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1123 Enjoetoh講演会

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11/23に大阪市中央図書館で行われた円城塔講演会に行きました。 開場先着順で300人か〜まあ大阪やからね〜と舐めて時間通りに行ったら10分で6・7割埋まっていました。 でも最終的にも8割入りぐらいかな。ぎゅうぎゅうではなかったです。 正確でないところもあると思いますが、面白かったので覚え書きです。雰囲気で読んでもらえれば…… 日本を舞台にしたのはなぜですか?→歳をとったから。 浄土真宗の人は南無阿弥陀仏と唱えれば浄土に行けるので、地獄とか、幽霊とか教義的にない。ファンタジーワールドには転生したりもしない。 北海道出身で、徐々に南下している(札幌→仙台→東京→大阪→ニュージーランド、もう南極しか残されていない)のだが、歴史の捉え方が違う。日本史は奈良・京都が中心になっている。 東西の歴史の捉え方は違う。"歴史"に出てこなくても人は住んでいた。けど、それを調べるのが難しかったりする。 「去年本能寺で」は「去年マリエンバートで(映画)」のオマージュか?→ダジャレ。 時系列が重なっているのと、歴史のレイヤーが重なっているのと。 タイトルはダジャレでつけていることが多い。英題は決めておかないと勝手に決められることがあるので、去年〜は英語にならないと思い、The virtual city of nobunagaにしている。 文字渦→中島敦「文字禍」 コードブッダ機械仏教史縁起→機械仏教史縁起というタイトルにしようと思ったけど、それでは書店で注文されないのではないか? と私が言い出し、コードブルーが流行ってたのでコードブッダにした。 信長は女子高生にもなっている 信玄はならない なるかもしれないけど信長ほどはならない。 SF独自の魅力はありますか?→え〜あるんですか? 読者層が違う スケールの大きい風呂敷を引くことができる。SFとエンタメ作品との境界は薄くなっている いつもSFの人から純文学の人と言われる、純文学の人からSFの人と言われる。 最近は小説の人にアニメの人だと言われ、アニメの人に小説の人だと言われる。 余計な文章を書きたくない 小学校の作文で2枚書いてこいと言われたら2枚めの1個めに「。」が欲しいぐらい。 AIが人類にとってどのような存在になっていくか→円城塔はAI賛成派だと言われることがあるが、画像AIにはかなり反対派で、権利整備をしろと思って...

ミラクルニール

 サイモン・ペグ主演。 上位存在的なエイリアンが、地球を滅ぼそうとするけれど、滅ぼす前に人類を生き残らせるに値するかを判断するため、 地球人のうち一人に全知全能の力を与えて、その力の使い方を見ようとし、その力はうだつの上がらない教師ニール(サイモンペグ)に与えられる。 ニールはバカだから隣のセクシーな女性に好かれたいとか犬をしゃべれるようにするとかめちゃくちゃな力の使い方をしたうえで、 あとから心を入れ替えて戦争なくす!とか食糧危機なくす!とか願ってみるけどうまくいかずに、 最終的に犬に力を委譲し、犬は「力の源を破壊する」と願って、上位存在的なエイリアンを根こそぎ滅ぼして終わり。 いい話だった。犬映画。ギャグ版の三体みたいな感じでしたね(?)

体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉

読み終えた!かなりおもしろかった! 5人の科学者・サイエンティストと、テクノロジーと身体について考える本!  1章はピアニストのための外骨格(エクソスケルトン)。 19世紀のピアノ教育はスパルタの軍隊式で、それこそ大リーガー養成ギプスみたいなのをしていた(!)って話ひえーとなった。 演奏を妨げない、音楽の邪魔にならない"透明な体"がよしとされてきたけど、人間の体って全員違うよね? という話をしていておもしろかった。 ピアニストのための外骨格は、プロのピアニストの動きをコピーして、プロのピアニストじゃない人に体験させられる機械で、 これを試すと指の動かし方がわかって、機械を外した後にもできるようになるっていうのへえ〜でした。 わたしたちは意識でイメージして、体を動かしているけど、成功したことがないことに関してはイメージがなくて、それを補うことができるらしい。 2章は、桑田真澄のピッチングフォームの解析。 やっぱりこの章でも、人間の身体って全員違うよね? という話をしている。おれもそう思う。 桑田の動きを解析していると、桑田自身がイメージしている身体の動きと、実際の身体の動きに乖離があった、という話、かなりおもしろい。 1章ではイメージが身体を動かす、イメージを補足する、という話をしていたけど、 この章では、キャッチャーミットにボールを収めるという結果のために身体を動かすけれども、その過程であるフォームが違っている、という話。 身体の土地勘があるので、体の動かし方にゆらぎがあっても同じゴールに辿り着けるのではないか? の話おもしろい。 あと熟練者になるほど自分の感覚を人に伝えられないのも感覚的に分かるけど改めて言われるとおもしろいな。 3章 リアルタイムコーチング。 スポーツなら、その動きが終わったあとで「今のはこうした方が良かったよ」とか言われても、その行動はもう終わってるから効果が低い、行動の最中にこうしたらいい、と伝えられるようなコーチングができればもっと良くなるのではないか? の話。 VR空間で卓球の球をスローモーションにしてリアルタイムコーチングを可能にしたり、ゴルフのスイング時、足元にバーチャルシャドウを表示してその時のフォームが理想とされるものかを確認できる、みたいなのね。おもしろいね。 4章 意識をオーバーライドする BMI(ブレイン...

