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マテリアリスト 結婚の条件

「パスト・ライヴス/再会」のセリーヌ・ソン監督。 パスト・ライヴスはさ〜すごく大人っぽい恋愛映画で、めちゃくちゃ雑にあらすじを説明すると、韓国の青年が、アメリカに移住してすでに結婚している幼馴染に会いに行って、初恋を殺しに行くみたいな話なんですよ。 すごく穏やかで愛にあふれていて、青年、幼馴染の女の子とその夫の三者三様に愛があり、それぞれの置かれた場所に疎外感もあり、でも、魔法みたいに全部解決したりはしない、そういう素晴らしい映画でした。 だからすご〜くたのしみにしてました! ペドロパスカルとクリスエヴァンスも出るし! ダコタジョンソンはマダム・ウェブの人なんだけど見てない〜はじめて見ました! すごく余裕のある賢い大人の女性という雰囲気でかっこいい。 主人公は婚活マッチメーカーで、自分がマッチングしたカップルの結婚式に仲人として出席しているんだけど、なんかこれ日本だとあんまり考えられない文化かも……と思った。 「『わたしは高級品よ』って感じだ」と初対面のペドロパスカルが主人公を評するんだけど本当にそんな感じ。 大富豪のペドロパスカル、出てくるシーンが全部平成初期の少女漫画みたいで良かった。生搾りフレッシュジュースを朝に用意してくれそう。 ペドロの押しに負けてデーティングしてると、高級で素敵なお店をどんどん抑えてくれて、でっけーでっけーバラの花束とか抱えてきてくれて、もうマジで夢みたいなんですよ。 「高級な店が好きなのか、あなたが好きなのか……」と言って、「おれが好きなの? いつから?」って聞かれて「高級なお店で躊躇いなくサインしたとき」と答えるの、マテリアリストすぎるかもしれん。と思った。 主人公は、物質主義者(マテリアリスト)で、結婚相談所でのマッチングの仕事も、条件が良く合い、釣り合いが取れていて、統計的にうまく行く可能性が高い組み合わせをやっている女ですが、 市場価値に重きをおいていて(マテリアリストだから)、自分とは市場価値が釣り合わない2人の男との結婚(これは当然契約である)を考える、という話でおもしろいですね。 ペドロとデーティングから真剣な交際に進もうって言われて次のシーンはホテルの部屋でめちゃくちゃキスしてて、真剣交際ってそういうことなの!?!!となった。 ホテルの部屋に入ってキスキスキスキス……ってしながらベッドに傾れ込むのわたしはめちゃくちゃ大好...

マンダロリアンアンドグローグー

 マンダロリアン! ジョンファブロー監督! ドラマS1しか見てなかったけど、盛り上がってるのを見たら祭りやねこれは……となって、よくわかってないけど見に行きました。祭りには参加しなきゃね。 S1のグローグー(このときはまだグローグーの名前も知らず、「ベビーヨーダ」とか「ザ・チャイルド」と呼ばれていました)って、かなり赤ちゃんだったので、成長している……と思ってちょっと感動した。 ・帝国軍の残党、はじめっから士気が低くて声がちっちゃい。弱小野球部でももうちょっと声出てる。 ・マンドー、別に正義のヒーローって訳じゃないので、初っぱなの登場が人が消えて、鎧の照り返しだけが映る悪役じゃんみたいな登場の仕方で良かった。全身出てきた後もトルーパーの膝を撃って無効化した後とどめに撃っててよかった。 ・ヘルメットをコココココン!ってノックされてアイノウアイノウみたいに返すマンドー好き。 ・AT-ATに地の利をあげてください ・ウォード大佐かっこいいぜ~LOVE ・ハット族のおじとおば、なんでひっついてんの?シャム双生児なの?と思ってたんだけど、後半動いたら別に肉体がひっついているわけではなかったので、ただのさみしがりだった?と思いました。 ・ロッタさんかっこいいね~ハット族が素早く動くイメージはなかったけど、たしかにゴロゴロと動くのが効率よいね。ここでは犯罪王の息子ではなく、ロッタとして歓声を浴びられる、と闘技場に恩義を感じている(檻の中で暮らしてるのに!)の、難しいですね。そして自分へ歓声を送っていた観客も劣勢になれば殺せコールをしてくることに戸惑うの、うーんかわいそう。根が真面目で純真なんだよな。 ・ジャヌ~~~悪い奴!!鳥かごにいれられたグローグーを鳥がめっちゃ煽ってて、飼い主に言われたんか!?と思った。ロッタさんとマンダロリアンの共闘良きです。  ・闇闘技場が暗くなく、後楽園ホールでやるタイトルマッチぐらい明るい商売してるじゃんと思ったけど、運営者が闇だったのでやっぱり闇闘技場でした。闇闘技場が蛍光灯ついてるみたいに明るいパターンあるんだね。でもハイウェイもあって夜も明るい発展した都市なので、ジャヌ、真面目に星系運営したらまあまあいい線行くんじゃないでしょうか。 ・スポーツカー?と同じ早さで走れるバカみたいに速いベビーカーはなに? ・ジャヌが探してたコマン...

