NTL かもめ
三方が壁に覆われた舞台で、片手で持ち運べるような椅子と俳優だけがいる。会話劇で話が進む。
話す人が立ち上がって椅子を前に持ってくる。話さない人は舞台奥に椅子を持っていって座って、いない人になる。俳優は舞台から降りない。
下手も上手も壁で塞がれているので、物理的にはけることができない(幕間の前は舞台の前から降りて客席の横を通ってはけた)
幕間の後、後方の壁が取り払われ、横の壁もなんかペタッとしてない感じになる。(?)
はじめより椅子がひとつ少なくなる。コンスタンティンは2幕になると椅子に座らない。床に座ったり寝転んだりする。
ニーナが椅子をすすめ、コンスタンティンとニーナは椅子を半分こで座って語り合う。一方的な語りのような語り合いののち、フラッシュライトが点灯する。銃の比喩だったらしい。1度目はかもめを撃った時に点灯した。2度点灯する。
エミリアクラークはとてもかわいくて、表情豊かで、眉毛がよく動いていて、皆濃色の服を着ている中彼女だけが白いシャツを着ていた。かもめだからか。
はじめは退屈に思っていて、う〜んわからん……となってたんだけど、2幕のエミリアクラークの語りを見て良かったな〜と思った。
それまで1人に1つの椅子があったのに、そこで2人が椅子を分け合って座るのも良かった。
2人で舞台を過去にやったという、一種の共犯関係のような、分かちがたい絆がなにかあって、そのおかげで2人は椅子を分け合えたのだ、みたいなふうに感じました。お互い、他の人とだったら椅子を分け合えなかったかもしれない。知らないけど。
イリーナはどこかで見たことあると思ったら2020年のNTL「プレゼントラフター」で見たのと、ゲースロにも出てた(多分オベリンの情婦)
デイビッドバーンのアメリカンユートピアのサウンドトラックを聴きながら行ったんですが、
そのなかにある「舞台上から必要なもの以外を無くしたら?」という問いへのアンサーじゃんこれは……と思った。
舞台上から必要なもの以外を無くすと、なぜか舞台上に立つ人は裸足になるらしい。
これは革新的演出ですよ!! って言われてもチェーホフ知らんから従来演出がなんもわかんねえ……!!!! となった。
オリエ演出のトゥーランドット初めに見てしまったのと同じじゃん。
初めてみたチェーホフがこれだから、今後従来演出を見て「なんか違うな」とか思うに違いない。
演出はジェイミー・ロイド、NTLだとシラノドベルジュラックやっていた人らしいです。ワ〜見損ねたやつじゃん〜
シラノドベルジュラックも小道具とかセットがなかったらしいので、ソリッドなスタイルで演劇をやる演出家なんですかね。
ルクアで麻婆豆腐食べた。自称麻婆豆腐発祥の店らしい。おいしかった。
隣の人がジョッキのビールを注文したので、わたしも飲めば良かったなと思った。
そういえばテアトル梅田ってもう無いんだな〜と思った。
阪急梅田のビスキュイテリエブルトンヌでフィナンシェとガレットブルトンヌを買って帰った。

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