従順さのどこがいけないのか
将基面貴巳著。ちくまプリマー新書。 なんばマルイのHMV&BOOKSの、戦争ゆるさんほんとにやだいいかげんにしろブックフェアで買いました。藤岡拓太郎氏の選書です。 人はなぜ服従しがちなのか。という1章で、 "政治とは権威に服従すること"というはじめて聞いた切り口が出てきておもしれ~って思いました。 権威とは、わたしたちが自発的に服従したいと思うような存在であり、それは国家の話だけでなく、もっと身近な所属するコミュニティでも存在していて、自分が服従される立場(権威)でないのであれば服従しているのだ、と言われてへ~ってなりました。 我々は、習慣として服従しているだけで、服従すると安心する、服従することで自分の責任から逃れられると思っていると言われるとたしかにそうかもしれないとおもう。だって誰かになんでも決めてもらえるってすごく楽なことだから。 すっごい賢いコンピュータに、どうやって生きるか全部決めてもらったら楽だな~とか思うことはありますが、そういうコンピュータはだいたい暴走するさだめにあるので、実在して欲しくはない。 わたしはいつでも他人に服従したくないぜ……と思っているのですが、単純に権威アンチの可能性があります。 とはいっても、もちろん、好んで服従する権威もあり(大好きな作家の話す言説とか)、まったく誰にも、何にも服従しないというのは、社会で生きる人間にとってはすごく難しいことなんだと思う。 人間が複数人いればそこには政治が存在しているというのは、思えば当然のことなんですが、改めて言われるとなるほどなあって思いました。 2章が、忠誠心をもつことは美徳か。というテーマなんですけど、これまた、昨今の推し活とかの苦しさに繋がる部分があって、なんか、人間って、ずっと、人間との関係で苦しんでいるんですか?と思ったりした。 実はそうなのかも。有史以来、人間は、人間との関係で苦しんでいるのかも知れない。 ゲームや、小説や、映画や、なんでもいいけれど、ファンコミュニティに所属している(実際にどこかに所属しているわけではなく、帰属意識もありませんが、Twitterでそういう話を発信していると、だんだん周りからの評価が”そういう人”になっていく)と、 「このお話はすごくおもしろいけれど、○○ってところはノれないよね」と言った瞬間に、「作品を批判するな!!...