歓喜の歌 博物館惑星Ⅲ
「永遠の森 博物館惑星」「不見【みず】の月 博物館惑星Ⅱ」の続編。
歓喜の歌 博物館惑星Ⅲおもしろすぎる。
あまりにもおもしろかったため、マストドンとTwitterで交互に早川書房の作品ページを貼っては紹介していた。
あまりのおもしろさに全手動博物館惑星シリーズおもしろすぎるbotになった。
前作から引き続き、コンパクトにまとまったおもしろい短編がどんどん読めて最高!
AIの非実在性(肉体を持たないので、肉体を持った人間の気持ちを慮ることはできないのではないかという懸念)の話が出てきて、
ハァ〜良! 戦闘妖精・雪風(戦闘機という肉体を持った人工知性体の思考は人間の言葉では表現しきれない)じゃん!そうじゃなかったら帝王の殻じゃん!!
人工知能が人間との触れ合いをうらやまし〜と思って見ているのが微笑ましくて可愛かったです。
連作短編集的な同じ世界観・同じ主人公で1話できっちり新しい展開とオチがあってすごく読みやすいうえ、
本の1番最後にそれまでの総まとめみたいな強くてめちゃくちゃおもしろい話が入っていて満足度が高すぎる。
この本の最後の章「歓喜の歌」は、兵頭健が潜入捜査でアートスタイラーという悪の美術商(?)と対決するというカッコ良すぎる話なんですが、
ダイク(正義の女神・ディケの名を冠した直接接続コンピュータ・接続している健はダイクと男性名で呼び男声で運用している)が、
演説始めたシーンで最近ブレイバーン見てたせいでブレイバーンの声で再生されてしまった。
そのあとずっとダイクの声が鈴村健一になってしまった。(現在は解消された不具合です)
2巻のはじめでは皮肉と称賛の見分けもつかなかったダイクが3巻の最後では人間がいい雰囲気になった時に気を利かせて自主的に回線を切るのおもしろすぎます。
ラストが"""愛"""過ぎて、めちゃくちゃ胸がじーんとし、涙がちょっと出ました。バカでかい贈りものをもらった気分です。
タイトルの通り音楽が聴こえて、人々が歌ったり踊ったりしているのが見えて、そういった営みこそがアフロディーテの、
守りたいもの? なんて言ったらいいの? 保存していきたい? 後世に伝えたい? みたいな、人間の本質というか、光というか、そういうものなのかな〜と思いました。
兵頭健が「祈ります、モネームシュネー」と、女神に祈って終わるの本当に好き。希望しかない。
いや悪人を取り締まる話なのに人間の善性を信じて終われるのほんとうにすごすぎるな。
「歓喜の歌」=第九と、健が直接接続するダイク(正式名称はディケ)がかかってると解説に書かれてて、ちょっとほんと流石にうますぎるだろと思った。
SFマガジンに掲載されてまだ本になってないサイドストーリーがあるらしいというのを、解説で見たので、山になっているSFマガジンを発掘しようかな〜と思いました。
博物館惑星おもしろすぎる!(全手動博物館惑星おもしろすぎるbot)

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