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唐人街探偵THE BEGINNING

唐人街探偵THE BEGINNING(135分)を見た。 ミステリオタクで記憶力抜群、吃音のチン・フォンは警察学校を受験して落ちてしまい、タイ・バンコクにある中国人街で探偵業を営む遠い親戚のタン・レンの元へ気晴らしに遊びにいくよう送り出される。 タン・レンは自称「唐人街の名探偵」だが、街のチンピラで、掛け麻雀でスッカラカン、やってる仕事は犬探しや浮気調査だったり使いっ走りばかりで全然名探偵じゃない。 金盗難事件の容疑者であるソンパが殺され、タン・レンが容疑者に上がり、金を盗んだとして窃盗団から狙われ、金を盗まれた大元の中国人街の大物・ヤンさんに狙われ、警察に追われながら、2人は自らの力で事件を解決しようとするのだが……!?!! いや、130分超えてる映画見たの久しぶりだったから体がキツかった。 60分時点:長いな……まだ話を展開してくる…… 80分時点:長いな……80分の映画ならもう終わってるのに…… 90分時点:長いな……90分の映画なら(以下略) 100分時点:長いな……100分の(以下略) 110分時点:大量のトゥクトゥクでパトカーを撒くカーチェイスシーンはめちゃ良い! これがやりたいからバンコクなんかな! 120分時点:謎解き解決編から、さらにもう一捻り入れてきてえらい! 130分時点:敵味方関係なくダンスして踊るタイプのエンディングだ〜!! かわいい〜!! 結論:ラスト20分の馬力を早めに出しておいて欲しかった タン・レンはケンカ強い設定らしいんですけど、窃盗団・中華街の大物・警察の三つ巴で追われるため、"逃げ"アクションが多く、ずーっとワチャワチャしてた。 ワチャワチャのアクションを見ると中国のアクション映画を見てるな〜という気持ちになれて良かった。(そうかな?) 2人が腹を決めて事件を解決するぞ!となったとき(警察の兄貴が密出国しろと船手配してくれたけど赤道ギニア行きだった)、お揃いのコートに衣装チェンジするのと、 アーシャン(タン・レンのお隣さんの美女)が撃たれて病院に行ったあと、警官を投入されて病院から逃げられなくなり、窃盗団呼んで警察にぶつけたときにちょっと昔風の歌謡曲みたいなのが流れるのが良かった。 あと、記憶力抜群のチンフォンが記憶を辿るのは動画の中を歩いていって確認できる感じなんだけど、 普通の人のタンレンが記憶を辿るの...

リベンジ・スワップ

 Netflix配信。原題は「Do revenge」 半分ぐらいの時点でかなり良いガールミーツガール復讐譚。 学園の女王として君臨するドレアは、学園の王として君臨する恋人に送ったエッチなビデオを流出させられ、恋人(権力者)を殴って村八分、女王の座から引き摺り下ろされる。 レズビアンのエレノアは魅力的な女にレズビアンだと明かしたところ「無理やりキスされた」と言いふらされて性犯罪者にされセラピーに通わされている。 お互いの復讐相手を取り替えることで足をつかなくしよう! ってお互いのリベンジをやることになります。 エレノアは見た目を整え学園のトップに君臨するドレアの元恋人に近づき、ドレアは学園内で農場をやるエミリーの復讐相手に近づく。 中盤ぐらいで、リベンジ格差(エレノアの復讐は成功し、ドレアは失敗する)が発生し、そこからおかしく……と思ったら、元からおかしかったことが判明する。 エミリーの本当の復讐相手はドレアで、ドレアが「無理やりキスされそうになった」の噂を流したし、ドレアはそのことをすっかり忘れている。エミリーは鼻を整形しており、その前はドレアにデカ鼻というあだ名で呼ばれていた。 ガールミーツガール復讐譚という骨子を崩さないまま、最高の親友となった存在が、自分に復讐しようとしていたというサスペンススリラーになって、そこからどうなっちゃうの〜!?!! と思っていたら序盤に見たかったラストに接続した。 終盤のハメ外しパーティに出るときに、乱痴気騒ぎを撮影してドレアも含めて破滅させるよ〜ん🎶と出席を迫るエレノアに従いながらも 「今のあなたは私が作った。だから私なら壊せる」と宣言するドレアカッケェ〜〜〜 ここだけ取ると想像主/被造物SFなんだよな。 そこからドレアとエレノアは真っ当に謝罪して親友に戻るんですけど、あまりにも真っ当すぎて、いいんだ……!? となった。 なあなあにせず言語化してわかり合おうとするの、令和だな〜。 和解する中で、学園の王的な元カレが「ドレアが気に入らなかったからおれが動画流したんだよ〜ん✌️」みたいなこと言って、 それをエレノアが動画で撮ってパーティで流したら仲間に「お前が帰れや」「おもんないねん」みたいになって仲間内でムラハチになるんですけど、 それだったら、何故、前段階(あらゆる女の子と性交渉していたことを暴露された)の時点でムラハチ...

