十二人の怒れる男
見た〜!! おもしろいわよ!! みんなも見たほうがいい!!(わたし以外もう全員見てるのよ、ド名作だから)
プライムビデオから無くなるらしいから見たけど、多分別の配信サイトでまた見れそう(未確認)
でも「配信が終わるぞっ!」(イルカがせめてきたぞっ!)みたいな圧がないと見ないので、見ました。
陪審員12名が審議(?)をやる映画で、11人は被告人が有罪だと思っており、残る1人は有罪であるとは思えない(確たる証拠がない)と思っている。
え〜おもしれ〜マジ〜? アカデミー賞100個あげよう!! エッ!! オスカーとってない!?!! そんなん嘘じゃん!!
(「戦場にかける橋」と同年公開でかち当たってオスカー取れなかったらしい)
この証拠は本当に信用できるのかな? ほんとに? みたいなのをやり続けるのはミステリっぽくておもしろいし、陪審員12名は名前がないのにキャラが立っててわかりやすい。
検証するうちに、人々の考えも、関係も、少しずつ変わっていっておもしろい。
スラム差別主義おじさんが「スラムの人間は信用できない!」とかって演説ぶち上げ始めたときてるときみんな背を向けたりして「話を聞きません」のポーズをとり、
威勢の良かったおじさんが徐々に弱々しくなり、最後は戦意喪失して机から離れてしまうの良かった。
演説ぶち上げおじさんは、同調なり文句なりオーディエンスの反応がなかったら元気がなくなっちゃうんだね。
最後の1人は、彼を見つめる顔のアップなどが効果的に入るせいで、"""圧"""を感じてしまうんですけど、彼自身も「脅迫かオラーっ」みたいなこと言って、論破されまいと頑張っていたのに、息子との写真ビリビリにしてワーってなっちゃって、
この時代、コンビニで簡単に写真焼き増しできるような時代でもないだろうに、もったいないね……と思いました。
皆が席を離れてテーブルが映るところで、破った写真が置かれたままになっていて、彼は息子との確執にとらわれてて(囚われていたことで冷静な判断が下せなかったことに気がついて)、それと決別したかったのかな〜と思いました。
そうだったら写真破ってワーとなっちゃっても、彼のこれからの人生は少し豊かになってくれるかもしれないねと思いました。
最後の最後に、裁判所を出た無罪主張1人目の建築家と2人目のおじいさんが名乗りあって、じゃあねって別れておしまいなの、爽やかで良かった。11人いる! だ(未来へ!)
インターネット世論を見ていると、誰かを説得するってそれはもう暴力かもしれませんね。(他人の意見を変えさせるため本当に暴力を振りかざしていることもある)と思ってますが、
この映画に関しても、かなりうまいけどラスト3人ぐらいからは、正直数の圧で押した感じもあり、"民主主義"だあ〜となった。
論破〜反論がないなら俺の勝ちだが〜? とか言ってる人が見たら悪影響でそうだな。と思いました。
そしてこの映画を見て、無罪主張の1人目の男を見て、また、わたしは疑問があってもそれを提言する勇気をきっと持てないだろう、1人目にはなれない、ということを思って、NTL善き人だ……と落ち込みました。
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