PIG

 ニコラスケイジ主演。 ニコラスケイジがRedditでファンと交流したときに(よくわかんないけどマッシブタレントのプロモーションだったっぽい?)、 後世に残したい出演作は?ときかれて、救命士、リービング・ラスベガス、PIGの3作を上げていたんですよね。 全部未見だったんですが、救命士はスコセッシ作品だし、リービングラスベガスはアカデミー賞取ってるので、わかるんですけど、PIGそんなに一押しなんだ!?と思って、見ました。 開始5分で、森?の一軒家で、ニコケイと豚が二人きりで暮らしていて、一緒にトリュフを取って、料理を食べさせて、共に寝る、という、 ロブ(ニコケイ)が豚のこと超愛してるのが分かったので、ここから豚に辛いこととか起きてほしくないんですけどォ!?!!と思いました。 こういう思いはだいたい裏切られるので、夜寝てたらドガァン! とおうちが爆破? 衝突? されて、豚が奪われちゃうんですよね。 トリュフバイヤー青年を足にして、街に出て、捨てた名前をもう一度名乗り、自分の豚を探すロブ。 その……どうなんだ、このロブって男は……誰なんだ……というのが、全然わからんままに進んでいくのですが、話が進むうちに、どうもとっても腕のよいシェフだったらしいとわかる。 じゃあなんなんですか、あの、闇闘技場で殴られて耐えたら勝ちみたいな戦いの中に入っていったシーンは……わからない、なにも。 いやあの闘技場のシーン思い起こしても本当に何もわからない。ニコケイの殴られる姿は嬉しかったのと、あと、終盤までずっとニコケイの顔が血で汚れたままなのは、正直嬉しかった。 でもな、良いコックさんだったらしいから、手はめっちゃきれいに洗ってるんだろうな、顔と髪が血でカピカピになっていたとしても…… バイヤーの青年と料理を作り、街の有力者であり逆らったら殺すぞ系のバイヤーの青年の父の最高の日のディナーを再現して、豚の顛末を聞くんですけど……えーーーーん!!!! エンディングで亡くなった妻がロブのために歌ったカセットの音楽が流されるんだけど、I'm on fireという曲でね。 かわいい女の子をみつけて、君のパパは家にいる? ぼくのが君をもっと良くしてあげるよ、みたいな、ちょっと誘惑するような感じの曲なんだけど、 優しい女性ボーカルで撫でるように歌われて、これを歌った妻も、愛した豚も、いまはあの世に...