ドゥ・ザ・ライト・シング

スパイク・リー監督。1989年の映画。 黒人街に住むムーキーはイタリア系のピザ屋で配達のバイトをしている。 ムーキーすごく魅力的だね〜誰がやってんだろ〜と思ったらスパイクリー本人だった。そうなんだ。 デビッドバーンと対談の姿しか知らない(アメリカンユートピア特別対談付き上映を見たので……)のでそうなんだ 吃音で公民権活動家(マルコムXやキング牧師)の写真を売っているスマイリー、いかしたスニーカーのバギンアウト、市長でもないのにメイヤーと名乗る男性、街のラジオDJはサミュエル・L・ジャクソンで、街には豊かな面々がいる。 ラジオラヒームは左手にHATE、右手にLOVEのメリケンサックみたいなデカいリングをしていてデカいラジオを背負って「Fight the power」をかけているんですが、 「右手と左手の話をしよう」「最後は右手が勝つ」をやったので、マジで「狩人の夜」やってる……! と思いました。 ラジオラヒームを撮るとき、カメラがアオリになって、彼の大きさが際立つのが面白いな〜と思いました。ムーキー(小柄)視点だ。 ムーキー1人とっても、妹に見せる顔、雇用主であるサルに見せる顔、妻(???)恋人(???)に見せる顔が違っていて、すごく豊かな人物像が描かれているというか、 人間を"キャラクター"として書いていない気がしてすごいことですよこれは。となりました。 ラジオラヒームも、黒人の友人たちとは楽しげに接しているが、ラジカセの電池が切れたときに韓国系? の雑貨店の店員にはやく電池を出すよう高圧的に迫ったり、サルの店でもラジカセの音を下げろ! と指摘されて抵抗したりする。 アオリで撮られてる感じで、体の大きなラジオラヒームにすごまれることは恐怖だよな〜と韓国系店員の気持ちになったりもする。 サルの息子(兄の方)は、黒人差別主義者で友達に笑われるしこんな店辞めよーよみたいにいうけど、サルは20年ここでピザ焼いてきたし、ガキがおれのピザ食ってデカくなってんだ、店を閉めるつもりはない、と仕事に対する誇りもある。 あと、イタリア系であることに誇りもあるので、店の壁はイタリア人の偉人(?)(フランクシナトラとか)や家族の写真が並んでいる。 バギンアウトは、黒人の写真も飾れ! と言い、黒人の写真を飾るまで店をボイコットしようと呼びかける。 だいたいみんな相手にせず...

