KPop Demon Hunters
ソニー・ピクチャーズ制作Netflix配信の新作ですね〜。
3人組K-POPアイドル・ハントリックスは、大人気アイドルであり、デーモンを倒す使命を追った”ハンター”でもある。
デーモンを封じ込めるためのホンムーン(バリアみたいなやつ)が黄金になり完全に完成するその目前で、デーモンは5人組ボーイズグループを送り込んできて……!?
そしてハントリックスのルミの体にはデーモンの模様があり……!?(ここまであらすじ)
ラブ・イン・ザ・ビックシティといい、K-POPに詳しかったらもっとおもしろかっただろうな〜!? というお話が昨今多いですね!
愉快動物餅映画もステージはK-POPイメージではないかと言われていたし。
今作に現れるとにかくかわいいマスコット・トラとカササギはなんなんでしょうね……? 最後までよくわからなかった。
虎は朝鮮半島だし(破墓情報)、カササギは吉兆を知らせる鳥として韓国で親しまれているようなんですが
(虎鵲図的な絵がたくさんある、日本で言うところの鶴亀ぐらいセット売りされてるコンビかな)
それを一介のデーモンであるジヌが個人的に使役しているような図なのは、あまりにもこう……特別扱いすぎませんか!?
というか、朝鮮半島だったり、まあどう考えても”力”の象徴みたいな虎と、吉兆を知らせる鳥を連れているデーモンってさ、それはさ、光堕ち(闇落ちの逆です)のフラグ過ぎませんか!?
ジヌだけあんなかわいいふわふわでもふもふの生き物を従えていてずるい! 他のデーモンさん方は飢えにあえいでいるんですよ!
トラ、めちゃくちゃ怖い登場なのに、倒した植木鉢を元通りにしようと、のそのそしているというだけで
「大丈夫だよ〜!そのままで!」と警戒心がめっちゃ下がるの、なんらかのマジックみたいだった。かわいい。かわいいってずるい。
トリチャンの帽子は、ジヌがトラチャンのために用意したのに取られたっぽいの、トラチャンとトリチャンの力関係~になるし、ジヌ的にはトラチャンとおそろい(韓服の帽子なので)にしたかったんだな~になり、かわいい……!(下唇を噛みしめながら)
ルミは初回は行くけど、ジヌからのメッセージを持ってきていたトラチャンを突っ返していたのに、部屋の中に入れてて、いつのまにルミとトラチャンとトリチャンは仲良くなってんのよ!
ミラが急に部屋に来てトラチャンが床抜けしてどっか一定くれなくて、ぶっとい尻尾を後ろで隠すシーン好き。ぶっとい尻尾、わたしにも抱っこさせてくれや……!!
ここで急にハントリックスの好きなキャラなんですが、ミラです。ユニットで一番背の高い女がLOVE……♡
声も低くてかっこいい系で好き過ぎる。と思ったらゾーイもかわいい見た目に反してラップが強くて良すぎます。
ハントリックス~~~! キャ~~~♡♡♡ GOLDENのPVめっちゃすき。もっと見せてくれや。頼むで。
アイドルイベントの前に、セリーヌの教えを破って、弱音を吐いたりするハントリックスって本当によくって……
「わたしって扱いづらいでしょ」というミラ、「わたしも二人に会うまで書いてるリリックとか意味なかった」というゾーイ、
ルミ! ここや! ここで模様が体にあるの言い! と思ったんですが、言わなかったので、あ~ステージとかでばれちゃうやつやね~~~となりました。
話としては王道なんですが(そもそもNetflixのレーティングとしては子供向けアニメーション)、
K-POPアイドルをモチーフにしたミュージカル仕立てのアニメーションなので、曲と演出がよくて引き込まれました。
あ~ほんとにいいよ~もう~サジャボーイズのファンガールになっちゃうよ~~~~!
