アメリカンユートピア、おかわり!
今日の記事はめちゃくちゃ長い。多分4000字近くある。
アメリカンユートピアは、昨年映画を3本しか見なかったわたしが3回観た映画として、年末のブログで2021年ベストにあげたのですが、1週間限定上映で、スパイク・リー×デヴィッド・バーン対談付きのものがあったので、おかわりしました。
アメリカンユートピアのディスクはすでに発売されているし、3月末にはアマゾンプライムで配信決定しているんだけど、
ブロードウェイのショーを映画にしたもので、当然劇場映えするというか、多分、家で見るよりも映画館で大きい音で見たらたのしいなあ〜(そして更に劇場で音楽やショーを生で見る喜びを思い起こさせてくれる)と思って、見に行きました。
スパイク・リーとデヴィッド・バーンの対談は、「最後に会ったのは世界が変わる前だったっけ?」みたいな会話があったり、
「完璧な世界などない、だが目指すことに意義がある」「楽しいふりだけではだめ、現状を見つめるのは公民の義務」みたいなのがあって、信頼……になった。
二人が話すたびに、本編映像が挿入されるのはちょっとうっとおしかった。本編はそのあとに見られるんだから、対談だけツラっと見せてくれてよかったのに。
このブログを開設したのが、アメリカンユートピアを見たときよりもあとでログがないので、覚えてる範囲で1回目のことも書くね。
わたしは30代前半のオタクで、0年代後半から10年代にかけてロック聞いたりライブとか行ってたかな〜っていう感じで、邦:洋は8:2ぐらい? ほぼ邦楽。
なので、デヴィッドバーンの名前もはじめて聞いたし、トーキングヘッズは名前は聞いたことあるけど音楽は知らないですね! ぐらいの前知識。
見に行ったきっかけは、映画のアカウントの人が「楽しかった〜!」っていうポジティブな感想とともに、アメリカンユートピアについて政治的な立場を交えて語っていて気になったから。
監督スパイク・リーで見たあとに政治の話がしたくなって、それで楽しいってどういうこと!? と思って、関西の公開を調べて、塚口サンサン劇場に行きました。
全然知らない曲ばっかりだけど、天井から見下ろすカメラワーク、ライティングに合わせて動くボーカルとダンサー、迫力満点のパーカッションや、マーチングを想起させる動きなど、
めちゃくちゃ楽しくて、本当に圧倒されてしまって、塚サンは最高にいい劇場なので、上映終わったあと客席で拍手が起きたんですよね。劇場が明るくなるまで拍手が続いていて。それも含めてすごくいい体験でした。
現代社会では、真に政治的ではない立場などなく、どのような発言や行動も政治なんだな、ということに改めて気がつきましたし(MCから、歌詞のなかに意味を見出そうとしたりね)、
サブカルチャー(という分類ももはや死んだとは思いますが)のなかでは、斜に構えたり、自分以外全員バカ、みたいな態度をとるのがかっこいいみたいな価値観まだあると思うんですけど、
ストレートに良い世界を求めて、投票に行こうと呼びかける超・順張りの態度かっこいい〜と思いました。
帰りにドトール寄って、ジャネールモネイを調べたり、トーキングヘッズの曲めちゃくちゃ調べて聴いたりした。
帰ってからサントラ買って、映画は見るところが多すぎて、画面に出る歌詞とかほぼ見られなかったので、タイミングずれて公開した別劇場に行ったり。そんなわけで、4回目なので、この曲好き〜! とかはある程度固まっちゃっているんですけど、やっぱりね。書きますね。
やっぱり一番好きなのは、ジャネールモネイの「Hell you talmbout」ですね。
名を呼ぶということの意味を改めて考えていました。
わたしはオタクなので、なんらかの作品の中で名前を呼ぶという行為が、離れていた人間と人間の心の距離が縮まったことを知らしめる演出として出てくるのがとても好きで、
(永世オシカプイメソンはsalyuの「name」です)
基本的に物語では、名乗りのシーンがあり、名前を呼ぶシーンがあって回収されますけど、
既に名乗る機会を奪われた人々の名前を呼ぶということ、名前には人がいるということを可視化した演出を含めて、何度見てもグッッッときます。
"人と人との繋がり"が一つのテーマの本作だからこそ、人と繋がる最初の一手として存在する名前を呼ぶ、みたいな行為の尊さを感じざるを得ませんけど、まあこれはわたしがオタクだからめちゃワーーーーーーッて早口になっているだけかもしれません。
全員がパーカッションに持ち変えるのもすごく力強くていいですよね。
次に、I Zimbla