これからの化粧RTAの話をしよう :2/18追記

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 RTA。ご存知だろうか、リアルタイムアタックの略である。 様々なレギュレーションが存在するが端的にいうとゲームをどれだけ短い時間でクリアできるかを競うものである。 RTAはゲームに関するあらゆる知識を取得し理解度を高めることはもちろん、理想のコースを実現するだけのプレイ技能、乱数との戦いもある。 日々血の滲む努力をしてるんだろうな……とRTAJapanを寝っ転がりながら見ながら思ったりするが、わたしもRTAを行うことがある。化粧だ。 朝は、基本的にみんな忙しいと思う。なるべく長く寝ていたいし、仕事とか基本行きたくないから、ギリギリまで粘って、なるべく長く家でゆっくりしていたい。 わたしは自分自身の用意に加え、キッズの用意をする必要もあるため、自分にかけられる時間はグッと縮まってくる。 正直なところ、朝起きて顔洗って髭剃って寝癖サッと直せば家を出られる男性を羨ましく思うこともある。 しかし運がいいことにわたしは自分の顔が結構好きである。わたしは、自分の顔が化粧をしてピカピカしているのを見るのが好きだ。なので、メイクは一種のご自愛である。 しかし、ご自愛をやるにも時間との戦いがある。そこで、化粧RTAだ。 このブログを読むみなさんには、化粧RTAを愛し楽しんでいる(?)わたしを楽しんでもらえればいいなと思う。 具体的な手順の話にうつる。 まず、起きたときに顔を洗い、スキンケアをしておくのはマストだ。化粧直前にスキンケアを行うと、崩れの原因になる。 でも正直なところスキンケアにはあまり萌えがなく、かなり面倒くさく感じている。 ユースキンシソラローションを顔に塗りたくりぬるま湯で流した後(乳液洗顔ってやつだね! いいように言うな!)、魔女工場のパンテトインクリームを塗りたくる程度のことでお茶を濁すことが多い。 クリームを塗っておけば顔が痒くならないので重宝しているが、わたしはインナードライ(表皮の油分は十分だが水分が不足している状態)なのでこの手順により新たな崩れの原因が発生していることに気づきつつ目を逸らしている。 あと、スキンケアした後朝ごはんのトースト食べたらさ、ヤンチャだから口の周りパンくずがつく。困る。 食事が終わればRTAにうつる。まず口の周りのパンくずを落とし、スキンケアがベタついていれば1度ティッシュを顔にギュッと押し当てて不要分をとる。その後コス...

アウトフィット

 Netflix配信。マークライランス主演。 シカゴの仕立て屋(本人は仕立て屋「tailor」ではなく裁断士「cutter」だと自称している)のマークライランスのお得意様はギャング。 ギャングの服を仕立てて上手いことやっていたが、ある日撃たれたギャングの親玉の息子とお守りの若頭みたいなやつが転がり込んできて、マークライランスはギャングの争いの只中に飲み込まれていく…… のだが、この男、飲み込まれそうで、全然飲み込まれない。 息子と若頭を口八丁で仲違いさせ、若頭が息子を殺すと、やってきた親玉をうまいこと丸め込み、密告者だと店の受付嬢を連れてきたので次は彼女に危害が及ばないように立ち回り、 まあ受付嬢は実際敵対組織への密告者だったのでそれを利用して親玉と若頭を処分し、CIAとのパイプを利用して、敵対組織のことも処理できそう。と笑顔で別れる。 死んだと思っていた若頭が生きてて、燃え盛る店の中でバトルになるんだけど、妻にもらった……これ一つでこの国に来た……ととても大切にしてきた様子のハサミでザク! と首をいったので、いいんかい!! とちょっと突っ込んじゃったんだけど、すごく軽やかで爽やかな終わりだったので、いいんだなあ〜となりました。 なんか周囲がきな臭くなってきたからすぐ垢消して新しい場所で新しい名前で二次創作始めるオタクとしてはかなりマークライランスのこと理解できるな。と思った(そんな程度の低い理解をするんじゃないよ) 1回目の垢消しは結構つらかったんだけど、2回目以降はマジで簡単、爽やかな気持ちで転生できるからね…… 腕利きの裁断士、謎の男、マークライランスが、イギリスからシカゴに来たのは、ブルージーンズのせいです(ジョーク)→ブルージーンズではなく、店が火事になってハサミ一本でアメリカに来た→自分は足抜けした元ギャングで居場所がバレて店に火をつけられ……と、自分の情報をちょっとずつ明かしていってくれる感じたまらなくよかったな。 やっぱオタクは脱衣ブロック崩しとかを経験してるから、情報をちょっとずつ出してくれた方がゆっくり咀嚼できて良いんですよね(本当に例えが最悪すぎる) 本作品監督のグレアムムーアは多分これが初監督作品っぽいんですけど、イミテーションゲームの脚本やってて、アカデミー脚色賞取ってるらしい。いや、そりゃ最高最高脚本書きますわね……と納得した。 ...