サンキュー、チャック

 スティーブン・キング原作、マイク・フラナガン監督。 サンキュー、チャック、聞いていた前情報は「トムヒが踊る」、「終末にはエロ動画が見られなくなる」という話だけだったんですけど、良かった。 しかもエロ動画のくだりを話してくれるのが、すげ〜くたびれたデヴィッド・ダスマルチャンでさ……本当にありがたい。 3章→2章→1章と巻き戻しのような構成になっていて、はじめの3章はキウェテル・イジョフォー演じる教師・マーティーが広告を目撃する物語。 終末のなかでも保護者面談を行うマーティーに、デヴィッドダスマルチャンが、終末が訪れ、妻が自分と息子を置いて高校時代に1ヶ月だけ付き合った彼氏と駆け落ちして、ネットが繋がらなくなって、エロ動画が見られなくなったと語る……。 時を同じくして街中には、チャック・クランツに感謝します!という謎の広告が出る。 「チャック・クランツが引退するらしいし」「勤続40年には見えないよな。若い頃の写真かな」という会話があって、日本だと馴染みがないけど、定年?引退?とかの人にああいう広告や文言を使うのが一般的だったりするのかな? 病院で働くマーティーの元妻は、患者がいなくなった病院で、心電図のモニタが動くのをる。 マーティーは元妻と会うために歩いてゆき、葬儀屋をやっているサムと会話する。サムは数学はアートだと語る。 元妻と再会したマーティーは、星が音を立てて瞬いたかと思えば消えるのを二人で確認し、暗転する。 そして、チャック・クランツが死にゆくすがたが映し出される。 2章は、チャック・クランツの物語。大道芸サイコー! 街中でドラムを叩くのに合わせてダンスするトムヒドルストンの足がありえないぐらい長くて、めちゃくちゃ良いです。これをを見に行くためだけに行ってもいい。 3章にあったセリフと、2章のセリフがリフレインしているところがある。うむうむ。 1章は、チャック・クランツが幼少期~青年期のはなし。 錠前のかかった開かずの間。→マーティーの家にもあったけど!? 幼少期のチャック・クランツの学校にマーティーがいる→時系列どないなってる!? 青年期のチャック・クランツに葬儀屋が相対するシーンがある→時系列?????? ほえ~?????? となったんだけど 3章でもあったホイットマンの詩が再度現れて、3章はチャックの頭の中にある宇宙の話だったことに気がつく。 ...

旅立ちのラストダンス

香港映画。アンセルム・チャン監督。 コロナでウェディング業界が食えなくなり葬儀屋に転身したトウサンと、 実際に葬儀を執り行う道士のマン師匠が衝突…… というか葬儀をやってるのにセールスマン根性のトウサンに、マン師匠が荒っぽくも道を示して良きパートナーになっていく……みたいな話です。 かなりおくりびとですごい。(パクリとか言いたいわけではない)  やっぱ葬儀って、いろんな宗教、それぞれに違った方法はあれど、どんな国の人でも、みんなこう、色々、悩むところがありながらやっているんだなあと思いました。 盛りだくさんで、予想した展開が全部来て、すごかった。 まったく予測していなかったエピソードは、半年前に病死した息子を、埋葬せず、消毒して納棺して保管します、という希望を持った母親が葬儀社に訪れ、トウサンがそれを請け負う回です。 いや……こりは……諭すなりして、子を埋葬してやるパターンが来るのかなと思っていたんですけれど、 実際には、ほとんど腐敗した子の遺体を、トウサンがマン師匠の手を借りて防腐処理してやり、納棺する、という回で、ここからトウサンとマン師匠の距離が縮まっていって、すごいなと思いました。 道士は死者を、葬儀屋は生者を救いましょうという話をする。マン師匠は何だよそれって言うけど、トウサンは生者にも破地獄が必要だという、この世にも地獄はあると。 マン師匠の娘のマンユッは、女であることから道士になれず、父から冷遇されていると思っている。 救急救命士をやっていて、ヘビースモーカーで、患者が死ぬと既婚者の医師と寝る(エエーーーッ!?)んですけど、この人が!!めっちゃ!!かわいい!! 安達祐実さんみたいな透明感があって、ずっと眉根を寄せて難しい顔をしていたんだけど、かわいい人だな~って見ていました。 最終的に、マン師匠が死んで、マンユッと息子(名前忘れちゃった、マンユッの兄は兄で、父が道士だったせいで職業選択の自由がなく道士にさせられたと思っていて救われず、自分の息子のために改宗してメルボルンに行っちゃったんだけど戻ってきた)と一緒に破地獄をやりました。 人生を乗り合いバスに例え、死ぬことを終点で降りて乗り換える(輪廻転生)とマン師匠が表現していたんだけど、最後に、トウサンが彼女と乗った車が、走ってゆき、 高架道路にたくさんの車が走っている、それぞれに終点にむかうたく...

