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8月, 2023の投稿を表示しています

プロジェクト・ヘイル・メアリー

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ライアンゴズリングで映画化されると聞いたので読まねば!(生きねば)となり、読みました。 カァ〜〜〜ッおもしれ〜〜〜〜〜ッ! こんなおもしろいSFを読んだのは久しぶりダァ〜〜〜 三体を読んだときと新訳版カエアンの聖衣を読んだとき以来だ〜!!(結構あるね) 途中までは「徹夜して読むほどではないし黒暗森林(三体の2巻。徹夜して読み、職場に遅刻しかけた)よりはおもしろくないのかもしれませんね」と思っていたけど、 上巻の半ばぐらいで「ハァッ!? おもろっ!!」となってからは1日で下巻まで全部読んだね。フン、おもしれ〜小説…… 主人公が記憶喪失で目覚めると、体中チューブに繋がれており、隣のベッドと隣のベッドには男女の死体が横たわっていた……というSAW!?!! みたいな始まりからなんでめちゃおもろSFになるんだよ!! おかしいだろ!!  おもしろさでキレちゃった。あまりのおもしろさに絶対ネタバレしたくないのでこのあとのブログは全部キレながら進行するか。 ストラット……マジで……好きな女……手段を選ばない巨大な権力を持った人間、怖すぎる。 のだが、史上最も大きな権力を振り翳した人間のなかではストラットはかなり公正な人間なんだろうなという気はする。ヤバいのは間違いないが。 三体を読んだら次はコレ! 的な紹介されてたのを見た覚えがあって(出版年的にそうだったのかな?) たしかに三体もめちゃオモロ宇宙SFだったけど、女が全員天女(比喩表現です)で「作者のオッサンの女の趣味キツ!! でもおもしろいんだよなァ〜……」と文句言いながら読んでたから、 三体で作者と女の趣味合わないならこっちを読むのがおすすめですね。 ぬまがさワタリさんが「SFファンは幸せだ、こんな良いSFが生まれて……」というようなことを言っていたが本当にそう思う。 この先少なくとも10年はご新規さんに勧められるよこれを……(10年の間にこれを超えるめちゃオモロSFと出会いたすぎる) 2023年にもなってこの本じゃなくて冷戦時代のSFを勧めてくるオタクには可及的速やかにお口チャックしてもらいましょう!!  って言おうと思ったけど冷戦って結構最近(?)までやってたから、わたしの推し作家の活動期間とかぶってしまう。 いや、全然ビックスリー勧めてもいいしおもしろい作品も当然多いけど、「初手で『夏への扉』はないだろ!...

こうしてあなたたちは時間戦争に負ける

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  新☆ハヤカワ・SF・シリーズから出ている「こうしてあなたたちは時間戦争に負ける」出たときから話題だったけどようやく読みました。 オタクが「百合小説だよ!」と言っているのを、ま〜たオタクが大袈裟オタク文法つかっとるな……と思ってましたが、舐めてました。 主人公はレッドとブルー。両方とも、姿を変えられるけど基本的には女性らしい。 2人は異なる陣営に属する工作員で、時間とストランド(並行世界)を行き来しながら自分の陣営に有利な未来を作るために工作を行なっている。 あるときレッドはブルーからの手紙を受け取り、レッドはブルーに手紙を返し、時間と世界を超えた敵同士の文通が始まるのだが……(あらすじ) はじめのうちは「じゃーん! おまえの作戦は失敗しました! 私の勝ち!」みたいな煽り合いの手紙を送り合って2人はそれを楽しんでいるんだけど、 半分ぐらいの時点で「私のレッド。真紅の薔薇」「私の狼」とかお互い呼び合うぐらい親密になって、 え〜!! 半分ぐらいでこうなっちゃったらこのあとどうなっちゃうの〜!?!! 絶対に怖い展開が来るでしょ!!!!!! と思ったら、 つらい展開も来るんだけど、お互いがお互いを愛していると言い合い、お互いの愛に応えられる自分であろうとする姿、美しいな……! となりました。 いや〜楽しい小説でした。手紙の内容はもちろん、2人がお互いの陣営にバレないよう様々な方法で手紙を送るのも楽しいですね。 ⭐︎レズビアンが登場する作品を単純に「百合小説だね」と呼んでいいものかを迷う。 ゲイが出てくる作品を見ても「BLだね」とは(日本式BLマンガなどの文脈に合致していなければ)言わないように、 「百合小説」も日本式百合コミックや百合小説の影響下にある・意識されている、とかでない限りそう呼ばないほうが適切なのではないかな〜と思うけど、 百合自体に明るくないので、そこまで自信を持って「私は呼びません! みんなも使わないでね!」とか言えずに、ただモヤ〜としている。 でも……最近よく聞く「クィア」という言葉も……うまく使える自信がなく……「クィア小説だね」みたいに言うのが適切なのか? というのも……わからない…… 何もわからない……おれたちは雰囲気で本を読んでいる…… 女の人が女の人を好きになる小説を2回連続で読み(一つ前の「新しい時代への歌」)そのどちらも方向性は違え...

