。 なんかね、なんていうんだろう。わたしが作る側なら、ここの二人をもっとバディみたいにして、胸熱にできたよなって思うんですよ。だってそうしたほうがドラが乗るから! でもこの映画の制作陣はそうしなかったし、なんというか、特別な感情のある相手でなくても、カーラもルーシーもお互いを助けることができる、という善性の話なんだなと思えて良かったです。 その人にとって...

勝手にしやがれ

ジャン=リュック・ゴダール監督の初長編映画。 なんかこう……映画オタクって最終的にみんなゴダールを見始めるから(偏見過ぎる)、わたしはこれまでずっとゴダールを見ないでいたんですけれど、 リンクレイター監督の「ヌーヴェルヴァーグ」がいま公開されていてちょっと見たくなったので、ヌーヴェルヴァーグ時代の映画でも見てみるか!と思って見てみました。 こういうふうに思えたのは”時が満ちた”のかもしれませんね。 不朽の名作だよ~とか言われまくっているのは知っていたんですけど、見てみて、とくにびっくりして好きだな~ってなる映画ではなかったので、 「コレって……マトリックスフォロワーの映画が世に氾濫しているため、そのあとマトリックスを見ても『全然普通じゃん』ってなる現象のやつか!?!!」と思いました。 (今25?ぐらいの甥がマトリックスを見たときに本当にそう言った) ヌーヴェルヴァーグって、もっと映画を自由にやろうよ~でっけー会社のセットで撮るのとかやめてみようよ~みたいな感じだと認識しているんですけど、 これって別に現代では普通の話だもんな~とか、思ったりいたしました。 あと普通にミシェルが好みではなかったので、「おい 出頭しろ」と思いながら見ていました。(逃走ロードムービーものにおいて不要すぎる意見だ) パトリシアは、かわいい。 あとやっぱ自分は映画をどう見せるかももちろん好きだけど、ストーリー(脚本)重視のオタクなんだなと再確認しました。 アカデミー脚本賞の映画だけ見てればいいのか……(そんなんいやだよ)

メリリー・ウィー・ロール・アロング

 マジで6/26公開映画が多すぎる。助けて欲しい。 これは6/26公開映画の中でも特別寿命が短いミュージカルです。 ミュージカルってだいたい1週間だから。クマゼミの成虫のが長く生きてるよ、無理だよ、もう…… ソンドハイム作曲、ジョナサン・グロフ、ダニエル・ラドクリフ、リンゼイ・メンデスの3人が主人公。 作曲家でのちにプロデューサー業でも成功するフランク、劇作家のチャーリー、作家のメアリーの3人の友情が、崩壊してから、芽生えるまでを、少しずつ時間を遡って見せてくれます。 この"逆再生ミュージカル"のめちゃくちゃすごいところが、重めの感情の乗ったリプライズが先に来て、あとから希望に満ち溢れた原曲が来る……っていう逆張りすぎるところで、 ソンドハイムってもしかしてミュージカルの天才なのか!?!!(そうです)ってずっとなってた。曲も全部気持ち良すぎる。 いや~曲全部好き。ずっとサントラ聴いてます。 フランクはさあ!フランクはさあ! That Frank!の時点で浮気しとるこいつ……!って思ったんだけど、そもそも、ガッシーとも浮気からはじまっとるんか~~~~い!と言う気持ち、 そして、ガッシー自身が、鼻を変え、服を替え、付き合う人間を変えたら大スターになる、みたいなことを言われていて、ガッシーはそうやってスターになれたから、フランクのこともそうできると思っちゃったんだね……というのも思った。 メアリーは恋心を抱いていたフランクが、ベスと結婚することになって、幸せになるなら……って祝福したのに、そのあとガッシーと浮気して、若手女優とも浮気してたら、まあ、もう、無理だよね……というのが、全部見てようやくわかるのとかが面白い。 フランクはとにかく気のいい奴すぎて全部断れないから、ああなるんだ(パーティーで歌ってみてって言われて2回目も歌うのとか)。 でもわたしはかなりチャーリーに肩入れしているので、フランクってマジで、どうしようもなかった感じなの??? という気持ちになりました。 チャーリーの Franklin Shepard, Inc.がめちゃくちゃよくって、劇場でほんとうに泣き笑いみたいになって、 どうしたらいいんだよって思いました。 軽快で楽しい曲だけど、痛々しくて、こう、長らく彼はフランクに本音をぶつけることが出来ない関係になっていて、それが爆発したのが...