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

みんなおもしろいって言うけど長いからヤダ〜〜〜!! って言ってたらフォロワーが一緒に見てくれました!!!! わたしはトレーラーハウスに住んでいるちょっと汚めの男にちょう弱く、上下デニムの男にもちょう弱く、法定年齢を確認するまでエッチなことをさせない男にもちょう弱いため、クリフが全部やってきてワーーーーーーッてなった。 おかしくなっちまうよ、あんな、ブラッドピットの顔してて、なんでもやってくれて、なんでも許してくれて、「いい友達だ」って言ったら「努力してる」って返してくれるスタントダブルがいつも隣にいたらよ…… と思ってたけど、リックってクリフのこと別に顔がかっこいいとは思ってないんだろうな。 「スタントマンの中じゃ見られる顔だよな」とは思ってるかもしれないけど、圧倒的に自分の顔のがかっこいいから、だから別に、クリフをあんなふうにはべらせても狂わないんだ…… ウワーーーーッ(こっちが狂うんかい!) アンテナ直すシーンでクリフが意味なく服脱いでくれてありがたい……しかしなぜ……?になった。 犬は無事(良かった!) リックの火炎放射器の話が伏線になるとは思わず、まじかいっ! と思いました。 あと、最後に救急車で搬送されていくクリフのシーン、完全にテンセント三体で同じシーンみたことあったので、三体のオタクに聞いたら、「見たとき思いました」と言われて、やっぱりそうなんだ……と思った。 テンセント三体って成功したオタクが作ってるから(偏見です)、やっぱ「ワンハリのあのシーンパロっちゃおうよ!!」とかっていいながら撮ったんかなあ……怖(真偽は不明です) カーがスタントしている写真で ←クリフ と書かれてるカット、好きだけど、さすがにニッチすぎるよ! シャロンテート事件のことを知らずに見ていたので「なんでマーゴットロビーがめっちゃ出てくるんだ? しかしかわいいな……」と思っていて、 終わってから「実は現実の事件では……」という話を聞きました。祈りじゃん…… エンドロールのタバコのCMしてるリック好きだった。

エイリアン:ロムルス

 あちさんと見ました! 「ドントブリーズ」のフェデ・アルバレス監督。 あちさんはエイリアンシリーズ未見、わたしもロムルス未見なので、 行けるのかな!? ジャンプスケアありそうじゃない!? とか騒ぎながら再生しはじめましたが、はてさて…… はてさて…… さて…… なんですか? この映画は? なんかツルッとしててゲームのオープニングムービー感があります。 はじめのほうはね、「ここから操作できるんじゃないですか?」「ムービーと操作パートの移行が滑らかなやつね」とか言っていた。 なんかこう〜〜〜エイリアンシリーズには〜〜〜愚かな人間が出がちではありますし〜〜〜 若者たちもウェイランドユタニのせいで奴隷奉公させられているわけで、特に専門的な知識を持たないわらにも縋る思いで未確認船の装備をかっぱらおうとする普通の人であるというのもわかるんですけど〜〜〜 なんかステージギミック(?)が全部脚本に都合が良過ぎてなんか、全部嘘すぎる!!ってなってしまった。 嘘エイリアン過ぎてあちさんに「来週また来てください、本物の『エイリアン』をお見せしますよ……」って山岡さんみたいなこと言った。 過去オマージュてんこ盛りだったけど、なんか唐突な感じもしてなんか~~~何!?!! エイリアン1のアンドロイドの人出てくるけど、亡くなってたよね? と思ったら別の俳優が演じた上にディープフェイク(?)で1のアンドロイドの人を作ってるっぽい。 それでアカデミー賞視覚効果賞ノミネートしたんですか!?!! ルークはね、ほんとに良かった。下半身ないアンドロイドがしゃべってるのが1番いいんだから。 会社の利益優先なので、化合物? を確保したらアンディとレインを見殺しにするやつ良かったし、 アンディとレインが貨物船に滑り込んだら「無事で良かった」と心にもないこと言ってて良かった。心とかないですからね。 レインに通信切られて聞こえてないのにワーワー言ってるところは可愛かったですね。まあ実はアンドロイドは焦ったりしないんですけど……(アンドロイド強火オタク) アンディ(アンドロイド)をいじめるやなヤツ、絶対死にますよコイツ〜!! って最序盤から言ってた。 アンドロイドに母親を見殺しにされたから…的なもっともらしい理由がつくけど、やなヤツである理由がある時点でもうヤなヤツとして"弱い"んですよね…… そも...