いつだってやめられる

大学教員をやっている主人公が、大学をクビになり、自分の理屈を理解しない大学への復讐(?)と金策を兼ねて、 同じく博士号を持ちながらもそれを活かすことなく社会から冷遇されている博士たちを集めて、合法ドラッグ(違法とされる分子構造を避けて精製するドラッグ)を作って一儲けしようと目論む。 クラブで精製したドラッグを販売しはじめたときの「成分は完全に合法だが、食品販売の資格はないし、領収証も出してないから脱税だ」で笑った。 そうですね。そこの許可っていくら合法ドラッグでもとれませんからね。そう思うと世の中の違法行為って、複数の違法行為が重なり合ってる状態なんだなぁ〜 コメディなので、博士たちの真剣な掛け合いが楽しく、テンポよく進みますが、主人公ピエトロの同棲している彼女は麻薬依存症の人のカウンセラーみたいなのをやっていて、同居人がその仕事なのによく合法ドラッグ作ろうとし、実際に踏み切ったな!? というのと、 ラストがご都合主義すぎ、強盗の時に撃ってしまった薬剤師を敵役の車に入れておくという筋書きだけど、 人の記憶は消せないし、銃弾とかでハメた相手が撃ったわけではないのはすぐわかるだろ(そもそも使った銃は骨董品だし持ち出せる人間は限られているはず……)、と思っていた。 でも、いつだってやめられる2の冒頭見たら、全くうまくはいってなくてバレバレだったっぽいのがわかり、良かった。 で もその解決のために2も全部みて……3も……!?(ちょっと面倒くさいな……)という気持ちになったので全部見るかは未定です。 タイトルの「いつだってやめられる」は、彼女に急に羽振りが良くなったことを詰められ、合法ドラッグを売っていることを売り言葉に買い言葉で告白したあと、「(ドラッグを作ったり売ったりするのは)いつだってやめられる」と出てきて、依存症の人と同じ物言いだ……! となったのが1番良かった。

新しい時代への歌

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サラピンスカー「新しい時代への歌」を読みました。 去年読んだサラピンスカー「いずれすべては海の中へ」収録の「オーバー・ロードの聖母様」の前日譚の長編です。執筆された時系列としては、長編の方があとらしい。 「オーバーロードの聖母様」を読んだときは、未来の話だけど、わりと普遍的な音楽の話、今で言うと、JASRACの著作使用料とか、大手レーベルと契約することがミュージシャンの幸せなのかみたいな話だなと受け取ったんですが、 「新しい時代への歌」はスケール感が大アップして未来の、ディストピアになりつつある世界でもがくミュージシャンと、ディストピアになりつつある世界しか知らない若者の人生が交錯する。 なぜこの世界がディストピアになろうとしているのかというのが、テロと疫病のダブルパンチによるもので、 人々は安全を求めて集会を禁じ、家に閉じこもり、フーディ(あんまりうまく想像できてないんだけど、フード状の装身具で、VRみたいに没入感のあるネット世界になってるのかな?)の世界に逃避して、 スーパーウォリーという一大通販会社から家に生活必需品を届けてもらうのが当然みたいになっている。 コロナが流行する前に書かれた作品で、予言の書だと言われたりしていたらしいけど、レストランに衝立があるのとか、世界がそうなる前を知らない若者が都会に出て、他人の触れた手すりを恐れたり、ライブ会場で人が多くてパニックになってしまったりする姿を、すごいなあと思って読んでた。 予言の書みたいな持ち上げ方に嫌いだけど、そういうふうに思われるのもわかるというか。 (いやでもSFを予言の書だと思って読むやつなんてろくなやつじゃないと思う(暴言)から、これもまたひとつのフィクションとして楽しみましょうね) 主人公の1人はルース、ミュージシャン。オーバーロードの聖母様に登場するミュージシャンの若き姿。 もう1人はローズマリー。スーパーウォリーのカスタマーサポート窓口に勤務する若者。 え〜ローズマリー、同業者じゃん! ちょっと嬉しいな〜と思っていたら、すぐに退職したのでワロタ。 物語の中で登場する職業って何が1番多いのかしらとちょっと考えた。私立探偵? 冒険家? 小説家?  少なくとも、カスタマーサポート業務はトップ10に入らなさそう。どうも、小説に向かない職に就いている者です。 脱線しちゃった。当然のように女の人が...

