こうしてあなたたちは時間戦争に負ける

 


新☆ハヤカワ・SF・シリーズから出ている「こうしてあなたたちは時間戦争に負ける」出たときから話題だったけどようやく読みました。
オタクが「百合小説だよ!」と言っているのを、ま〜たオタクが大袈裟オタク文法つかっとるな……と思ってましたが、舐めてました。
主人公はレッドとブルー。両方とも、姿を変えられるけど基本的には女性らしい。
2人は異なる陣営に属する工作員で、時間とストランド(並行世界)を行き来しながら自分の陣営に有利な未来を作るために工作を行なっている。
あるときレッドはブルーからの手紙を受け取り、レッドはブルーに手紙を返し、時間と世界を超えた敵同士の文通が始まるのだが……(あらすじ)
はじめのうちは「じゃーん! おまえの作戦は失敗しました! 私の勝ち!」みたいな煽り合いの手紙を送り合って2人はそれを楽しんでいるんだけど、
半分ぐらいの時点で「私のレッド。真紅の薔薇」「私の狼」とかお互い呼び合うぐらい親密になって、
え〜!! 半分ぐらいでこうなっちゃったらこのあとどうなっちゃうの〜!?!! 絶対に怖い展開が来るでしょ!!!!!! と思ったら、
つらい展開も来るんだけど、お互いがお互いを愛していると言い合い、お互いの愛に応えられる自分であろうとする姿、美しいな……! となりました。
いや〜楽しい小説でした。手紙の内容はもちろん、2人がお互いの陣営にバレないよう様々な方法で手紙を送るのも楽しいですね。

⭐︎レズビアンが登場する作品を単純に「百合小説だね」と呼んでいいものかを迷う。
ゲイが出てくる作品を見ても「BLだね」とは(日本式BLマンガなどの文脈に合致していなければ)言わないように、
「百合小説」も日本式百合コミックや百合小説の影響下にある・意識されている、とかでない限りそう呼ばないほうが適切なのではないかな〜と思うけど、
百合自体に明るくないので、そこまで自信を持って「私は呼びません! みんなも使わないでね!」とか言えずに、ただモヤ〜としている。
でも……最近よく聞く「クィア」という言葉も……うまく使える自信がなく……「クィア小説だね」みたいに言うのが適切なのか? というのも……わからない……
何もわからない……おれたちは雰囲気で本を読んでいる……
女の人が女の人を好きになる小説を2回連続で読み(一つ前の「新しい時代への歌」)そのどちらも方向性は違えど良かったということしかわたしには、わからない。
そもそも、本を読んだり、映画を見て「良し悪し」を考えている自分も、何? という話ではある。わたしって、何?


⭐︎電子書籍って、どのぐらいの分厚さかわからないから(買ったときにページに書いてるんですけど見てないから)長かったらヤダナ〜って思ってるんだけどこれは短かったし読みやすかったです。
短かったら短かったで、新☆ハヤカワ・SF・シリーズって単行本2000円以上するのに高いな!? と思ってしまうかもしれない。
夏のセールで半額だったから買ったので大丈夫です、って言おうとしたけど、値段を思い出すと半額で1200円って高いな……!? という気分になってきたかも。

⭐︎下に貼ったのは、「英雄……雪かき……フェアリイ・冬!?」ってなったシーンです。
この本、あらゆる引用が行われている小説らしいから、英雄が雪かきする話が雪風の他にもあるのかな〜と思いました。

⭐︎トライガンスタンピードのファンの間で、なぜかこの本が流行っていたらしい。何故かはわからない。

⭐︎1個前の記事が、記念すべき200記事めだったらしい。よくも飽きもせず書いているものだなあと思う。
ブロガー使いだして2年なんだけど、プロフィールが編集できるの今日初めて知った。遅すぎるし、ブログサービスの機能に興味がなさすぎる。



コメント

このブログの人気の投稿

大阪人のアテンドなしで行く!大阪のうまい店

実力のあるものがドシドシコピー本を作るべきだ! 糸綴じ編

オタクの異常な行動 また私はいかにして攻めの”口”アンソロを作りガタケット184に参加することになったか