ロングウォーク

 死のロングウォークの時間だコラ―――ッ 6/26公開映画が多すぎる。助けて欲しい。メリリーとスパガもあるよ。 さて、ロングウォーク。 主人公のレイ・ギャラティが、始め見たときおじさんっぽいな?とおもったけれど、 でも見てると肌ツヤの良さは明らかに若者(30代とかではない)、という感じで、 高校生ぐらいで急におじさんみたいなビジュアルになるタイプの男子だ……と思った。 母親と別れるとき、「愛してる」「俺の方が愛してる」「そんなわけない」みたいなやりとりがあって、そんなわけないですね。とひと笑いしました。 レイってこういうこと言っちゃうぐらい幼いんだな、というのがわかって、普通につらいじゃん…… ロングウォークは全国50州から集められた若者50人が最後の1人になるまで歩き続ける、国民の戦意高揚のためのイベント。 歩く速度が遅くなったり、立ち止まると射殺されます。←若者の死を娯楽にしている、まともな国家なら到底許されないイベントすぎて、まともじゃない国家だ~~~~~になった。 あとまじで、少佐、何? 作中の描写からすると、少佐はヒーローや英雄のようにあがめられてるっぽいし、やってることはめちゃくちゃ実働部隊だけど、 それはそれとして少佐以上に上の立場(政府など)が出てこないので、最高指導者のようでもあるし、「カダフィ大佐」みたいな愛称なのか? 少佐の空白を埋めさせて欲しいんですけど……小説読んだらわかる感じ? レイはロングウォークで出会ったピーターマグヴリーズと親しくなって、彼を含めて三銃士(4人いる)でがんばって歩いていきます。 最初の脱落者はジョジョラビットの子なんですけど!!本当にまだ”幼い”って感じなので!! ほんまに、コラ~~~ッ!!ってなった。 おなかをこわしちゃった子と、「足がねじれてもどらないよ」の子はいたたまれなかった。 人間って、排泄するときズボンを脱ぐという当然の行為を、限界ギリギリであっても捨てられないんだ……と思いました。 許されないならお前の傷になってやるみたいな少年はマジで何?何?何???? でもまあ、こんな意味わからんデスゲームさせられてたら普通におかしくなっちゃうか……。 ステビンズ?が死ぬ時、ピーターとレイに「最後の2人になったら野次馬が集まってくるから」みたいなのいうの切ねえよ~~~ッ なんなんだよこの娯楽はよォ~~~~ッ ...