これ1979年の曲なんですね! スゲ〜! 流石に生まれてない。
初めて見たときこの曲でグッとつかまれたんですよね。改めて見たら本当によかったです。
パーカッションが舞台の前まで歩いてきて、後ろまで下がって、また前まで歩いてくる、というシンプルな動きなんですけど、
なんていうか、めちゃくちゃカッコいいはないちもんめ? というか、とにかく聞いて、見て、気持ち良い曲です。
中間のところでパーカッションのリズムに合わせて対立? するところも好き。対立構造といえば、I should watch TVでもライティングで舞台を二つに区切ってバンドvsデヴィッドバーンの図になるのおもしろいですよね。
One fine day
「舞台から一番大切なもの以外を取り除いたら?」のアンサーなのかな〜と今回思いました。
誰も楽器を持たずに出てきて、みんなで歌う。これ曲の終わりがハンドクラップでパッって終わって余韻を残さないのめちゃくちゃかっこいいよね。好き。
あとはまたオタクとしてのアレなんですけど、Burnig down the houseは家燃えオタクとしてみんなこの曲名叫んでんの最高だな〜と思いましたし、Toe jamはみんなの足がいっぱい見られて嬉しいです。足フェチだから……
選挙の話したあとのToe jam、楽しさと政治で情緒が混乱する。
ラストに表示される、「ユートピアはあなたから始まる 有権者登録をしてください」というメッセージ、切実な訴えで、楽しいだけで終わらせずに考えて欲しかったんだろうなと改めて。
ブラッククランズマンのラストと構造的には似てるかなって。気持ちの良いラストで終わらせないぞという気合いがすごい。
3/28からアマゾンプライムで配信開始しますから、プライム会員の方はよかったら見てくださいね。
公式ページにも曲載ってたりして楽しいよ。
https://americanutopia-jpn.com/
これは完全に蛇足……というか、あとから自分が読み返して楽しい用に書いておくんですが、イオンシネマのシアタス心斎橋で見ました。
特に劇場については調べず、アメリカンユートピアのサイトの上映劇場→劇場スケジュールで見られる時間のがあるな、って行きました。
心斎橋のアンチだから(汚いし人多いから)用事がなけりゃ行かないし、大丸がPARCOになってからマジで初めて行ったんですけど、
わたしが行った時間にアメリカンユートピアの上映をしていたのがグランシアターっていう、9席しかない、プレミアムな劇場でして、映画1本4000円という。
流石に目玉飛び出ちゃった。全席リクライニングらしいけどマジ〜〜〜???? マジか〜〜〜????
NTLやMETのライビュより高いしマジで帰ろうと思ったけど、せっかく時間空けたし、このあと、この先の人生で、アメリカンユートピアを劇場で見られるのこれが最後かもしれんぞ……(塚口サンサン劇場がいつかまたやってくれる気はするけど)と思って意を決して買いました。
グランシアターではチケットにフードとドリンクが付くらしく、券売機で映画チケットと共にフードとドリンクのチケットが出てきて、売店の人に見せたらパフェ2種とアルコール込みのドリンクメニューが出てきて多分これで売価1000円ちょっとぐらいかな〜? と許せる気持ちになってきて、
「座席にお持ちしますので、席でお待ちください」って言われて、ホォ〜と思いながら席の方行こうとして、入場の人にチケット見せたら係の人? が完全にエスコートしてドアとか全部開けて席まで案内してくれてホォ〜〜〜になって、通された劇場凄すぎてホォ〜〜〜〜〜???? になった 貴族やん!!!!!
貴族!?!!!?!!
全席リクライニング、貴族!?!!!?!!
パフェとビール、貴族!?!!!!?!!
ド庶民のくせに貴族の空間に迷い込んでしまった。まあお察しの通り冷たいものとビールを飲んだら途中でトイレに行きたくなったわけですが、
こちらはアメリカンユートピア4回目ですから、「Everybody's comming to my houseは絶対に見たいから、この辺で行くか……」とか高度な判断(?)ができてよかったです。
お手洗いに立ったらまた係の方が扉開けたりトイレ案内してくださって戻るときも扉開けてくれたんだけど、
庶民なのでちょっと申し訳なくて居心地悪かったです(劇場が少し奥まってて分かりにくかったのでとても助かったんですけどね)
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