サジャボーイズのYour Idolが本当に良くて、ダークなコンセプトのステージ過ぎるよ~~~~!! 萌え~~~!!(号泣しながらペンライトを振るオタクの図)
ジヌが指の間から見てくるところが好き過ぎてメロついてました。韓服なんですけど、ここ、ごっついブーツ履いてるのとかさ~~~~助けて!!!!
でさ~~~~この曲もめっちゃいいのにさ~~~~ここから、髪ボサボサで、模様も全身に現れたままのルミがきて、
「直せない、でも新しく作る」といって、What It Sounds Likeを歌い出すのがさ~~~~!! もうさ~~~!! 激アツ!!
サジャボーイズの魔力? で会場にきていたミラとゾーイが、ルミの歌声に呼応して登場してくれるのよかった。
What It Sounds Like、”ヒーローじゃなくてただのサバイバー”みたいな歌詞があって良かった。
ジヌ~~~~!! ジヌ~~~~~~!?!! いい役すぎんか!?!!!!?!?(メタ視点関西人禁止)
ルミの剣となって、これから先ずっと一緒にいなさい!!!!!
もう観客はハントリックスが空飛ぼうが何しようが驚きもせず「最高……!!!!!!!!!!」になってるのよかった。かわいさとかっこよさはすべてを許してしまう。困ったねこりゃ。
サジャボーイズのファンガールになんてなりたくないのに、「Soda pop」「Your Idol」も良すぎてねえ~~~。
Take Downを歌うことを拒絶するルミが「憎しみでは勝てない」と言うんだけど(TakeDownはルミ自身を否定するような歌詞なので)、
それに対して、サジャボーイズの曲はすごくストレートで、ポップでキャッチーな欲望の歌なんですよね。
ソーダポップは「空っぽの僕を満たして」「最後の一滴まで飲み干す」とか、飢えにあえぐ心境をよくもこんなにキャッチーにしたなという歌詞だし、
Your Idolは「君の魂を僕に預けて」「僕の一部になれ」とかストレートに捕食の話なんだよな……
とにかく曲が全部良いねって話でした。
あと完全にギャグノリの話するの忘れてた。
ファンのために1万カロリー取らなきゃね〜〜〜ッてご飯バクバク食べるノリとか、
マッチョの腹筋見て目からポップコーン出てきてそれを食べる(???)のとか、
ジヌと初対面のとき「気をつけろよ」って言われて、ぜ〜んぜんイケてない! オエーーーーーッ! とかアイドルらしからぬ変顔をいっぱい披露してくれる。
(腹筋に関しては最後の最後まで腹筋見ると目からポップコーン出てきちゃう、おもしろすぎる)
腹筋さんはサイン会で腹筋拓とってるしおもしろすぎる。シリアスなだけじゃないコミカルなノリもあり楽しいです。
他の映画のことをいっぱい思い出したので、絡めて話そうかな。
◆ラブ・イン・ザ・ビッグシティ
ジヌとルミの関係は、ラブインザビッグシティのジェヒとフンスの関係にも似ている気がしました。
ラブインザビッグシティは、破天荒女とゲイの男がルームシェアをして、お互いにかけがえのない親友になっていく話なんですが、この二人のように、恋愛的なラブじゃなくて、共に理不尽に立ち向かうためにお互いを支え合える仲間であって欲しいと思いました。
ジヌとルミは「あなたらしさが弱みになるの?」とまでは開き直れる二人組ではないけど、お互いがお互いの力になって欲しい。なったね……
◆私ときどきレッサーパンダ/エンカント
”恥”、”家族の絆”といえばこの2作。ディズニーですね。
私ときどきレッサーパンダは、レッサーパンダに変身する家系(なんて?)のメイが母親との関係を再確認する話で、
エンカントは一族が皆特別な力を持つなか、唯一”ギフト”を授からなかったミラベルが家族との関係を再確認する話ですが、
このどちらも主人公は、家族から”恥”の感情を与えられて、自分のことを恥じているんですよね。