2026年上半期 映画まとめ

さあさあやって参りました!! 年末のクソ忙しい時期に、2026年のベスト映画の話をするのが大変なため、じゃあ、上半期ベストを一旦出して、未来の自分を救おうという回です。  どうしても、直近で見た映画の印象が強くなりがちですから、年末になったら年初に見た映画のことを忘れがち!!というわけでやっていきます。 去年映画館で見た映画は多分20本ぐらいだったんだけど??? なんか??? 今年はもう??? 上半期で15本ぐらい見ているかもです……映画が多すぎて…… 今年はアレックスガーランド監督「ウォーフェア」ではじまりましてね~、これブログ見るまで忘れてた。演技をすることがセラピーになる、みたいな制作のはなしもかなり良かったな~。 好きです:ザ・ブライド ザ・ブライド!めちゃおもろかったんですけど、周りで見てる人少なすぎる。 フランケンシュタインの花嫁として蘇生されたザ・ブライドが「だれのブライド(花嫁)にもならない」というシーンはめちゃくちゃ良いので、配信がきたら見てくださいね。 永久に続いて欲しいで賞:超時空英雄伝エイリアノイド これは本当にめちゃくちゃおもしろかった。 SFって、本当に懐が広いジャンルなので、宇宙人の犯罪者を地球人の脳の中に収容してもいいし(あかん!)、その管理を顔が良すぎる上に足が長すぎるアンドロイドに任せてもいいし、そのうえタイムリープして、顔がかわいい善に満ちた道士と出会っても良いし、なんか訪問販売する仙人をだしてもいいし、盲目の剣豪?が出てきてもいい。 改めて考えてもやっぱり要素が多すぎる。でも見ているときは、キャラ多いけどそれぞれキャラが立っててかなりおもしろくて、テンション爆上がりで楽しめます。最高の映画。 そして改めて考えたらやっぱ、超時空英雄伝っていう邦題、マジでなに……? しかしこの映画って、こんなにおもしろいのに、上映期間が鬼のように短かったせいで一般知名度がかなり低く悔しいです。 エイリアノイドはめちゃくちゃ面白いし、彼らの旅路をこれからもずっと見たいので、毎年春に新作映画を作っても良いことにしませんか?春のエイリアノイド祭りをしてください。お願いします。 しかしエイリアノイド……年間ベストに上げるタイプの映画ではないんだよな……ゆえにここでお知らせしておきます。めっちゃ面白い映画があったんだぞということを。 変な映画:カー...

ひつじ探偵団

 アマプラに来たから見~たよ。 X-MENシープクラスって言われたからどんな感じかな~ 全年齢向けミステリだからかわいいかんじなんだろうな~と思いつつ見ました。 セバスチャンの声をやってるブライアンクランストンと、ロニー&レジーの双子をやってるブレッドゴールドスタインがすきなんだよね~良いキャラで良かった! ベララムジーと、パトリックスチュアートはあまりよくわからなかった。 パトリックスチュアート力(ぢから)あんまり感じなくなかったですか!? ニコラスガリツィンくんかわいかったね~ ニコラスガリツィンより背高いこの巡査何?????と思ったら、彼は身長2メーターぐらいあるらしいですね。デカい。ハリウッドで身長インフレが起きてる。 羊飼いのジョージが殺されて、利口な羊のリリーと、何も忘れない賢い羊のモップルがジョージが殺された謎を解くぞーってやります。羊は全員もふもふでとってもかわいい。 1匹だけ丘の上で立っているところからスタートするのがセバスチャンで、”一匹狼”の羊である。 セバスチャンはサーカスの羊で、子供に餌をもらい撫でられてかわいがられてたけど、デカくなりすぎて、犬と戦わされるようになって、そこをジョージに救い出されたという経歴の持ち主で、闘技場……流行ってますか?????となった。 闘技場にいた過去って、近年乱用されていませんか?大丈夫? あのさ……マンダロリアンのロッタくんもさ、闘技場出身じゃん…… 闇闘技場の男って、自分でのし上がり闘技場をあとにして、そこから英雄譚が始まるのが格好いいと思うんですけど、セバスチャンはジョージに助け出されているんですよね。 これはロッタくんもだし、ライトさん(ZZZ)もだな。 もう闇闘技場は、己の力でのし上がる時代じゃないのかも知れない。(何の話?) セバスチャンはやたらキャラデザも立ってて格好いいです。デカくて、黒くて、耳が切れてて、角がくるんとしていて、鼻筋に星があります。サラブレットみたいで格好いい。 レベッカのブレスレットが落ちているのを見つけて、巡査に知らせるために、モップルが帽子を取って街から呼ぶシーン、巡査、2マイル(3キロ)走って農場までついてきてるんだ、タフだな……と思った。 よく考えたら、あの~、巡査はまぬけだけど悪人じゃない、という前提で彼を導く行動をしている羊すごい。 だって巡査が犯人の可能...

