シカゴ7裁判
ベトナム戦争に反対するデモの中で、デモ隊と警察が衝突する暴動に発展し、その暴動を先導したとして裁判にかけられた7人を描くNetflixオリジナル映画。
顔が好きな男しか出てこなくて、いいんですか……? と思いました。
エディレッドメイン演じるトムヘイデンとサシャバロンコーエン演じるアビーホフマンがはじめは仲悪そうな感じなんですけど、終盤になって、お互いを理解した感じになったり、
それまで裁判の中でも法衣を着てきて、脱ぎなさいって言われたら警察官の服でおちょくったりしていたアビーが証言台に立って聖書を引用しながら穏やかに証言したの良すぎ。
でも本物の裁判の方のwiki見たら裁判官(判事?)にLSDを勧めて売人を紹介すると言ったとか書いてあって現実の方がぶっ飛んでんのかい! になりましたね。いい話だ。
サシャバロンコーエン、マダガスカルのキングジュリアンらしく、顔も好きだけどわたし前から好きやったみたいやわ〜となった。
ボビーシール役のヤーヤは、マトリックスリザレクションズのモーフィアスで、ハンサムすぎる〜〜〜と思いました。
そして被告の印象を悪くするために黒人を混ぜたかったからボビーシールが入れられたとか、代理人が入院して誰の弁護も受けられない状況での裁判とか、代理人がいないので自己弁護しようとしただけで判事に目の敵にされるとか、
傍聴席で見守っていたブラックパンサー党の仲間が警察官に射殺されて、それに裁判中に触れたら最終的に手錠と足枷とさるぐつわみたいなのになって最悪すぎる!! イーーーッ!! と思いました。
流石に猿轡されたのを見た検察側のシュルツが協議を申し出て、ボビーシールを裁判から外すべきだと進言したあと、クンスラーが判事に異議申し立てして「わたしを黒人差別主義者だと示唆したのはあなたが初めてだ」と言わしめ、ワイングラスもそれに同調して「ではわたしは2人目だ」と言ったところよかったです。
このシーン、ジョセフ・ゴードン=レヴィット演じるシュルツがね〜いいね。起訴するつった時からちょっと難色は示しつつ、お仕事はきっちりしますよ的な振る舞いをしていましたが、
判事はともかくとしてね、法律家が正しい振る舞い(まあ、シカゴ7の裁判を正当にやりたいという職務意識かもしれませんけど)をしてくれるのは法治国家では当たり前のはずでありつつ光ですよね。
元司法長官役のマイケルキートンもめちゃくちゃ良かったな〜
判事、マジ最悪なんだけど、今この時代に差別意識バリバリの最悪白人役をやる俳優ってすげ〜な〜とメタ意識してしまった。
映画「デトロイト」の最悪白人のにこごりみたいなウィルポールターくんとかさ……時代的にも同じぐらいですね、デトロイト。
人間ってアホなので、俳優がいい役をしてるといい人だと思いがちだし、悪い役をしてると悪い人だと思いがちなので、それを意識してはいますけど見てるときはマジでヤダ〜〜〜!! 最悪〜〜〜!! って思いながら見てます。
最後に判事は70%ぐらいから不適格と判断され……みたいな字幕出てたけど、えっそれでも20%ちょっとは支持してるんだ。さすが自由の国アメリカ(皮肉です)と思った。
まあこれはね、実際に起きた法廷劇を脚色して映画にしたものだし、シカゴ7側からの視点で描かれてるからそっちに気持ちが行っちゃうけど検察側にもそれなりの正義とかがあったのかもしれませんよね。知らんけど。
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