ザ・メニュー

 ディズニープラス配信。アニャテイラージョイ主演。 アニャテイラージョイのカップル役にニコラスホルト、謎多きシェフ役にレイフファインズ。 「客は12人だけ」「儲かるの?」「1人1250ドル」「ロレックスでも食べるの?」の序盤のやりとり好きだった。 予約の取れない孤島のレストランに招かれた客と、ミステリアスなシェフによるメニューの数々を描くが徐々に雲行きが怪しくなり……という話。 従業員たちが共同生活をしている様を案内され、「ミッドサマーじゃん……」となるが、「いやいや、コミューンへの偏見持つの良くないよ」と思い、気を取り直すも、 4皿目、スーシェフの「混乱」でスーシェフが拳銃自殺したあと肉料理が運ばれてくるの、いや、ミッドサマーじゃん……となってしまった。 なんとこのレストランでは、最後に全員が死ぬことが約束された文字通り"最後の晩餐"だったのだ! な、なんだってー! オーナーは天使の羽をつけた状態で海に落とされ死に、逃げようとした老夫婦の夫の方は左手の薬指を切り落とされる。ジョン・ウィックだー!! 「男の過ち」で、男たちに45秒の猶予を与え逃げさせたあと、女たちがひとつのテーブルに集まって話をするのは、ちょっと女子トイレみたいな空間でよかった。 老夫婦の夫と面識があること(父子という設定で性交渉を行うよう求められたとシェフに話していた)、名前が偽名であることを話すマーゴ。このときだけは少しリラックスした雰囲気がある。 アニャテイラージョイ演じるマーゴは、デザートの前に、「まだお腹が減っている、チーズバーガーが食べたい」とシェフに要求し、シェフはチーズバーガーを作る。 チーズバーガーを食べるマーゴを見るシェフの目、純粋なサービス事業者、人を腹いっぱいにさせてえ、うまいもんくわせてえ、という顔に戻っていて良い。 マーゴは、チーズバーガーの持ち帰りを求めて包んでもらい、レストランを後にする。 このとき、ほかの客は全く騒がず、老夫婦の妻に至っては、マーゴに早く行くように控えめな手振りで伝えていて、よかった。 この時点でみんな死を受け入れていたんかしらね。最後はレストランのフロアを巨大な皿に見立てて、みんなでバーニングスモアになってコース料理は終了。 船で海へ出たマーゴは、孤島のレストランが背後で炎上するのを見て、チーズバーガーを食べ、大層なメニューの書...