マイケル

映画は父親の支配からの脱却をテーマにしているため結構キツイ児童虐待シーンがあり、気軽におすすめしません。 大人になってからのシーンでも、父の前に立ったマイケルが、口元に薄い笑みを浮かべながら目を逸らして立っている姿とかを見ると緊張感でつらかったです。 そして、わたしが知っている現実のマイケルは、口を微笑みの形にして、視線が合っているのか合っていないのか、そういう姿だったなということを思い出していました。 わたしは、マイケル・ジャクソンの全盛期を知らず、スキャンダラスなお話が連発されていた頃だけを覚えている世代で、テレビのなかで彼はスターとして輝いていたというより責められる人として登場していたんですよね。 高校時代にアメリカンポップスが好きな同級生がいて、その子は例に漏れずマイケルジャクソンのファンで、マイケルにまつわるこの話はデマだよ、みたいなことを教えてもらって、 全然関係ない場で世間話のように繰り出されるマイケルジャクソンって白人に憧れて自分の肌を漂白しちゃったんでしょーみたいな話に「それは違うらしいよ」とだけ訂正する人になっていました。まともにマイケル聞いたこともなかったのに! 軽い世間話として機能するぐらい、ワイドショーでそういう話をやっていたんですよね。 マイケルジャクソンが亡くなったとき、その友人はとっても憔悴していて、そばにいても何も言えなかったな。 そのあと、多分同じ年に、わたしが大好きだった邦楽バンド・フジファブリックの志村正彦が亡くなって、そのとき一番慰めてくれたのはその子でした。 みたいな、マイケルジャクソンを通じて、若かりし日の友情のことをずっと考えていた。 映画と全然関係ないことばかり思い浮かぶし、どんな形であれマイケルと共有した時代がある人は、だいたいみんなそうなんじゃないかなとも思う。 この映画は、もちろん今見て楽しいすごい映画だと思うんですが、昔のファンたちの魂を慰撫すると言うよりは、マイケルジャクソンを知らなかった世代への、タイムカプセルみたいな作品かも知れないなと思った。 クイーンもそうだったけど、関係者がばりばりご存命の、近年の人物の伝記的な映画ってすごく難しいな~とも思いました。Twitterの反応とか見てて…… さ!気を取り直して、映画の話するか~ ・モータウンのスカウトお姉さん、激メロじゃなかったですか?この辺のシーンでは...

モータルコンバット/ネクストラウンド

 サイモン・マッコイド監督。カールアーバン主演。 マッジでおもしろかった。娯楽映画の最高峰との呼び声も高い(わたしの中で) 登場人物がめちゃくちゃいっぱいでてくるのに、全員のことが好きになる、なんかめちゃくちゃすごい映画。 IMAXで見た方がよい情報は得ていたけど、普通上映で見ました。バトルシーンで画面ひろくなるの、見たかったよ~~~ ・ジョニー・ケイジ 「おれはただのイケメン俳優なんだが?」って2・3回言ってて嬉しかった。イケメン俳優だから。 まさか、こんなところで「同人誌即売会にサークル参加して、周りはめっちゃ並んでるのにおれの本は1冊も売れずに終了」という古傷を思い出すとは思わず動揺した。 バラカとの戦いの際、転がされるうちに、革ジャンが白くなっていくのがよかった。 革ジャンって、黒くてピカピカしているのがかっこいいわけですが、あれって、転がされたりしない人が着る前提の衣装なのかも知れないな。 バラカと腕ぐるぐるダンスで盛り上がったのかわいすぎ。どうしたん?かわいいね君たち(ナンパ) 最終的にジョニー・ケイジは仲良しのオタクのバラカとアフターで与太話して盛り上がってて良かったです。 ・キタナとジェイド え〜めっちゃいい〜!! 姉妹同然に育った2人が決別して、そのあとまた2人で並んで座れるのめちゃくちゃ良かった!!急にゲームオブスローンみたいなラストだったけど…… 二人とも顔がめっちゃ好みなうえに、キャラも良くて嬉しかった。キタナの表情がずっと険しいのりりしくて好き。ジェイドが棒?たたき割って緑の棒にするところが好き。 前作の時に「モータルコンバットはいい女性キャラいっぱいいるのでもっと出したい」って監督が言ってたから、実現してよかったなあと思いました。 ・カノウ カノウが本当に良くってめちゃくちゃ好きになってしまった。 ケーノウのことなんて好きになりたくないのに…… 髪が1のときよりフワフワで、蘇生あがりで忙しくてセットする時間なかったんかな? と思った 。 魔界で蘇生されて、目ん玉くれ! 目ん玉! ビーム出るヤツだぞ! って術師に付きまとうのほんまハート強いし、ぺって捨てられて地べた転がされた目玉を拾ってぺっぺってつばつけてそのまま目にはめるのギャーになった。変な男すぎ。 魔界は砂と岩ばっかりで、エアコンとビールとピチピチギャルがないのはヤダという理...

