クラッシュ(1996)
クローネンバーグ監督「クラッシュ」見ました。
この映画は交通事故に性的興奮を覚える人たちが出てくる……というのは聞いていて、
わたしは対物性愛者でもあるので、お! いいですねえ! ってなって、見ました。
が、普通にわたしとはベクトルが違うので割と終始「そういうのもあるんですね……」という感じでしたね。
車とセックスしたい! それがクラッシュだ! みたいなことならわたしは即座に理解したと思うんですけど、
事故車でカーセックスをしたり、事故映像を見て相互オナニー(?)をしたり、事故の傷跡に興奮したりと、
"交通事故"そのものへの憧れや欲求が、それを見出すことのできるあらゆる人や物への性的興奮に変換されている? のか???? みたいな感じでした。
こういうのって、全然わからない人からすると滑稽に見えたりすると思うんですけど、終始緊張感があって良かったです。
セックスのシーンや自慰のシーンがたくさんあり、もうええ! と思わないでもないけど真正面から"性"を描いているところもいいですね。真正面か? 本当に?
盛り上がるとこで毎回怖い音楽が流れるのも良かった。
ヴォーンが怖かった。夫妻がセックスしながらヴォーンの精液はすごくしょっぱいと思う、とかいうのも怖い。
映画に登場する人がみんな交通事故にエクスタシーを感じる人なの、「スタンド使いは惹かれ合う」「妖精を見るには妖精の目がいる」だったのでちょっと笑いました。
「次こそは……次こそは……」で終わるのも怖くて良かったです。
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