駅馬車

 ぎっくり腰で結局仕事休んだので、映画でも見るか〜って見ました。 ジョンフォード監督「駅馬車」1939年の映画。 西部劇の有名作品で、のちの作品に多大な影響を与えてるらしい。スピルバーグのフェイブルマンズでサミーが最後に会う監督です。 フェイブルマンズでサミーはフォード監督から「地平線が下にあるとおもしろい 地平線が上にあるとおもしろい 地平線が真ん中だとクソつまらん」というアドバイスを受けていた。 フォード監督のお手並み拝見ですな……と思いながら見たんですけど(どの立場だよ)めちゃくちゃおもろくてワロタ。 本当に、外のシーンだと地平線が下にあったり上にあったりしていて、画面がバシッと決まっている。 馬車の中のシーンの人間関係がおもしろく、俳優はみんな顔が好みなので見ていて楽しい。 脱獄犯のジョンウェイン、賭博師のジョンキャラダイン、飲んだくれ医師のトーマスミッチェル、全部キャラも良くてタイプが違えどみんな顔もいい。 ジョンフォードって面食いなんじゃないでしょうか。 夫に会うために馬車に乗る貴婦人が夫が怪我をして運ばれたと聞いて卒倒したあと、産気づいたと知り飲んだくれ医師が沸かしたての濃いコーヒー飲んで酔いを醒まそうとするの、 「アパートの鍵貸します」でも似たシーンあったから思い出して笑った。そんなんしたら口の中ぐちゃぐちゃになるで!! 生まれた赤ちゃんをダラスが抱いて現れると、男がみんな柔らかい表情になるところいいな〜と思った。 ダラス、街から追放された女だけど何故追放されたのかよくわからんかった。謎。普通に情のあるいい女。 襲撃を受けるところ、砂煙を立てながら6頭立ての馬車の馬に石を投げて加速させようとしているところに、 アパッチが加速して馬車の馬に馬から飛び乗り、それを馬車から撃って落ちていくとか、すごいアクションだ。やべ〜臨場感。 そのあと御者が腕を打たれたから、脱獄犯が先頭の馬に飛び乗って行って制御するのも普通にやばいです。 撃たれて転がる馬さんとかも併せて、どうやって撮ってんだこのシーン。 アパッチの捕虜にならないよう、出産を終えたばかりの貴婦人の頭に銃を突きつける賭博師、その銃が取り落とされ……ってので賭博師の死がわかるのオシャレだった、そのあともまあ喋ってたけど…… 脱獄犯は復讐を遂げ、ダラスと逃げてハッピーエンド♡でした ローズバーグの一個...

生きるべきか死ぬべきか

 エルンスト・ルビッチ監督「生きるべきか死ぬべきか」見た。これもめちゃくちゃおもしろかった。 ぎっくり腰をしましてね。テレビ見るかジョジョ読むかインスタのリールを無限に見ることしか出来ないよ。ワハハ。(笑い事じゃないよ) さて、映画はタイトルの通り、シェイクスピアのハムレットに引っ掛けた物語で、 1939年、ドイツ侵攻の始まったポーランドで、ナチスのスパイやゲシュタポ相手に俳優夫婦と劇団て将校役、スパイの教授役、果てはヒトラー役までやって大芝居を打つ話なんだけど、要所にハムレットが引用されておもしろい。 タイトルの「生きるべきか死ぬべきか」は、ハムレット役の夫のこの長台詞が始まったときに空軍中尉を楽屋に呼んだ妻の相引きの合図なんだけど、そのあと空軍中尉→ゲシュタポのスパイ→将校に扮した夫→そのあとスパイを殺してスパイに扮した夫→妻へと伝言されるのがおもしろい。 夫はこのセリフで席を立つ空軍中尉を見て俳優としての自信を失いかけたが大芝居を打って自信を取り戻し、ナチスのフリして飛行機を乗っ取り劇団ごとイギリスへ亡命、 本場イギリスでハムレットをやるときにまたこのセリフが始まったときに客が立つ、というきれいなオチまでつけてくれる。楽しいぜ。 ハムレットもっとわかるようになりたいかも……と思いました。 エッチなオペラ歌手モクで見たハムレットのことしか知らないから、エッチなハムレットがワインまみれになるのと(これはPatrice Caurier とMoshe Leiserの独自演出である)(METトマ作曲版で見た)、 病んだオフィーリアの腕ズタズタアリアと顔色悪すぎお父さん(幽霊)のことしかわからん。