ブラックバック

 スティーブン・ソダーバーグ監督。マイケルファスベンダー・ケイトブランシェット主演。 ファスベンダーのスパイ映画ですよ! なんかすげー老けメイクだな?! って思った!! ファスベンダーに黒タートルネックを着せてくれた人、ありがとう。 序盤のホームパーティのシーンでキャスリン(ケイト)が「お客さんに薬を盛っちゃダメ」とジョージ(ファスベンダー)を注意するところで、アッ、そういう感じの映画ですね。了解です!!って感じになる。 すごーーーくオシャレで格好いい映画なんですけど、ラブラブ夫婦の前戯に付き合わされたような感覚が拭えなくて笑っちゃった。 全体に画面が暗いので映画館で見れば良かったなと思いました。夫婦の家、全部の部屋がめっちゃ暗くない!? 夫婦の家の絨毯が新品に変わっているのが死体遺棄の伏線なのおもろ。きっと人を呼ぶ前にお気に入りの絨毯はしまっておいて、わりとどうでもいい絨毯に敷き直したんでしょうね。 そしてどうでもいい絨毯でも、あの夫婦はきっとニトリとかでは買わないと思うので結構値段しそうだと思いました。あの部屋のスタイルに合うようなのを敷いておかないといけないもんね? いやめっちゃわたし絨毯の話するじゃん。なぜ? あの家は二人の美意識で保たれていると思うので、多分死体遺棄モクだとしてもね。良い絨毯なのかもなという話でした。 レゲジャンペイジが出ていてとてもうれしい。本当にハンサムですよね~ ピアースブロスナンが英国スパイやってるのはちょっとギャグだなと思った。 木曜殺人クラブとは全然違う正統派英国紳士めいたスタイリングですごくかっこよかったです。