2023/8/12 夏の話

毎日とても暑い。何かの手違いで国ごとせいろに入れられて、大きな鍋の上で蒸されてるみたい。 どこにも行く気がしない。家を出たらアツアツすぎるし、建物に入るとヒエヒエ過ぎる。休みの日でも映画館に行く気が起こらない。 100歩譲って亜熱帯気候になるのは許せるが、数ヶ月経ったら亜寒帯みたいになるのは許せねえ、と言ったら暑がりの家族氏が「冬が来なきゃ無理!」と言っていた。 わたしは寒がりなので、この馬鹿みたいに暑い季節のあとにコートとか着ないといけない季節が来るということがすでに馬鹿馬鹿しいと感じる。 ずっと冬か夏のどっちかだけでいいのに。(ずっと真夜中でいいのに。) 夏は嫌いだが、夏服は好きだ。多少浮かれポンチな色柄ものを身につけても「まあ夏だしな」と思えるところが良い。 あまりにも暑いため、家の中はクーラーをかけっぱなしにしている。ねこがいるからだ。 ねこが熱中症で具合が悪くなったら悔やんでも悔やみきれない。仕事に行く時も家はクーラーでリビングが冷やされている。 ねこは人間の心配をよそに、アツアツの部屋ですてきな毛皮をアチアチにしたり、玄関マットに毛をたくさんつけるべくコロコロしていたり、リビングでヒエヒエになったりしている。 はじめのうちは涼しい部屋で寝てほしくて連れて行ったりしていたが、なんか自分で勝手に整ってるっぽいし、いいかな……と思って放っておいている。 いまのところ、うまいこと自分で調整している(ように思う) 7月に兄に会ったら、兄はおもしろ日焼け人間になっていた。運転焼け、安全帽焼け、アームカバー焼け、スマートウォッチ焼けで日焼けの濃淡がすごかった。 反対に、妹は、11月に会ったときから変わらぬ色白であった。ちょっと外に出るだけでもビオレのアクアリッチUVミストをプシュプシュしていた。 なるほどね〜と思って、わたしも兄妹と別れてからすぐドラッグストアでビオレのアクアリッチUVミストを買った。 兄のようなスマートウォッチ焼けを防ぐため、野外ではスマートウォッチを完全に覆うようにアームカバーをしている。もはや文字盤は見えない。 日焼けが、というよりも、日焼けによってくっきりと焼けているところと焼けていないところが分かれるのが嫌だ。 2年ほど前、ローファーの履き口の形そのままに焼けてしまい、そこからしばらく足の甲を覆うデザインの靴を履きターンオーバーによって日焼け...

