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名もなき野良犬の輪舞

 見ました。韓国映画。 オタクが一時期「不汗党!!!!!」になってたのは知っていたので、萌え萌えなんでしょう? と思いながら見ましたが、萌え萌えでした。 潜入捜査するやつってだいたいめっちゃ面白いからね…… お薬売り屋さんNO.2のジェホと、おもしれ〜男のヒョンスが刑務所内で出会い交友を深めるが、ヒョンスは潜入捜査官で……ジェホはそれをわかってて利用できないかと受け入れてて…… からのヒョンスは自分が潜入捜査官であることをジェホに明かしてて……てな感じで二転三転するドラマにニヤニヤする。 ヒョンスがジェホに心酔するきっかけになったのが、刑務所にいるとき母が轢き逃げに遭い、お葬式を出せるようにジェホが手配してくれたことだったんですが、 母の死自体がジェホの手配によるもので、ま、マッチポンプじゃん!!!! となる。主任もそれ知ってて黙っててヤダ〜〜〜ッ ヒョンスが大口取引の際の手入れを失敗させ、警察に戻ったあと、主任が轢き逃げ映像見せて闘志を煽ってきてイヤ〜〜〜ッ 人間は道具じゃないのよ!?!! そんなふうにしたので、ヒョンスは触るもの皆傷つけるモンスターみたいになっちゃったじゃん。 警察の突入にも協力しないし、ジェホに「殺せよ」とかいう廃退の美の男になっちゃった。ひ〜。 主任も殺したし、主任が轢いたジェホの鼻と口を覆って殺しました。人間って鼻と口塞いだら死ぬんだ。人間ってそもそも構造的に欠陥があるな……と思った(そこなの?) ヒョンス、目尻から一条の涙が溢れるのが絵になりすぎます。 ラストは「ドライブ」だなと思った。ヒョンスのその後を知るものは誰もいない……になるやつですね。 そもそもねえ、2年も3年も潜入のために刑務所入れたりしたら魂の形が変わってしまっても仕方ないだろ!!!! という気持ちになりましたね。非人道的な捜査方法だ…… ジェホ:スリーピースが似合ってて美しい男すぎる。刑務所の利権統一の際、死体累々(殺してない)のところに立っている姿も良すぎるし、自分を狙ったヤクザ屋さんを熱した油をかけるのは怖すぎる。 コ常務を殺したあと右頬に返り血が、コ常務の甥っ子を殺したときに左頬に返り血がある。返り血映えの男。 最後ヒョンスと向き合って涙が溜まってるのさ〜! もう〜! 誰のことも信用できないと言いながら、ヒョンスのこと気に入ってたし、楽しそうな顔してたしめち...

FLEE

 アフガニスタンから逃れ、デンマークはコペンハーゲンに亡命したゲイの男性が、半生を語るアニメーション。 見てうを〜〜〜っとなった。 密入国密出国の大変さ(姉2人が死にかけた、自分自身も一度失敗した)で魂のあり方が変わってしまうぐらい大変なのを目撃してしまったなという感じだし、 亡命してコペンハーゲンに逃れたあとダリー語(母国語)で書いた日記がもうほとんど読めない、という母国語を失うこととか、想像もしてなかったというか、うを〜〜〜としか言えん。 難民認定を受けるために語った嘘の境遇が、誰にも家族の話ができなくなる呪いになってしまうのとか、 うを〜〜〜っとしか言いようなくないか!?!! 戦争って、最悪…… ジャンクロードバンダムがウィンクしてくれるのとか、今の暮らしとか、新居となる建物の近くでネコチャンと戯れているのとか、過去にお兄さんに連れて行ってもらったゲイバーの描写とか、楽しい場面もあるんだけど、全体的にはつれえ〜になっちゃったな。 ラストは希望があってとても良かったんだけど、でも、過去は無かったことにならないし、戦争は誰にとっても魂を歪めるような出来事なんだな〜… アニメーションが、怖い場面はぼかしてくれてるのになお怖いのと、声の入り方も、監督? と本人が話してるのに合わせてアニメをつけました、みたいな感じで、アニメーション作品としても王道から外れてる感じなの良かったな。 というか、アニメーション作品のよく有る例として、作画の強さで戦う日本の作品が自分の中の基準となってるのがもしかするとちょっと変かも? と思いました。

アンフロステッド:ポップタルトをめぐる物語

 Netflix配信。ジェリーサインフェルド監督。 ケロッグの実在する商品・ポップタルト開発秘話というテイをとっているが全てが嘘なので安心して笑える。 新作シリアルの試食で爆死してシリアル葬(シリアル会社の最高栄誉)を行ったり、試作シリアルが意志を持って動き始めて排気口から逃げ出したりとか…… ケロッグの虎の中に入ってるのがヒューグラントって時点でもう完全に嘘すぎて最高。 変な役を生き生きとやるヒューグラントって1番いいからね。最終的に民衆を導く勝利の女神みたいな立ち位置になります。 この映画ケロッグはじめ他社の名前も出しまくってるから許可取っててすごいな〜と思うけど、まあ、映画バービーもマテル社の許可とってるしね。 こういうのの許可を出すことで風通しの良い社風だと思ってもらえるのかもしれないし(邪推が過ぎるわよ!) 試作シリアルのラビオリさんが、その後イタリア人とドイツ人コンビによって養育されていたというのいい話だなと思いました。 最近Twitterで見た「血のつながらない子供を育てる男男」だ、と思った。 やたらとキャスティングが豪華でピーターディンクレイジとかジョンハムとかも出る、一瞬…… 作中散々嘘をやったので、ラストの後日談みたいなとこでポスト社の社長が豪邸を建てたという後日談のところで(※本当です)という字幕出てるのはおもしろかった。 あとEDがNGシーンと多分カットシーンと登場人物のダンスだったのでhappy! アンフロステッド、1時間半で見られて3日で忘れそうなコメディが見たい人にオススメ

