AppleTV+「デフ・プリジデント・ナウ」
1988年にろう者の大学・ギャローデット大学で起きたろう者の学長を求める学生運動について描いたドキュメンタリー。
運動の中心人物へのインタビューと、当時のニュース映像と、イメージ映像で構成されている。
途中まででもうすごいな〜 となった。何がすごいって 運動の中心人物の父親とか祖父とかが「手話通訳なしに学位を3つ取って……」とか語られる超人すぎるところ。
その時代の父親・祖父世代のろう者は超人じゃないと生きられなかったんだろうなって思ってしまった。
そしてその超人の祖父から波風を立てるな〜って嗜められたりとか、
ろう者の学長を求める! という学生運動の裏で、ろう者の学生が「ほんとうにろう者に学長が務まるのか?」と不安に思っていたというの、
社会で多数を占める聴者がろう者の能力を低く見積もるせいで起きている差別の内面化だ……とずーんとした。
ろう者の大学に対する思いを語るところで「普通の場所では周りは聴者ばかりで、自分はよそ者だ。だが、入学すると別の国に来たみたいだった(誰もが同じ言語をしゃべっている)」という話するの、めっちゃうるっと来ました。
ドキュメンタリーでな〜感動してるのな〜良くないな〜と思うんだけどな〜(感動のためにドキュメンタリーをかけたわけじゃないから)、
構成が巧みすぎるというか、監督誰ですか? イメージ映像の差し込み方がうますぎる。
と思って確認したら、「不都合な真実」のデイヴィス・グッゲンハイムと、
ギャローデッド大学の卒業生で聴覚障害を持つモデル・俳優のナイル・ディマルコの2人だそうで、
いや、アカデミー賞撮ったことあるドキュメンタリー監督と、舞台となった学校の卒業生が、監督を……良すぎる文脈だ……になってしまった。わたしってほんとチョロい。
ドキュメンタリーで感動してたらあかん(自戒)
人柄を語るとき、その人の手話の大きさについて触れるのちょっとおもしろかった。声の大きい人のが元気があるように見えるみたいな話かな。
あと女性のデフが、複合マイノリティになるという話、
中途失聴者が、あの人は本物のデフじゃない(聴者の価値観を持っている)と言われるのとかニャグ〜とした!
おもしろかった!
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