自分の能力と向き合い、家族と向き合うことで、彼女らは”恥”とも向き合うことになるんですが、
ルミが育ての親であるセリーヌに「模様を隠せ」「誰にも言わないで」と言われて育てられ、自分の体にある模様を恥じて隠して生きてきたのは、この系譜の物語ですよね。
ジヌを縛るのは、
それでさ、私ときどきレッサーパンダも、エンカントも、最後は家族と和解できるんだけど(そのせいでわたしはエンカントを見るたびずっと「ミラベル、祖母を許すな」と言っている)、
セリーヌはさ、ルミに「目をそらさないで、わたしを見て」と言われても、ミラのことを見られないし、認められないんですよ。
セリーヌは自分の中にある教えから背くことに怯えて、目の前の義理の娘と向き合えずにいるなか、
ルミは直せないなら、新しく作り直せばいい。と壊れたホンムーンを作り直し、
セリーヌはルミを拒絶するシーン以降登場しないんですよね。事実上の決別だねえ~~~と思いました。
都合良く和解するとそれはそれで「許すな!」とキレるくせに、セリーヌにわかってもらいたかった気持ちも持ってしまう。わたしって自分勝手ですね。
◆キャプテンマーベル/ゼイリブ/モータルコンバット(2021)
ルミは見た目に明らかにわかる”恥”、”過ち”だという教えを受けた模様があり己を隠しているんですが、この辺を思い出しました。
ゼイリブ:明らかな”異形”の姿の宇宙人が人間に化けて人間社会にとけこんでいる。
キャプテンマーベルは、ストーリーのミスリードに”異形”の宇宙人を出してくるんですが、これをみると、わたしはこう、人間は「自分と違う見た目」に厳しすぎるんだよな~と思ってしまう。
そう思いつつもわたしもこう、単純に見目の良い人間が好きで、終わりです……。ただ、身体に現れる疾患などが人間を区別するための目印になってはいけないねと思っている。当然の話ですね。
モータルコンバット(2021)で出てきた生まれつきある龍の形のアザはモータルコンバットへの出場資格なので、このアザは許して欲しい。なんとか許してもらえませんか?
◆トーク・トゥ・ミー/レンフイールド/神と共に
昨日トークトゥミー見ててさ。降霊術に興じる若者たちの話なんだけど、わたしは死んだら無になって欲しいので、死後も意識を保って、若者に遊び半分で呼び出されたりしちゃたまったもんじゃないって思って。
そう思うと、ジヌはグウィマの僕として、400年つとめてきて、ずっとグウィマの声が頭の中で響いてんだもん、ルミに声をかけられてもすぐに信じられないというか、すぐに手を組もう!って出来ないのも当然だよな~と思って。400年で、もともとの人格も、心も、ゆがめられてても当然で、自分の記憶だって思ってる物も、嘘じゃないにしてもグウィマに大いにゆがめられてたりするかも知れないよな~。
レンフィールドは、ドラキュラ伯爵に仕えるレンフイールドくんが共依存セラピーと出会って、ドラキュラ伯爵の支配から逃れようとする話なんだけど、ジヌも、共依存セラピー必要やんな……と思いました。
死後の世界があってたまるかい、の流れで、神と共にを思い出した。壮大な生前の罪と罰の話。ジヌかも。神共3楽しみだね~
◆鋼鉄紅女
昨日の夜見て、今朝起きて急に鋼鉄紅女を思い出したんですけど、ルミとジヌって、則天と世民かもしれん……。
則天は家族から世間から押しつけられる規範を、「くそ食らえ」ってぶっ壊せる女なんですけど、
世民は虐げれば虐げるほど映える男なので、ジヌって、虐げ適性が高すぎるし世民だ……。虐げられてダシが出る男が好きすぎる、ジヌってタイプです(身も蓋もないな~)
◆さまざまな韓国映画
大切なことは全部韓国映画が教えてくれた。ケトルは武器になる(デーモンハンターズは韓国映画ではない!)
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