ブラックパンサー:ワガンダフォーエバー
ブラックパンサー見る前にうまうまランチ食べたから見て〜
麻婆豆腐食べたかったんだけど、麻婆豆腐屋が並んでるな……!? となったので回避して知らん定食屋に入ったら当たりでした。
定食の当たり外れ、正直店で食べるご飯はだいたいうまいので、食べ物の量が自分にとって適正かどうかという比重がデカい。
適当に入った店がちょうどいいと最高〜! 大阪はランチ相場1000円切るからすごいな〜って思う。
お腹もちょうど良くなり幸せな感じでブラックパンサー:ワガンダフォーエバー見に行きましたね。
わりと誇張でなく観ている間ずっと泣いてました。深井零でもこんなに妖風が目に染みることないだろうがよというぐらい泣きました。
画面の外側に常にあるチャドウィックボーズマン追悼……の雰囲気に飲まれてしまった……ずっとメタ視点でいた、メタ視点やめたかった……
前評判ほぼ知らずに行ったので、「ほお〜海から来ますか」となり、タロカンの民がクジラに乗ってくるところは「まあ海の民だからな」で流せたんですけど、
シャチに乗ってきて、シャチが体をひねって尾鰭を跳ね上げることでカタパルトとしてタロカンの民を船に放り込んでくるのを見せてきたところで、
シャチのオタクは膝から崩れ落ちて「そんなもんカッコ良すぎるだろうが!!」とタロカンのことめちゃくちゃ好きになりました。
あとタロカンは揚陸作戦が洗練されててほんとに地上世界を潰す気満々なんだな〜と思いました。
ラテンアメリカの抑圧の歴史の話が絡んできて、ヴィランが単純な"悪役"ではないのは良かったのですが、
この、白人からの抑圧で繋がる秘密国家(?)の輪!!!! みたいなのってどうなん? いいのかな?
ティチャラがアフリカ系アメリカ人のヒーローになったように、ククルカンはラテンアメリカンのヒーローになれますか? 無理じゃない? 大丈夫?
メキシカンがギャングとかならず者じゃない役をやってるのはいいな〜と思いつつ、
「ブラックパンサー」の革命的なところって、スタッフもキャストも黒人で、黒人が黒人の物語として撮ったところだったと思うんですよね。
だから、当事者でない人が撮ったのをラテンアメリカの人やルーツを持つ人はどう思うんかな〜がまず来ました。
あと、衣装デザインの人のインタビューで「タロカンの衣装は『自然』をイメージしていて……」みたいなのを読んだんですが、
それってこう、これまで黒人が白人から押し付けられていたイメージみたいなやつじゃないの? (黒人版オリエンタリズムってなんていうのかな?)
それに対抗するみたいにしてアフロフューチャリズムとかいうのがこう……盛り上がってきたのではないかなと思っていたんですが……
タロカンの民は水中生活に適応したポストヒューマンで、王は16世紀から生きている現人神……ってことで、人として描く意志はなさそうだな〜と思ったので、なんかそれって実在国家の実在抑圧と絡めると〜ん〜???? ってちょっとなりましたね。
あとは、エムバク好きだからエムバクが今回も活躍して良かった〜世間話してたところから「敵襲だ」ってすぐ動けるの正常性バイアスなくて推せる。
エムバク、思慮深いところを見せてくれてとても良かった、助言をくれ、という言葉でシェリとの対話を望んだの良かったし(反応せざるを得ない言葉だもんね)、
神を殺せば永遠に戦争になる、のあたりも、年長者の言葉でありつつも、シュリとそこまで離れていない、兄に近しい存在からの言葉という感じで良かった。
私が望んでいるのはネイモアの死だと告げられたときにも頭ごなしに子どもの言うことだとか否定するのではなく引き下がって、
シェリが自分で気づくのを待てるみたいな態度もすごい大人だなと思った。エムバク、いい男過ぎない?
この映画自体がチャドウィックボーズマンの死からのキャストや、製作陣や、観客たちの巨大なセラピー会場なのかな……と思った。ティチャラじゃなくて。
リアーナのLift me upも、こう、ダメ押しにチャドウィックボーズマン追悼ソングみたいに感じた。
ティチャラじゃなくて、主演俳優がこの世から去ったことをわたしは悼んでいるんだよな……という乖離感があって、いまいち作品世界に乗り切れなかった。めちゃくちゃ泣いてたのに!
いい映画だったことは確かなんだろうけど、映画の外の世界で起きた俳優の死、というものが物語の根底にあるので、
10年ぐらい経ってから、今のこの時代と切り離されたMCUの一作品として見たとき、どうしてこんなにこの映画は感傷的なのかな? って感じそうだなと思いました。
映画館でずっと泣いてた女が言うことか? いや、映画館でずっと泣いてたけどそれとこれとは話が別だろ!
洋ドラである、妊娠したキャストや病気のキャストを変更せずにストーリーに盛り込むみたいな柔軟なところ好きなんだけど、
これはさすがに現実に引っ張られすぎなんじゃないか? なにもわからない。
ティチャラの喪失から人々は立ち上がらないといけないのだな〜〜〜本当にそうなのか? 俳優の喪失からではなく? みたいな……ずっとメタい……わからんね……
シェリの母、ラモンダがめちゃくちゃ良かったな〜、ふわふわの白髪に帽子が素敵だった。衣装も全部良かった。かっこいい。
あと、オコエに怒りを露わにするシーンはめちゃくちゃ良かった。あれを見るとシェリの怒りのシーンはなんかまだほんとに子供なんだな……と思わせる。
オコエはラモンダと和解というか、挽回するとこを見せないままに終わってしまったのでちょっと悲しいね……と思ったけど、
ミッドナイトエンジェルのダサさで何もわからなくなりました。ダ……ダサくない!?!!
あとハーブを食べたときにティチャラが現れてなんかそれっぽいいいこと言う演出でなかったのは良かったです。
キルモンガーと自分が似てるってどっかで思ってたんだろうなあ〜キルモンガーくん好きだから、最後の最後に彼の言葉で我に帰るシュリ良かったです。
エムバクの言葉は通じてなかったのかしらね……チョト切ない……
シュリ、ハイパー華奢だから、スーツ姿になっても細いな〜〜〜!!!! になった。
ブラックパンサーみたらシュリみたいなスポーティ服着たくなるけど、似合わない。かなしい
今作もみんなお洋服素敵でしたね。タロカンのみんなも服着てたら良かったのにな。
あと最後の最後でティチャラの息子出てきて、ええ〜〜〜!!!! ってなった それはもう絶対次回作彼の話になるじゃん!!!!
次回作で偉大な父の背を追う青年の話になるじゃん!!!! シュリの立場は!?!! 兄と母を奪われながら奮闘したシュリの立場わい!!!! コラ〜〜〜ッ!!!!!!! ってなっちゃった。
あと、新キャラリリの影が驚くほど薄かったです。もっと存在感出していいキャラやろ!! 薄くなかった!? なんで!?
リリの影が薄いというか、チャドウィックボーズマンの影が濃すぎるというのが適当かも。
見てるときは映像きれいだしめっちゃ泣いたしおもしろかったんですけど、終わってから考えてたらよくわかんない映画だったな……となりました。おしまい。

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