漁夫とその魂


 Kindle Unlimitedでオスカーワイルドを読んだら、オスカーワイルドがおすすめされるようになってしまってオスカーワイルド読みました。

軽い気持ちで読んだら割とドストライクに好きなシーンがあって嬉しかった。

異類婚姻譚の話なのに、異類婚姻譚みがとても薄く、でもこのシーンで異類婚姻譚です!! と知らしめてきてよかった。


漁夫とその魂、徹底してシーンを3回繰り返してくる作りになっている。

魂を捨てる相談をするために3度扉を叩き、3人めに教えてもらう、魂が3度呼び、3度めに漁夫が答える、魂が3度悪事を唆し、3度めに対抗する、

 人魚と漁夫の恋物語ですが同じテーマで連想する「人魚姫」とは真逆の作りで、

人間の王子と結ばれるために声を捨て足を得た人魚姫、

人間の漁夫が人魚の姫に焦がれ魂を切り離すことで受け入れてもらう漁夫とその魂、

さらに話の中心は人魚姫とのラブストーリーではなく、漁夫とその魂の関係になっていく。

漁夫が魂を切り離すと漁夫そっくりな姿になり、自分自身と語り合っているという図、最近見ていたムーンナイトみたいな趣もあり楽しかった

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