アビゲイル

ブライズスピリッツを見て、ダンステもうちょい見たいじゃ~ん♪になったので見ました。 あのね、ダンステが「ウェル、ウェル、ウェル……」といいながら現れるのだけ知ってました。(偏ったタイムライン学習) 目出し帽?で顔隠してても良い声なのですぐにわかるダンステ。はやくカーナビになって欲しい。 いや~ダンステ、こんなエッチな見た目で元刑事って有り難い設定ですね。ありがとうございます。 このビジュアルをしておいて、アビゲイルの部屋に顔隠さず入って焦っちゃうの不用意すぎない? おっちょこちょいじゃない? まあこの不注意のおかげでお話が動きますが……(メタ!) ジョーイ 好みの女です。薬物依存の元軍人、助かります(堅めの仕事してた人が身を持ち崩して裏稼業やってんのが好き過ぎる) ジョーイ役のメリッサバレラの見た目、めちゃくちゃ好みなんですけど、邦訳作品これだけぐらいなのかな。もっと見せろ~~~!! すごく悪いことを言うんですが、この話、ブレイクスナイダー「SAVE THE CATの法則」で言うところの、”家の中のモンスター”という分類のお手本みたいな設定だと思うんですよね。 家の中に怪異とともに閉じ込められる。逃げられない。怪異に立ち向かって打ち勝たねばならない。 そんななかで、ジョーイは共闘する相手をずっと探しているんですけど、リックルズ(狙撃手)と共闘しようとすると死に、 サミー(ハッカー)とわかり合えそうになるんだけど、サミーはアビゲイルに噛まれて操られちゃって、 フランク(ダンステ)はあろうことか吸血鬼になってしまう!!(血めっちゃ吐くの面白すぎる。吐く量多すぎるだろ) それで最後、フランクを倒すためにアビゲイルと共闘するのアツ過ぎませんか? め~~~ちゃくちゃ面白いよ。ずるいよ!! ジョーイの相棒の座は、アビゲイルのために空いていたのかよ!!!! おれはこういう、袖振り合うも多生の縁みたいな、ここを出たら二度と会うことはないが、この一瞬だけは心を通じ合わせ共闘できるというような関係が、本当に好きで…… ときは流れ、ジョーイがそれまでよりは少しましな生活をおくり、息子と共に暮らすことは出来なくても時折連絡を取り合えるような間柄になって、遠い昔に忘れたはずの見知らぬ怪異が世闇に紛れてジョーイを遊び相手に据えようとしたとき、 アビゲイルが数十年前と変わらぬかわいらしい容姿で「...

ブライズスピリット 夫をシェアしたくはありません!

