私の最高の彼氏とその彼女
Twitter/マストドンのフォロイーのミルさんが読んでたので、読みました。
ほんと、最高に萌え萌えの小説で、こんなに萌え萌えになってもいいんかなってぐらい遠慮なく萌え萌えしました。
おれは合意形成のオタクだからさ、人間が人間と合意形成を行うことが何よりも萌えるんだよ……
「オープンリレーションシップ」て大切なのは「オープン」ではなく「リレーションシップ」のほうってのは、本当にそう。
主人公のミレ、本当にかわいいので好き。ミレの1人称で進むけどミレの考え方がとてもいいんですよね。
ミレが、シウォンから好意を持っていることと、オープンリレーションシップの彼女がいることを告げられて、
"私が「あ〜あの人ってオープンリレーションシップらしいですよ〜」とか言いふらしたらどうするんだ。言いふらさないけど。ふん、人を見る目は確かみたいだな"
みたいなこと思ってるところ可愛すぎてほんと好きになった。
"チッケムのイケメンはシェアサイクルだったの!?"も好き。
最高の彼氏・シウォン、はじめは目の保養になるようなかっこいいマネージャーということで、張峻寧(テンセント版三体の潘寒)みたいなキリッとしたハンサムを想像してたんだけど、
ご飯作ってる最中キッチンごちゃごちゃで「ようこそ! ちょっと座っててくださいね!」って言ってくるのは年下系かわいい彼氏かもしれん。
やはりイ・ドヒョン(『破墓』のボンギル役)か……
あと2人にからかわれてやめて〜みたいになってるのはかわいいですよね。
ミレと良い雰囲気になって、キスしてるときミレに「今日はキスまでがいいです」と言われて、「はいっ」とマネージャーに戻るとこちょう好きでした。
最高の彼氏の彼女・ソリ、カッコイイ〜! シウォンと2人で、世界に1つだけの関係を構築してきたという努力の人でもあるし、
ニュービーであるミレとも対話を尽くしてくれるし、自分自身の不安な気持ちも教えてくれるし、人間が、出来過ぎ……!?
でも、それもまたソリがこれまで努力して作ってきた人格? でもあるんだろうな。
ハンシウォンオフィシャルファンクラブをやっていきたい。(?)
完全な合意は、世の中にはないかもしれなくて、でも、対話を諦めず、完全な合意に向けて努力し続けることこそ美しいなあ、光だなあとと思わせてもらいました。いい本だった〜好き!
わたしは魅力的なポリアモリストが、その魅力をもってモノガミストを振り回す、という筋書きの三人交際に全然ノれない方で
(『けーちゃんの恋人は2人いる!』、みたいな、モノガミーの恋人が不満を持ちつつ彼氏を共有しているやつ)
ミレが、ソリに「もっと彼にオムファタールみたいに致命的な魅力で誘惑されて、仕方なく、みたいに始めたかったんですね」と指摘されるの、めちゃくちゃ良かっ〜というか、
えっ!? モノガミー人間って、魅力的な人間に振り回されて仕方なくポリアモリーをはじめる……みたいなのを良し(喜び)とする思想が世の中にはある!? みたいに思ったというか……
自分で判断せず、他人に委ねることのほうが楽、というところなんでしょうね。いや知らんけど。
「私の最高の彼氏とその彼女」読んでて、わたしはBLを読んでいても「最初の男になりたい」も「最後の男にもなりたい」にも、ふ〜ん……って感じで、
究極的に言うと、カップルの関係性はものすごく簡単に付き合えてものすごく簡単に別れられるのが理想だと思っていたんだけど
(リプロダクティブヘルスなどもあるので、現実で行うことは難しいが創作のなかならそうあってくれても良いだろうと思っている)
思想的にはオープンリレーションシップ的なのに萌えが近いのかも知れない。
でも、"気軽に付き合えて、気軽に別れられる"という自分のささやかな理想も、
付き合ったときも別れたあとも自分に害をなさないという巨大な信頼がそもそもないとできないものなんだよね〜
BLとかでTLとかで、お互いを「所有」するのにあんまりハマれないからすぐ別れてくれ〜振られてくれ〜って願ってしまうのかもしれない。わはは。

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