カーンターラ 神の降臨

リシャブ・シェッティ監督・脚本・主演。 インド映画ですね。語圏で言うとどこなんだろうと思って調べたらカンナダ語映画になるらしい。へー。初めて見たかもしれない。 ヒンディー語映画とテルグ語映画しか見たことなかったかも。 土地神のパンジュルリ神をまつるブーダ祭祀で、神おろしの演者が、祭祀の最中に失踪した。主人公は失踪した演者の息子・シヴァ。 ムチムチしてて、まっすぐで、間違ったことが嫌いで、短気で一旦カッとなるとめちゃくちゃやる、ならず者みたいな男が主人公です。 一番はじめのパンジュルリ神が出てくる祭祀のシーン、エレキギターが響き渡るロックが流れておもしろい。 あとは水牛レースで多用されるスローモーションと、水しぶきを浴びて輝くシヴァのかっこよさでもうおもしろい。 スローモーションってそんなに多用していいんだ。いいよな。だってシヴァはスローモーションを多用していいぐらい格好いいんだもん。 ハッパ吸って戦うシーンとかも音楽はEDMみたいなのやつで、予告編であった「ええええ ああああ」みたいな民族音楽っぽいのは1回しか流れなかったんじゃないかな。  ジャンプスケアはめちゃくちゃあります。 パンジュルリ神が要所要所で現れて「ワア――――――!!!!」って叫んでくるんだけど、ああ、パンジュルリ神ね……と2回目以降は慣れた。  これ"ラスト10分瞬き厳禁"と公式で言われてたんあったんだけど、こんな勢いで話を閉じていいんだ。という感じのラスト10分でした。 いや……いいんだ!?!! いやすごいよかったよ!!!! すごい良かったけど……いいんだ!?!!  いや、まあ、何が起きたかというと、最終決戦でシヴァが瀕死になった後、パンジュルリ神と共にあるとされていた、暴虐の神がシヴァに降りてきて、敵全員殺します。 最後はシヴァが演者になり、パンジュルリ神のメイクをして祭りを執り行い、皆で祭祀をやっている……というシーンなのですが、祭りの最中にシヴァが森へ駆け出し、祭りの最中に失踪したかつてのパンジュルリ神(父)と再会し、二人ともバシっと消える。というラストでした。 いや、めちゃくちゃいいけど、ほんまにいいんか!?!! わたしはめっちゃ好みでした。 あとインド映画見ると、おれはインド映画のカースト制度が何もわからんなあと痛感しますね。 Twitterで尺の使い方が変...

フェラーリ

 アダムドライバー主演。マイケル・マン監督。 アダムドライバー実在人物映画シリーズ(?)です。 またアダムドライバーがイタリア人の役をやっている。どうして? 僕ドライバーです! 契約してください!→いやドライバー足りてるから→事故ってドライバー死す→月曜に電話してくれ! のスピード展開ウケた。 あとなんか……事故も引きでドライバーがドカーンと吹っ飛ぶのが書かれてて妙にギャグマンガみたいなんだよな。 ハウス・オブ・グッチに続き、なんかまた机の上に妻を置いて荒めのセックスをしてるな……アダムドライバーが机をガタガタさせるタイプのセックスを撮るのが好きな巨匠がハリウッドに2人以上いるの知りたくなかった。  あと早漏ですよね。映画って早漏の方が映えるのかもしれません。 フェラーリさん、めちゃくちゃ技術屋さんなので、堀越二郎(風立ちぬ)の車版か〜となった。 フィアット? の人がTELくれたとき、め〜ちゃくちゃ洗練されたお金を持っていそうで足の長い男が写るんですけど、ワイシャツの袖の上に腕時計つけてて、もしや、これが、粋……!? ってなった。 おれにはよくわからんけど、オシャレに撮られている人物がやっていることは、オシャレだ……!! →調べたらフィアットのジャンニ・アニエッリ氏が好んで行っていたオーバーカフスタイルだそうです。実在人物の実在エピソードだった…… ル・マンのシーンを眺めながら、そういえばレーティングが16+なのなんでだろ〜別にここまで引っかかるシーンと言えば……セックスシーンぐらいしかないよな~と脳天気に考えていたら、 ル・マン終盤で、大大大クラッシュシーンが起きて、めちゃくちゃ人間の断面を見せてくるし、 映画グランツーリスモと同じで死ぬ覚悟のない観客を巻き込んだ事故だったのでウワーーーーーッてなった。ル・マンは危険! 誰か死ぬ! ここまでフェラーリさんがドライバーに対して「彼らは危険は承知の上で走ってる!」とか言っていたけど、危険を承知ではない観客の人を巻き込む事故は厳しいよ~~~~~!!!! クラッシュシーンはめちゃくちゃCGで車、吹っ飛ばしときました!! って感じでギャグマンガみたいな絵面だったのに(クラッシュシーンって背景もちゃんと入るぐらい引きの絵で見るとマンガみたいなんだ)そのあとすぐ人間の断面見せてきたからウワーーーーーッ!!...