わたしは、ダニエル・ブレイク

いま「オールド・オーク」が公開中の ケン・ローチ監督作品です。 オールド・オークを見に行こうかな~と思い、過去作を見ていました。 つってたらね、公開から結構経ってしまって、オールドオークが見られるかかなり微妙なんですが…… ダニエル・ブレイクはベテラン大工で、心臓病を患い、医師から働かないようにと言われているが、給付金が打ち切られる。 役所で同じく給付金を受け取れなくなってしまったケイティというシングルマザーと知り合い、彼女の借家の修理とかをしたりして交流するようになる。 ダニエルは異議申し立てに時間がかかることから、失業保障を受けようとするがそれにも様々な制約があり、奮闘するが、PCからの申請が難しかったり、本当は働けないのに求職活動したりすることで疲弊していく。 ケイティも子供を抱えて大学に復学したいと考えるも貧困のなかで食事も満足に取れない日々が続き、フードバンクで食料を分けてもらったときその場で開けて食べ始めてしまい、自分自身でもそれが異常な自覚があるから「自分が情けない」と涙する。 この辺マジでウェーーーン(涙)(涙)(涙)ってなる。つらいよ…… ケイティは売春を始めて、ダニエルは彼女の職場まで赴いて売春をやめさせようとするけど、「これで子供たちに果物を買ってあげられる」とケイティが語るの、うっうっ……つらすぎるよ…… ケイティに拒絶されたダニエルは、給付金が出ないことと失業保証金が出ないことから「私はダニエルブレイク、飢える前に日にちを決めろ」と壁に落書きして、通行人から喝采を受ける。 道ゆく人々が壁の落書きを見て足を止めて「Who are you? Who are you?」とコールをするところが良かったです すごい左翼で…… やっぱデモってした方がいいんだ……と思ったし、同意できるデモを見かけたらとりあえず拍手したりフゥーーーッ! と言える人間になりたいですね。と思った。 ケイティと縁が切れてしまったダニエルは一度逮捕されたあとなんもない部屋で引きこもって過ごしてたんだけど、 ケイティの娘がダニエルを訪ねてくれてケイティとの縁が復活して、異議申し立ての日にトイレで亡くなってしまって…… エエーーーーーッ!? と思ったけどまあそうだね……とも思い、ケイティが葬儀で弔辞を読んで終わるんですけど……けど…… エエーーーーーッ!?!! なんとか全員幸せになっ...

アルテミス

 アンディ・ウィアーの「アルテミス」 アルテミス2が地球を離れた頃に読み始めて、地球に帰ってくる前に読み終えました。 なんかそういう文脈がないと……わたしって積み本を崩せないのかも知れない…… アルテミスはねえ〜なんと! 理系オタク男性が主人公ではない!  が、理系オタク男性キャラは出ます(アンディウィアー、ありがとね) 主人公のジャズは20代前半? で頭はいいが短慮なところがあり、密輸なんかをしている女性で、SFというよりはハードボイルド冒険小説の手触りがある。おもしろい。 ジャズに協力してくれる理系オタク博士スヴォボがほんまに可愛すぎる(理系オタク博士しか愛せない人?) プロジェクトヘイルメアリーで1G下EVAとかいう意味わかんないことを登場人物にさせていたアンディウィアーでしたが、 アルテミスでは無酸素下溶接みたいな意味わかんないことをしていてとても良かった。 これだけ抜き出すとほんと意味わかんないんだけどストーリーを読んでいると必然だとわかるのですごい。 めちゃくちゃ面白いので一気に読みました。 アンディウィアーって長編小説書くたびにジャンルが変わるタイプなんだな? と思いました。 火星の人はサバイバル小説だし、アルテミスはハードボイルド/ノワール小説の手触りだし、PHMがキャリアのなかでははじめてのSF超大作って感じかも。ファーストコンタクトものだし。 アルテミスは20世紀フォックスで映画化が決まっており、監督はPHMと同じフィルロード&クリストファーミラーで企画進行中らしい。 実力のある作品がドシドシ劇場公開されるべきだから楽しみですね。

