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ハートオブビースト

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 デヴィッドエアー監督。ブラッドピット主演。 見たい映画他にもあるし、スルーする予定だったんだけど、神林長平が 「『膚の下』のサンクを思わずにはいられない」 と書いていて、 あんたほどの人がそう言うなら……と思って見に行きました。ほんとに見て良かった! めっちゃいい映画でした! アラスカの大自然のなか、水上機で移動しながら、キャンプを張って、犬のオーディンと過ごす退役軍人のブラピ。 カヌーで旅してきたダンシモンズと少し話したときに、オーディンも戦闘偵察犬として軍にいて、歯を砕かれたり、足を失っているという話をする。 そこから嵐が来るが、水上機で移動中、ブラピは心筋梗塞とかそういうので意識を失い墜落してしまう。 そこからブラピとオーディンは、生きて帰るためにアラスカの大自然のなかを歩き始めるのであった……(あらすじ) アラスカの大自然がめちゃくちゃいいですね。水上機で飛んでるシーン好き。 リドスコのラストサバイバーでも、飛行機と山の印象的なシーンがあったけど、この映画は早めに水上機を失ってしまいます。そんなー。 オーディンは、戦争PTSDで、眠っているとき飛び起きてしまったりするんだけど、ブラピがそのたびに大丈夫だよって言い聞かせている。 今年戦争PTSD映画本当に多いな、人間がなるんだから、当然、軍用犬でもなりますよね。悲しい話だ。 オーディンと遊ぶブラピが楽しそうでかわいい。オーディンが水に入ったあとブルブルしてるのと一緒にブラピも頭を振るシーンなどがあり、犬飼いのひとはこれやるよな〜と思ったりしました。 オーディンと、ブラピの美しい友情が信じられるだけの感じがあるんですよね。 川を渡るところでブラピが落ちて、「これでこの1人と1匹がはぐれたりしたらイヤだ😭」と思っていたら速攻合流できました。良かった。 でもブラピは左腕が終わりました。なんか刺さってると思ったら、露出骨折だった。骨が飛び出してんだ。痛いよ。 その後、狼に襲われたりしつつなんとか生き延びるけど、ブラピはどんどんボロボロになっていく。 最終的に、ブラピはマジで限界の限界になり、1人と1匹は、オーロラを見る。空を見上げる犬の輝く美しい瞳に、オーロラが映る。あまりにも美しい光景なので、この辺ずっと泣いていました。 オーディンは走り、道を見つけて、フォードのピックアップトラックに乗った女性に保護さ...

チェルノブイリ

 HBOのドラマがU-NEXTから消えてしまう! ということで、2019年から積んでいたチェルノブイリをようやく見ました。 1話「1時23分45秒」 開始して10分で、嫌すぎるシーンが連続しまくっていてもう心が折れそうになる。 見てこいって言われて見に行く→職員のみなさんが焼けてどんどんボロボロになっていくのが嫌すぎる。 炉がないんですって言っても主任が全然信用してくれなくて、絶対タンクだ!っていってるのとか最悪で、○ミリシーベルトだから全然大丈夫!→簡易計測器の最大値であり、振り切っている可能性があるのに、この数値を基準に動こうとすると マジで最悪すぎる。 発電所から離れた街で、火事だよー見物に行こうーって橋に見に行く人々、やめなって伝えてあげたい、伝えたいよ……。 2話「現場検証」 レガソフが現場に投入される。政治委員?のボリスにヘリの中で説明して、「だいたいわかった」って言われるところ、ほんまにわかっているのか!?と思ったけど、 「黒鉛が落ちてる」と指摘したレガソフが所長?に「コンクリート片でしょう」と誤魔化されそうになったとき、「コンクリートには詳しいから」と口挟んでくれるボリス、良き。 ようやく、事故の詳しい状況がわかってくる。そして、ものすごく絶望的な状況であることもわかってくる。 消火活動の為に炉に水をたくさん投入した結果、水蒸気爆発が起こる可能性があって、レガソフは排水を熟練した作業員が手動で行う必要があることを主張し、「3人の命を奪う許可をください」と言う。嫌すぎる。この懇願嫌すぎる。 そして、答えてくれる作業員嫌すぎるし、汚染水プール歩いて行くのも嫌すぎるし、そのなかで、響き渡るガイガーカウンターのガガという音も、本当に、嫌すぎる。なんだこの嫌すぎるドラマは…… 3話「KGB」 ようやく人間の顔と名前が分かりはじめた。モスクワにいるオデコにアザがある人は、ゴルバチョフ(それははじめに気がつきなさいね)。 レガソフ博士は、1話冒頭のネコチャン飼ってる人ですね。ボリスは政治が上手い。よく見るとステランスカルスガルド。 「散歩に行こう」「疲れてるから」「散歩だ」ってレガソフを散歩に連れ出したあと、「仕事場も部屋も浴室も盗聴されてる。彼らが姿を見せるのは警告だよ」とKGBの存在をレガソフに知らせてくれるボリス。 2話で水素爆発が起きそうになってい...

ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?

ネルソンさん見た。 完全ノーマークだったんですけどマストドンでも絶賛と公開劇場縮小の恨み言が伝え聞こえてくるぐらい話題になっていて…… X見てみたら上映拡大を求めてプラカードを掲げてる人までいるらしい すごい話。  監督は「野火」の塚本晋也監督。「野火」見てないんですよね。怖くてサ……。 公開劇場は縮小しましたが、近くの劇場ではかかるということで、絶対に配信とかに乗っても1人では見られないと思って行きました。 キノシネマ心斎橋で見たんですけど、限界までかけたる!!という意気込みを感じる驚異の1日5回上映で (注:キノシネマ心斎橋は2スクリーンしかないちっちゃい劇場なんで、1日合計10本ぐらいしかかからず、1日のほぼ半分を「ネルソンさん」に費やしていることになる)、 マジで客層に偏りがなくて、老若男女皆、見たるぞ!! という面構えで満員の劇場に集っていて、人間の熱意を感じて良かったです。 だって、アレじゃん、見て楽しい映画じゃないのは、タイトルだけでも明らかじゃないですか。 みんな時間作って、金払って、不愉快になるためっていったらアレだけど、傷つくためにこんなに集まれるんだと思って。わたしが見た回も満席でしたし、次の回も完売してました。ホントすごい話ですよ。平日だったんですよ。 キノシネマは、向かいのスクリーンではまだマイケルかかってて良かった。ロビーにいるときBADが漏れ聞こえてきた。ニコッ。 ・劇場によって違うかもしれませんが、PTSD描写がなされる際の序盤の音の大きさや画面の揺れがかなりつらくて、これが続くなら劇場を出なければいけないかもしれないとかなり心配しました。大きな音は基本的には続きます。(『語り』のパートの大きな音は予想が出来る部分もあり耐えられました)(その逆で、家庭の中で大きな音がするシーンはやはりびくっとしてしまう……) アレン・ネルソンさんが本国に戻ってきてからのフラッシュバックで始まるけど、かなりつらい……街中の喧騒、子供の爆竹、それらすべてがアレンに戦場を思い出させる。 アレンが医師?カウンセラー?のダニエルズさんに語る回想の形式をとり、彼のベトナム戦争の経験が語られる。 ・上映前に「バラバラな世界で共に生きる」を読んでたんだけど、読んでいたのがちょうど伊藤計劃の虐殺の文法が実在するのかもという話のあたりで、 ルワンダ虐殺のツチ族と...

ラスト・サバイバー

リドリースコット監督。 疫病が流行し、文明が崩壊したあとの世界。 主人公ヒッグは愛犬・ジャスパーとセスナに乗り、哨戒したり、街へ物資補給に行きながら、(多分元海兵隊の)バングリーと協力して自分たちの陣地を守って暮らしている。セスナで飛行中、無線の反応があり、ヒッグは応答先のグランドジャンクションへ行ってみたいと思うが、その夜襲撃に遭い、ジャスパーを亡くしてしまう。文明が崩壊する前から一緒にいたジャスパーを失ったヒッグは、バングリーを置いてグランドジャンクションを目指そうとする(あらすじ) 見たよ~! 良かった。 ちょっとこれ、タイトルとか事前の予告だけだと内容の勘違いで肩透かしを食らっちゃいそうだね。 ポストアポカリプス映画であり、ディストピア映画であり、サバイバル映画でもあるけど、主軸はヒューマンドラマなんじゃないかな。 まあどんな映画もヒューマンのドラマではあるんですけれども、これは「文明が滅びた後で人間はどう生きるのか?」という問いの映画だから…… 原題の「The dog stars」って、ヒッグが夜空を見上げて言っていた「大ジャスパー座」(?)のことなんだろうな。そうなのか? わかりません。 空が広くて、山がデカくて、自然が美しくて、荒廃した街も良くて、改めて考えると、どう考えても、大作映画なんですけど、こう、見たときは、リドリースコット監督作品にしては、小品だなとおもったんですよね。なんか、多分、麻痺してる。 めちゃくちゃ良いミニシアター作品見たときみたいな気持ちになったんですよ。こんな予算のかかった映画がミニシアターでたまるか! 犬!! 本当にかわいい!! 犬、どうして死ななければいけなかったんですか? 犬の鼻がピスピス鳴っているのを、ずっときいていたかったよ。 いや、犬(ジャスパー)こそが、ヒッグを現実に引き留めていた存在なので、彼が旅に出るトリガーなんですけれども。どうして、犬、死んで…………(めそめそ) グランドジャンクションへ向かう途中、不時着した時に出会ったシーマと、その父と、はじめは銃を突きつけられて、出て行け!って言われるんだけど、徐々に交流するようになっていく心温まるシーンすき。 音楽が恋しい、買い物が恋しい、渋滞にはまりたいよ、と今はないものに思いを馳せるシーン、めちゃくちゃよかった……。 パパがタバコで懐柔されるの好きだし、二人だけで...