ハウス・オブ・グッチ

エイリアン:ロムルスを見た後、わたしに必要なのはリドリースコットだと思ってハウス・オブ・グッチを見ていました。 どうしてこの映画がデッケェデッケェ男が小せぇ小せぇバイクに乗ってる映画だって誰もわたしに教えてくれなかったんですか? アダムドライバーとかいう、おれが好きな監督と毎回作品を作ってるデカイ男がよ…… パーティで出会ったデッケェデッケェ可愛い男を口説いたら、家にクリムト飾ってる大金持ちで高級レストランで飯食うことになるシーン、めちゃくちゃ居た堪れなくて助けてほしい。パトリツィア(ガガ)は本当にかわいいです。 パトリツィア、実家のトラック屋さんでドライバーたちにピューピューみたいに口笛吹かれてまんざらでもなくるんるんと歩いている。 マウリツィオのいとこ・パオロ本当にかわいくない?  僕は才能ある~~~! つって言って、父たちから酷評されまくっている。 いや~パオロかわええな〜と思ってたらジャレットレトだった、ジャレットレト!? とビビったけどジャレットレトならそうか〜と納得もする。 パトリツィアが「父と子とグッチの名にかけて」と十字を切るシーン聞いてたけどすごい、しびれました。 パトリツィア(ガガ)の瞳はずっと燃えるように輝いているけど、マウリツィオはずっと凪いでいるなあ~~~、暖炉を眺めるシーンでメガネに炎が映るのめちゃ良、と思ったら抵抗し始めてオオッとなった。 マリッジストーリー? マリッジストーリーになる???? と思ったら滑らかに不倫? 始まってはい????? となった。不倫は良くない😠 パトリツィアはテレフォンショッピング(違う)の占い師と仲良くなっていて、占い師を過信してる感じになっていくけど、占い師がいなかったらもっとヤバだったのかな〜それとも占い師がいたからある程度手綱を握られていてこれで済んでいたのかな~わかんない……。 ハウスオブグッチ、真面目に見ていて、本当にガガってすごすぎるぜ……と思っていたけど、 グッチがデザイナーとしてトムフォードを迎えてファッションショーを行ったときに、チャップス(カウボーイの足カバーみたいなやつ)を着たモデルが回転したときタンガを履いた生尻が出てきてそこからもう記憶ないです。 わたし男の尻に弱すぎる。ダメ。雑魚過ぎ。 その後も頑張って思い出します。マウリツィオ、弁護士に裏切られて株売れよ~って言われるけ...

