ウィキッド 永遠の約束
ウィキッド 永遠の約束 見てきたよ。
わたくしはミュージカル全然見ない民ですが、なぜかTLにミュージカルファンが多くて楽しそうにしているので、見ました。
いや~~~めっちゃ良かった。めちゃくちゃ泣きました。
リプライズがたくさんあったのでちょっと無理して昨日ウィキッド1を復習しておいて良かったな。
冒頭、悪い魔女ウィキッドの悪評を喧伝するためにエメラルドシティではアジビラ(アジビラ言うな)が撒かれるんですけど、
これめっちゃシステマティックに大量のビラを撒きまくる仕組みが構築されているうえ、市民たちも撒かれたビラをシュって手に取って「まじかよウィキッド最悪やな!」みたいになってるわけです。
すげ~~~手慣れてんな!!!!この国絶対なんかあるたびにアジビラ撒いて国民感情をそっちにむけてごまかしてますよ!!と思いました。
エメラルドシティの住民からするとまあ確かにエルファバはテロリスト(法に抵抗して、武力行使を行っている)ではあるんですけど、
エメラルドシティ自体が、プロバカンダとアジテーションで成り立ってる街なんじゃんっていうね。
グリンダの結婚式の日にエルファバがエメラルドシティに行くと、オズとグリンダにやり直そう、仲間になろうと説得されるんですけど、
アジで成り立ってる国の人に「あなたのやり方は上手くいってないよね?」と語られるのって、えぐいなって思いました。
この2人って、1でいうところの”Popular”で上手くいっている2人じゃないですか。
民衆に愛されて、人気があるから、本当は魔法がつかえなくてもなんとかなっているし、もっというと、この2人、魔法が使えないのが民衆にバレてもとくに変わりないような気持ちさえするんですよね。
え~んPopularって本当に怖いよ~~~!!!!
オズの魔法使いはさあ、動物みんな檻にいれとこうね!みたいな逆・生類憐れみの令を出しているとは全く思えないようなチャーミングな男で、脳がバグる。悪人って悪人の顔してねえんだ。ヤダよ。
オズがそんなだからモリブルが悪を一手に引き受けてんじゃ~んとTwitterで言ってたら、フォロワーがモリブルには、オズにもグリンダにもないタフネスがありますね。とおっしゃっていてめちゃくちゃ腑に落ちました。
最後グリンダに「あなたがいい人だってわかった」とか言いながら取りなそうとしてるところとかも含めて、一人だけ毒戦(香港映画のほう)から来たようなタフなキャラをしている。
モリブルは何度もグリンダから触れられて払いのけるような仕草をしていたんだけど、最後の最後にグリンダから払いのけられていたな。印象的なシーン。
モリブルは魔法使えるしアジテーション上手くて手慣れてて機転もきいて頭も良くてすげー女ではあるんですよ。この人いなかったら絶対エメラルドシティ崩壊してますからね。
モリブルが天気はわたしの専門よ、と言っていたのが生きるシーンがあって良かったな。いや、全然良くないシーンなんだけど、1ではモリブルが天気を操るの雨をやませるぐらいだったからサ……。
2では全然大学に戻ってなさそうでワロタ。教育者をしていればまだ良かったかもしれないのにね。
ネッサ!!ネッサ美人でかわいかったな……ネッサの話は聞いてたから、ネッサ再登場してわ~~~いここから苦み走った展開が来る……!と思ってたらポックがブリキ男になって「それは聞いてなかった!!」と思った。
魔法ってなんか、縁切り神社みたいな望みの叶え方してくるね。そりゃもう心臓欲しい!とか言ったら絶対あかんよ……
結婚式の日のシーン、誓いのためにグリンダがベールを引いて明るくてきれいな階段を降りるのと、エルファバが地下牢(???)への暗くて怖い階段を降りるシーンリンクしてて好き。
あとフィエロ。左肩にマントかかってるNEW服好きでした。オタクはマントがだ~い好き。
結婚式の日に婚約者が別の女と逃げるのさすがにトラウマになるでしょ。グリンダにちゃんと謝って!!
と思うけど、グリンダも「君が幸せなら結婚しよう」「あなたは?」「俺はいつでも幸せだよ」のやりとりの寒々しさとかどっかでわかってたのかもしれないし、1の最後の方にも「あの人変わったわ」みたいなの言ってたな~。
リプライズのI'm not that girlにほんまにつれ~~~。
あとエルファバが「激しくキスして強く抱きしめて」みたいな歌歌いはじめて急に大人向けになってしまった!キャ!と照れました。
しかしエルファバってなんでフィエロのことすきなんだろ……完全にわからん……3人で付き合ったらあかんかったんかな……
フィエロのこと百合に挟まる男だと思っててほんまにごめんね。
なんか謎の城?にグリンダが会いに来てくれて、もう会えないかも知れないから、と歌うシーンよかった。泣き曲ばっかじゃない!?やめて!!タオルびしょびしょよ!!
え!!フィエロはかかしやったん!?!!じゃあドロシーのご一行って、シズ大学(だっけ?)のご学友が2人もいたってコト!?
え!!ポックのほうは気がつかなかったんですか!?!!謎!!!!
最後、善くあろうと決意して善き魔女グリンダ、と自己紹介するグリンダと、
オズの向こうへ去って、きっと戻らないフィエロとエルファバよかったです。
差別と動物倫理の話をずっとしていたな。原作には存在しないらしいしゃべる動物(ダルシーベア? )とエルファバが再会するも、「よーし一緒に戦うぜ〜」という展開じゃないのも良かった。戦える人と戦えない人がいますからね。
1の最初のシーンのリプライズ(シーンのリプライズ?)あるの好き。そこで動物がワーと出て来たのも、今作のスタンスを強調しており良かった。
ジェームズガン「スーパーマン」と同じく、今の時代に見るべき映画になっていて本当によかった。
いや、スーパーマンも、こんなに世の中が悪くなっていくとは思わずに撮ったらしいし、ウィキッド2もそうなんだろうけど、
メタクソ化する世界の中で、人々の善性を信じて生きていきたいし、悪に加担したくはないよ。
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