降霊術で召喚された死別した妻と、現妻で、夫のダンスティーブンスを取り合う話です。 原作はノエルカワードの戯曲「陽気な幽霊」。 「生活の設計」もノエルカワードでしたからね。三角関係好きなのかな。 制作陣はダウントンアビーのスタッフらしい。美術もいいよね。 ダンステは小説家で映画の脚本をやってるんだけど、全然筆が乗らなくて、初っ端から書斎で大暴れして、紙食ったり庭の石膏像破壊したりとかしてる。 そこで、霊媒師を読んで、インスピレーションでも得るか! とジュディデンチを自宅に招いてまったく信じてない友人夫婦と降霊術をやるんだけど、そのせいで、亡き妻・エルヴィラが召喚されてしまうんですねえ~~~!! エルヴィラかわいい。危険な女的な感じもするがとてもかわいい。 夫がおかしくなったと思って心配するルースと、恐慌状態のダンステ。 そんななかでエルヴィラの盗作してたから、妻が亡くなってから筆が乗らなかったことが明かされるんですねえ~~~。良すぎ。 そんで現れたエルヴィラにまた原稿手伝ってもらってる! コ~~~ラ〜〜〜!!!! 「私の書いたセリフをグレタガルボが!?」みたいなセリフあってワハハとなった。 1930年代の映画を見ていたおかげでグレタガルボが出てくれる嬉しさわかる〜うれし〜! エルヴィラをやっつけようね!! つって決意したところでルースが車で落ちて亡くなっちゃって、 霊媒師のジュディデンチが死んだ妻・エルヴィラをあの世に帰そうとすると、死んだ現妻のルース(ややこしい!)が現れた!!!! そこでルースとエルヴィラが、「えっマジ? あなたの作品の盗作? ダンステほんま最低やな!!」みたいになって意気投合したの最高~~~!!!! 霊媒師のジュディデンチは、エルヴィラをあの世に変えそうと奮闘するけど、最終的に、亡き夫と会えて大満足!になってしまった。まあ、それが人生の目的なんやったら仕方ないよね。 ラスト、自分の書いた脚本の映画の撮影に立ち会うダンステ、そこで盗作が明かされて「僕は盗作なんか……」といってたら、エルヴィラが「あなたが私のをパクるんならまあ私もね?」みたいな感じで現れるの、したたかで良すぎ。好き。 エルヴィラとルースがオープンカーでダンステを轢き、ダンステも幽霊になって幕。 い、いいんだ……こんな有り難いラスト…… 幽霊だけど車は現実だったんだ。と思ったけどエルヴ...

君とひととき

エルンスト・ルビッチ監督。 サイレント時代の「結婚哲学」をトーキーで自己リメイクした作品らしいですね。 初っぱな、警察が「パリに春が来た! 夜にみんな公園に行ってカフェが儲からないから、人を取り締まろう!」って言って、公園でいちゃついてる男女を摘発して回っているんですけど、 警察官に出て行けーーーッ! って言われても警察を追い払ってキスを続けようとするカップルが本作の主人公でございます。 家に戻って、急に画面のこちら側に話しかけてきて、「男性の皆様、奥様と最後に公園で行ったのは何時ですか? 公園を活用し、夫婦生活を守ろう! フランス万歳!」みたいなことを言って妻の元に戻るんだけど、あまりにもフランスへの偏見がすごすぎる。 人間の人間のやりとりが全部オシャレで面白い上に、ミュージカルでお歌が入って楽しい。 妻・コレットの親友・ミッツィが遊びに来たときの、女の子の親友同士のかしましい感じがめちゃくちゃかわいくてよい。 ミッツィが夫を誘惑しているのに、妻はナントカ嬢との仲を疑っているの面白い。 舞踏会の日、夫はミッツィに蝶ネクタイをほどかれてしまい、「自分で結べないのに!」となってしるシーン、 ほどけた蝶ネクタイを目撃した紳士が「これは失礼」とウィンクと共に去り、ほどけた蝶ネクタイは性の乱れ‼⁈‼ と思いました。 そうなんですか?(そうあるべきものが、そうなっていないというのは、まあそういうものか……)  そんでまたこっちに話しかけてくるのワロタ。何なんだよ。こっちに話しかけてないで真剣にやりなさい! でもね〜タイの結び方をスマホでちょっと調べて一旦適当に結んでおくとかできない時代ですもんね。 結べるようになっておきなさいよ……(素直な気持ち) 最終的には、ミッツィとこの離婚調停に呼ばれる(!)ことでミッツィとの浮気が妻にバレるのですが、妻は妻で「私はアドルフとキスしたもんね!」とか言って、おあいこになりました。 チョビ髭のアドルフをおちょくりまくってるのってそういうことなんですか? 最後にまたこっちに向かって話しかけてきて幕。話しかけてくるな!! おもしろかった。筋はよくわかんなかったが、人間の人間のやりとりがオシャレで、 歌もかわいい(ミッツィが夫を誘惑するときに仮病を使い、気つけ薬の処方の時に言われた「1日3回」をくりかえしまくるやつかわいかった)し、女性が...