ギレルモ・デル・トロのピノッキオ
ギレルモ・デル・トロのピノッキオ昨日見ました。
ピノキオのラストの「木でできた人形が本物の男の子になる」というのが、作中何度死んでも蘇ることができたピノキオに
「本物の男の子は生き返らない(一度しか死ねない)」として突きつけられるのは純粋にいいな〜と思った。
ゼペットじいさんも善なだけの男ではなく、息子を失って酒浸りになったりピノキオにイラついて暴言吐いたりする普通のおっさんの部分があり良かった。
でも結構ハナから「マイボーイ」みたいなの言ってるのに「重荷だ」はヘヴィ過ぎるよ〜
うそをついた自分の鼻が伸びるのを知っているピノキオが「鼻が伸びなかった、本心なんだ」と重荷宣言に心を痛めるのはかわいそう。
クリケットさんはめちゃくちゃ最高。父親だって人間だ……心にもないことを言うこともある……みたいなのをその時ピノキオは聞き流していたかと思ったけど、
あとからキャンドルウィックにそれを語るシーンは良かったな。
クリケットさんは本当にマジでずっと最高で、しかもユアンマクレガーなんですよ!
因果逆? ユアンマクレガーだから最高なのかな? とにかく声良かったしお歌も良かった。
木の精霊・死の精霊共に同じ顔だけど身体のデザインが違って木の精霊はエキドナ、死の精霊はキマイラ風で、それぞれ翼に目玉が大量に配置されていて、
"美しい女神"みたいな神々しいだけの存在ではなく、違和感というか、恐怖みたいなのを喚起しそうなのが良かった。
死の精霊の方が「あいつはすぐに情に流される。物事にはルールがある」と仕事に忠実な感じで良い。
みんなで幸せに終わりました! めでたしめでたし……ではなく、ピノキオの全員看取りラスト良かった。
「彼も死ぬだろう、いつか……」みたいなクリケットさんの語り、どこから語ってるんだい! と思ったら
死の世界のウサギとカードしながら「生きてるときのこと思い出してた」てのズルイヨ〜好き!
海の表現すごかったね。イタリアの第一次世界大戦後? の設定なのかと思うけど、
「戦争は良くないが法律は守らなきゃいかん」というゼペット爺さんのセリフ切なくなっちゃったな。
コメント
コメントを投稿