我が家の楽園

 フランクキャプラ監督「我が家の楽園」を見る。おもしろすぎる。 やり手銀行マンのカービー氏が企業買収のために工場用地の周りをぐるっと買収しようとするが、立ち退きに応じない家が一件ある。 立ち退きに応じないバンダーホフ家では35年前に仕事を辞めて大好きな切手収集をし始めたバンダーホフさんを始め、 みんな最低限の仕事しかせず、踊りを踊ったり、マリンバを弾いたり、劇を描いたり、花火を作ったりして好きなことをして過ごしている。 どうも家族でなくてもバンダーホフさんに誘われた人は(うさちゃんおもちゃを作る銀行の金勘定マンを「うちで野生の百合にならないか?」と誘っている)家に一緒に住んで楽しく暮らしているようである。良すぎる一家だね。 そのバンダーホフさんの孫娘アリスがお付き合いしているのが、立ち退き指示のカービー氏の息子トニーなのでもう大変。めちゃくちゃです。 立ち退き話に絡む人情劇からの展開で地下室で花火が爆発する大アクションシーンが来るとは思わないじゃないですか 良すぎる。 フランクキャプラって本当に映画うまい(あたりまえ体操) アリスの家族を紹介してもらうためにやってきたカービー一家が花火密造と治安違反でしょっ引かれて、留置所のなかでカービー氏とバンダーホフさんはケンカになり、 「死んだら金はあの世に持っていけない、あなたには友情がない、貧しい人だ、金に慰めてもらえ」とタイトル回収をするが、言いすぎたとすぐに謝ってお詫びの印にカービー氏にハーモニカを渡す。 ハーモニカを2人で吹いて終わるんやろうなあとうっすら思いつつ、カービー夫人は救われないかも……とドキドキしたのですが、 そのあともカービー氏の葛藤には、バンダーホフさんにもらったハーモニカがついて周り、最後の最後にカービー氏はバンダーホフさんを訪ねて一緒にハーモニカを吹いてみんな踊って、 カービー夫人も風変わりな一家にちょっとたじたじしつつお付き合いをしてくれてるエンドで良かったです。 カァ〜〜〜キャプラまじ映画うまい!! メインではない人たちにも、その人たちの人生があるのだろうというのが思えるのがほんとにすごいよ…… モブをモブにさせないの作家性だなと思ったけど、「群衆」(未見)はどうなんだろ!? 気になってきたから今度みる。

ノッティングヒルの恋人

 ロマコメ映画の金字塔的作品。 ヒューグラントの前髪のかきあげ具合が完璧で、ブルーの瞳が美しく、輝くような笑顔で、なんか見てるだけで恥ずかしくなる。 パディントン2やダンジョンズ&ドラゴンズのおどけた役のヒューグラントが見たくて仕方なくなる。 イヒーーーッ恥ずかしいーーーーーッ親戚のおじさんが若い頃ビジュアルバンド組んでたの見た時みたいな恥ずかしさある〜〜〜ッ!! そんな経験ないけど〜〜〜!!!! 大女優アナスコット役のジュリアロバーツめちゃんこ可愛い。可愛い人だな〜!  オーシャンズのときも、こないだ見たばっかのチケットトゥパラダイスのときも高い鼻イジリされてて、 この映画でもこの中で1番かわいそうな人がブラウニーを手に入れるというホームパーティのときに「この顔も痛い手術で手に入れたの……(鼻と顎を指差す)」(もちろんジョーク)と言ってて、この人こんなに前から鼻イジリやらされてんのかい!! となった。 ラスト15分ぐらい、ジュリアロバーツの求愛を断ったヒューグラントだったが、いつメンを呼んで「おれ間違ってないよな?」と確認していたところ(おもしろすぎる)自分の間違いに気がつき、ジュリアロバーツに会いに行こうとするのがいいね。 いつメンみんな車に乗せて急いでリッツカールトン行ってカートゥーンの仮名を使ってないか聞いたあと全滅で「ミスポカホンタスなら1時間前にチェックアウトしてサヴォイで記者会見へ」と言われてホテルマンにキスするやつ好き。 サヴォイの記者会見でまた馬と猟犬の記者のふりで質問してニッコニコの顔で見つめ合うの、良かったね。いや、いつまで笑顔で見つめおうてんねや。跪いて許しを乞いにいけや。(例え話だよ) ラスト15分のいつメンと車で大急ぎで向かうところが良かったので、始めの15分の馴れ初めと、ラスト15分を引っ付けて30分の映画だったら⭐︎5だったな。と思いました。 女優と一般人の身分差とか(男優に比べての)女優という職業の地位の低さ・窮屈さはわかるけど、ジュリアロバーツがひたすらヒステリックな人間に見えて退屈だった。