 フェデリコフェリーニ監督「道」です。 こないだYouTubeで無料公開していたので、見ました。 ゆうてアマプラにもあるんですが。 わたしはアマプラで同監督の8 1/2をマイリスに入れていたんですけど、なんでリストに入れたかいまいち思い出せないけどこれを見たら思い出すかも知れないな~、と思いながら見ました。 これが本当に、めちゃくちゃいい映画で…… 流しのサーカスをやってる粗野な男・ザンパノが、助手の女が亡くなり、その妹ジェルソミーナを助手にもらい受ける。 ザンパノ、こいつがめちゃくちゃ雑な男で、サーカスの芸も、胸に掛けた鎖を肺の力で引きちぎる(?)みたいな謎の芸一本なのである。それでメシが食えるんだ……。 序盤は、わたしザンパノ嫌い! サイアク!(思春期の女子?)と思いながら見てた。 それでも妙に再生を止められない魅力があるの、何なんでしょうねえ~~~。 綱渡りの男が出てきたぐらいからちょっと前のめりに見るようになる。 綱渡りの男とザンパノはめ~ちゃくちゃ仲が悪くて取っ組み合いのケンカした上で警察に連行されて、サーカス団のみんなにザンパノ置いてサーカスと一緒に行こうよって誘われるけど、ジェルソミーナはザンパノに付き従うことを決める。 序盤めちゃくちゃザンパノを嫌っていたのに、ラストの5分で、フン、つまんねーつまんねー可哀想な男がよ……になるの本当にフィクションのうまさと美しさが詰まってて最高。 自分が置き去りにしたジェルソミーナの死を知り、自分に失望したか、孤独を生まれて初めて感じたか、それはどうしてかわかんないんですが、粗野な男が夜の海にざぶざぶ入って行って、 びしょびしょになったのち砂浜でうずくまって泣いて、最高最高最高音楽が流れるラストを観たらウワ〜ンってなっちゃった。いい映画だなあ……

終わりの鳥

 A24映画って言われる映画だけど、制作は別会社だし、米配給はA24だけど、日本配給はまた別の会社なわけで、A24映画って一体なんなんでしょうね。 ということを考えていました。 終わりの鳥さん(デスさん)がやってきて、とっさにジョークを言い、死を免れたチューズデー、かしこくてかわいい。 デスさんはコミカルでかわいい。ジョークで笑い、音楽でノリノリになったりする。声真似も上手い。 しかしデスさんの頭は懇願や命乞いでいっぱいで超うるさいらしくてすごくかわいそうです。そんな仕事をしてたらな~そうだよな〜。 しかし、デカいオウム(インコ?)ってめちゃくちゃ怖いので、流石にこれはオウムをモデルにデザインされた架空の怪物なんだろう。と思ったんですが、 インターネットでオウムを検索してみて、エッ!もしかしてこれ、リアルなオウムなのか!? とビビるなどしました。 えッ!?!! 怖すぎませんか!?!! ジュラシックワールドのオープニングも鳥のシーンから始まったし、鳥って最も身近な哺乳類じゃない生き物で最も恐ろしい存在なのかも…… 中盤のお母さん(ゾラ)がデスさんを叩いて燃やして食べるシーンが怖すぎて泣くかと思いました。 こんな怖いシーンが来るなんて誰も言ってなかった!! 怖い!! ゾラがデスさんを叩いて燃やしてムシャッたらあら大変! 世界から死がなくなってしまいました。 この辺は直接的に描かれるわけではないんですが、訪問看護師が語るところによると、致死傷を受けた死ぬべき人間や動物が死なず、生き続けているらしい。 パニックに陥るゾラを説き伏せ、デス代行をはじめるゾラとチューズデー。 わたしはずっとゾラが怖かったんですよね。何考えてるかわかんなくて。デス代行でチューズデーを背負って歩いてるとき微笑みさえ浮かべているし。 「この仕事向いてるかも!フルタイムでやろう!」とか言うのも怖すぎるし。 浜辺でお母さんがデスさんを吐き出し、遠くで話す2人に気がついたチューズデーが声かけるとデスさんが羽を振って応えてくれるシーンがとても好き。 娘の死に直面して、現実逃避をし続けていた、というのがわかるけど、 仕事辞めて内装全部うっぱらって現実逃避を!?!! いや~でもそうか~そういうこともあるんですね…… そうなったときの心の動きなんてその人しかわかんないもんね。 チューズデーが亡くなったあと、...