マンダロリアンアンドグローグー

 マンダロリアン! ジョンファブロー監督! ドラマS1しか見てなかったけど、盛り上がってるのを見たら祭りやねこれは……となって、よくわかってないけど見に行きました。祭りには参加しなきゃね。 S1のグローグー(このときはまだグローグーの名前も知らず、「ベビーヨーダ」とか「ザ・チャイルド」と呼ばれていました)って、かなり赤ちゃんだったので、成長している……と思ってちょっと感動した。 ・帝国軍の残党、はじめっから士気が低くて声がちっちゃい。弱小野球部でももうちょっと声出てる。 ・マンドー、別に正義のヒーローって訳じゃないので、初っぱなの登場が人が消えて、鎧の照り返しだけが映る悪役じゃんみたいな登場の仕方で良かった。全身出てきた後もトルーパーの膝を撃って無効化した後とどめに撃っててよかった。 ・ヘルメットをコココココン!ってノックされてアイノウアイノウみたいに返すマンドー好き。 ・AT-ATに地の利をあげてください ・ウォード大佐かっこいいぜ~LOVE ・ハット族のおじとおば、なんでひっついてんの?シャム双生児なの?と思ってたんだけど、後半動いたら別に肉体がひっついているわけではなかったので、ただのさみしがりだった?と思いました。 ・ロッタさんかっこいいね~ハット族が素早く動くイメージはなかったけど、たしかにゴロゴロと動くのが効率よいね。ここでは犯罪王の息子ではなく、ロッタとして歓声を浴びられる、と闘技場に恩義を感じている(檻の中で暮らしてるのに!)の、難しいですね。そして自分へ歓声を送っていた観客も劣勢になれば殺せコールをしてくることに戸惑うの、うーんかわいそう。根が真面目で純真なんだよな。 ・ジャヌ~~~悪い奴!!鳥かごにいれられたグローグーを鳥がめっちゃ煽ってて、飼い主に言われたんか!?と思った。ロッタさんとマンダロリアンの共闘良きです。  ・闇闘技場が暗くなく、後楽園ホールでやるタイトルマッチぐらい明るい商売してるじゃんと思ったけど、運営者が闇だったのでやっぱり闇闘技場でした。闇闘技場が蛍光灯ついてるみたいに明るいパターンあるんだね。でもハイウェイもあって夜も明るい発展した都市なので、ジャヌ、真面目に星系運営したらまあまあいい線行くんじゃないでしょうか。 ・スポーツカー?と同じ早さで走れるバカみたいに速いベビーカーはなに? ・ジャヌが探してたコマン...

PIG

 ニコラスケイジ主演。 ニコラスケイジがRedditでファンと交流したときに(よくわかんないけどマッシブタレントのプロモーションだったっぽい?)、 後世に残したい出演作は?ときかれて、救命士、リービング・ラスベガス、PIGの3作を上げていたんですよね。 全部未見だったんですが、救命士はスコセッシ作品だし、リービングラスベガスはアカデミー賞取ってるので、わかるんですけど、PIGそんなに一押しなんだ!?と思って、見ました。 開始5分で、森?の一軒家で、ニコケイと豚が二人きりで暮らしていて、一緒にトリュフを取って、料理を食べさせて、共に寝る、という、 ロブ(ニコケイ)が豚のこと超愛してるのが分かったので、ここから豚に辛いこととか起きてほしくないんですけどォ!?!!と思いました。 こういう思いはだいたい裏切られるので、夜寝てたらドガァン! とおうちが爆破? 衝突? されて、豚が奪われちゃうんですよね。 トリュフバイヤー青年を足にして、街に出て、捨てた名前をもう一度名乗り、自分の豚を探すロブ。 その……どうなんだ、このロブって男は……誰なんだ……というのが、全然わからんままに進んでいくのですが、話が進むうちに、どうもとっても腕のよいシェフだったらしいとわかる。 じゃあなんなんですか、あの、闇闘技場で殴られて耐えたら勝ちみたいな戦いの中に入っていったシーンは……わからない、なにも。 いやあの闘技場のシーン思い起こしても本当に何もわからない。ニコケイの殴られる姿は嬉しかったのと、あと、終盤までずっとニコケイの顔が血で汚れたままなのは、正直嬉しかった。 でもな、良いコックさんだったらしいから、手はめっちゃきれいに洗ってるんだろうな、顔と髪が血でカピカピになっていたとしても…… バイヤーの青年と料理を作り、街の有力者であり逆らったら殺すぞ系のバイヤーの青年の父の最高の日のディナーを再現して、豚の顛末を聞くんですけど……えーーーーん!!!! エンディングで亡くなった妻がロブのために歌ったカセットの音楽が流されるんだけど、I'm on fireという曲でね。 かわいい女の子をみつけて、君のパパは家にいる? ぼくのが君をもっと良くしてあげるよ、みたいな、ちょっと誘惑するような感じの曲なんだけど、 優しい女性ボーカルで撫でるように歌われて、これを歌った妻も、愛した豚も、いまはあの世に...