我が家の楽園
フランクキャプラ監督「我が家の楽園」を見る。おもしろすぎる。
やり手銀行マンのカービー氏が企業買収のために工場用地の周りをぐるっと買収しようとするが、立ち退きに応じない家が一件ある。
立ち退きに応じないバンダーホフ家では35年前に仕事を辞めて大好きな切手収集をし始めたバンダーホフさんを始め、
みんな最低限の仕事しかせず、踊りを踊ったり、マリンバを弾いたり、劇を描いたり、花火を作ったりして好きなことをして過ごしている。
どうも家族でなくてもバンダーホフさんに誘われた人は(うさちゃんおもちゃを作る銀行の金勘定マンを「うちで野生の百合にならないか?」と誘っている)家に一緒に住んで楽しく暮らしているようである。良すぎる一家だね。
そのバンダーホフさんの孫娘アリスがお付き合いしているのが、立ち退き指示のカービー氏の息子トニーなのでもう大変。めちゃくちゃです。
立ち退き話に絡む人情劇からの展開で地下室で花火が爆発する大アクションシーンが来るとは思わないじゃないですか 良すぎる。
フランクキャプラって本当に映画うまい(あたりまえ体操)
アリスの家族を紹介してもらうためにやってきたカービー一家が花火密造と治安違反でしょっ引かれて、留置所のなかでカービー氏とバンダーホフさんはケンカになり、
「死んだら金はあの世に持っていけない、あなたには友情がない、貧しい人だ、金に慰めてもらえ」とタイトル回収をするが、言いすぎたとすぐに謝ってお詫びの印にカービー氏にハーモニカを渡す。
ハーモニカを2人で吹いて終わるんやろうなあとうっすら思いつつ、カービー夫人は救われないかも……とドキドキしたのですが、
そのあともカービー氏の葛藤には、バンダーホフさんにもらったハーモニカがついて周り、最後の最後にカービー氏はバンダーホフさんを訪ねて一緒にハーモニカを吹いてみんな踊って、
カービー夫人も風変わりな一家にちょっとたじたじしつつお付き合いをしてくれてるエンドで良かったです。
カァ〜〜〜キャプラまじ映画うまい!! メインではない人たちにも、その人たちの人生があるのだろうというのが思えるのがほんとにすごいよ……
モブをモブにさせないの作家性だなと思ったけど、「群衆」(未見)はどうなんだろ!? 気になってきたから今度みる。
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