エイリアン

 fediverseの #同時視聴たのしい部 で見ました! タイトルの出方が静かでオシャレ! パソコン系の機器の古さより通信断絶したときに砂嵐でたのに時代を感じてしまった 最近見ることないよね砂嵐。 あの馬蹄みたいなやつ、プロメテウスで見ました!(順序が逆) ケインがフェイスハガーにやられちゃいました。あ〜あ。 リプリーが入れたらあかんと言ったのにアッシュが入れました。あ〜あ。 あとからアッシュに「検疫規則を守っていない」とちゃんと物申すリプリーえらいよね。 アッシュ、こいつ怪しいぞ〜〜〜船長も初めて会ったって言ってます! 謎の食品を食べていたケインのチェストがバスターしてピャーーーッ。 何食べてたんだろあれ。スプラウトが混ざったシリアルみたいな……ちょっと嫌。 チェストバスター探し中に扉から猫ちゃんシャーッてなってヒャー 鎖チャラチャラなってるところで猫ちゃん探して見つかった猫ちゃんシャーの後ずさりでエイリアン後ろからドーン! は怖すぎる。 何食ったらこんな短時間でデカくなれるんだよ。人間か。 エイリアンのデカくなり方、質量保存の法則守ってないって毎回思う。地球外生命体だし地球の理屈に従う必要ないもんな。そうか。(納得) 「データ不足。回答不能」を繰り返すマザーコンピュータ、「質問の意図不明。再入力せよ」だ。 戦闘妖精・雪風とエイリアン、同世代ぐらいなんだよな〜。すごい世代だ。 船長が通気口に入って、信号を見失って、「周りを見て、いない?」のやりとり怖すぎるよ〜やだ〜〜ッ 逃げて〜〜〜ッてランバートに感情的にワーッと言われて振り返ったらキャーーーッで船長も終わってしまいました。 そのあとのリプリー、強くて冷静な女で好きだ…… アッシュ、口になんか入れようとしてくるの嫌すぎる。"""陵辱"""じゃないですかやめろ! アッシュをつぶしたら白い汁が出るの嫌だ〜。「エイリアンは完璧な生物」そうかな〜? 「君たちに同情する」でニコッて笑顔を出すの嫌〜ッ パーカーもランバートも死んじゃった……死体がそのまま吊されてるっぽいのを見て「コラ〜! 食べへんねやったら殺すな〜!!」と思った。 起爆設備の起動、手間だね……やってる間にエイリアンきちゃったらどうしよっって思いました。 と思ったら次は起爆中止出来なかった……つらい...

ゲームSF傑作選「スタートボタンを押してください」

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 リスポーン/桜坂 洋  ワァ〜オールユーニードイズキルの人だ〜オールユーニードイズキルっぽ〜い(知らんけど) これはゲームが登場しないのにゲームっぽい。 救助よろ/デヴィッド・バー・カートリー  ゲームSFだなあ〜容姿の話が出たところで、容姿のために引き受けたみたいに感じてしまってオヨヨ……と思いましたね。 1アップ/ホリー・ブラック これすき  こういう、青少年のスタンドバイミーっぽい話が好き。MMOで知り合った友人の葬儀に行くと、友人自作のノベルゲームの入ったUSBがあり……という導入も良いな。ワクワクしながら読んだ。 NPC/チャールズ・ユウ  NPCが自我を持って冒険者になる、「フリーガイ」みたいな話。ラストの選択がいいね 猫の王権/チャーリー・ジェーン・アンダース  これね、よくわかんなかった 悲しい話な気がした。自分のこと覚えてない家族がゲームの中では活躍してるのって切ないね。 神モード/ダニエル・H・ウィルソン  これもね、ちょっとよくわかんなかった。 リコイル!/ミッキー・ニールソン ゲームSFという設定フル活用されてるな FPSのモーションを思い出して銃を操作するのフフってなったしわたしは絶対に思い出せないなと思いました。 サバイバルホラー/ショーナン・マグワイア おもしろかった。脱出不可のパズルゲームみたいなのに巻き込まれるはなし。ジュマンジだ〜!(違うよ) 万聖街とか、コーヒートークみたいな様々な種族が生活している作品のスピンオフとのことですが、大元が翻訳されていない悲しみに包まれました。 キャラクター選択/ヒュー・ハウイー これすき  リコイル! ともちょっと似ている気がした(オチが) ゲームの中でどのように生きるのかをプレイヤーは選択できるんだなというのを考えて、ゲームの豊かさに思いを馳せました。 ツウォリア/アンディ・ウィアー  火星の人の人だ、それっぽ〜い ツウォリアが2ちゃんねる語みたいな喋り方なの見て、インターネットの世界ってまともな文章より便所の落書きの方が多いのか? そうか……と思った。 アンダのゲーム/コリイ・ドクトロウ これすき 女子中学生がMMOでRMTをやる話なんだけど、女子中学生を応援する温かな気持ちになれる話。 年若い女子ゲーマ...