月まで行こう

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  大手製菓会社に勤めるタヘは、仕事への評価:まあまあで昇給も望めず、シャワールームと部屋に段差がなくて、シャワーを出しっぱなしにすると部屋中水浸しになるような部屋に住んでいる。 ほぼ同期で評価:まあまあ仲間のウンサンオンニ・チソンの3人は仲が良く、タヘはウンサンオンニがしている暗号通貨のイーサリアムに全財産を託す……! という話です。 いいね。韓国発・ハイパーリアリズム小説という触れ込みで、わたしは確認してないけど、実際のイーサリアムチャートと、作中のチャートは一致しているらしい。 タヘ・ウンサンオンニ・チソンの3人はそれぞれタイプが違うけれど、社内で後ろ盾もなく同期もおらず評価もパッとせず、学資ローンを返していたり、実家もお金がなくて頼れないなかで、 全財産をイーサリアムにベットするんですけど、お金のかけ方がすごすぎる。借金してイーサリアムを買い、今の生活を抜け出そうともがいている。 チソンが合流するときのエピソードが、全部真剣なのにおもしろすぎて(石塔蹴ったら足の甲めっちゃ切れて縫うことになるし指の骨も折れた、「(お金がない恋人の)顔が諦められない!」と真剣に打ち明けてくる)、この辺めっちゃ笑ってた。 タイトルの「月まで行こう」は英語のスラングのTo the moon(暗号通貨の価値が高騰する期待を込めたスラングらしい)から来ていて、作中でも印象的に月が現れるんですが、 行っけぇぇ! 行けーーーー!!と叫びまくってて、ロボットアニメで楽しかったです。 作者のあとがきもかなり好きだった。成人女性が主人公の話ですが、めちゃくちゃ青春で良かったな。

黄竜の村

 昨日ゲ謎見ながらスペースしてる時にいようさんに「最近見ておもしろかった因習村はこれ」とお勧めしてもらいました。 おっっっもしれ〜〜〜!!!!  67分だし、コンパクトに満足感が得られて最高だな〜。 スマホ画面のPOV風ショットのオープニングでキャンプと焼肉をするリア充グループであることが察せられるが、この時点でイマイチノリの悪いやつもいたりして、この交友関係は一体なんなの? ゼミ? とか思う。 彼らは車のパンクで立ち往生し、龍切村という謎の村に身を寄せることとなるが、食事と寝床の準備がされており、若い女性が鍋つかみも使わず鍋を給仕するところから不信感を抱き……!? リア充グループがなす術もなく殺されたあと、過去におばあちゃんを儀式で殺されたカジワラさんとその仲間たちが村をぶっ潰す!(腕力) という話でした。 龍切村、儀式に使った人の名簿をちゃんと記録していて、記憶してるのはえらいなと思いました。カジワラさんの恨みや!! とすぐ把握してて有能。それ以外はえらくない。 ほぼ全編みんな関西弁なのでニコッ。お国言葉を聞くと心が温まるね。ガラ悪ィ〜〜〜。 アクションが派手派手で、演技は抑えめで良い。明日の朝イチ村潰しましょうねって言ってるライフル持ったお兄ちゃんも業務連絡以上の何者でもなく良い意味で弛緩していて好き。 ベイビーわるきゅーれ見てないけど、そっちもそんな雰囲気なのかもしれないね〜と思いました(監督同じ) ポン刀の謎の男のビジュアルが好き。「やっほー」って言いながら来る。中ボス。 「古い風習に取り憑かれた老害どもは死ね!!」で中指立てるのよかったです。 ラストの打ち上げ縦型のPOV風撮影でオープニングと対になってんだねえ〜と思ってたら、 カジワラさんがおびんたわら様(村で神と崇められ監禁され人肉だけを食べさせられていた巨漢)を助手にしてたので、一点の曇りもないハッピーエンドですか!?!! となりました。おもしろかった〜

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

 わたしのTLにはこの作品の血だらけの男の二次創作のイラストばっかり流れてきてたけど、血だらけの男がTRUEだったんだ。 オタクと話しながら見てたから前半の横溝正史的なところを全然見てなくて、 なんか中盤の屋上ステゴロバトルの、サヨさんの狂骨バトルと、終盤のなんか……狂骨バトル(狂骨バトルばっかじゃねえか)の、アニメーションが良かったねってことぐらいしかわかりません。 屋上バトルはほんと良くて和服の袖が動きではためいたり、質感の違う線が動いたりする感じ気持ちいいですね。 水木がお膳のご飯をガツガツ食ってるシーン見て咲紫さんに「水木ご飯食べてますわ!!」って言ったら「水木メシ食うんだ。タバコ吸って返り血浴びるだけじゃないんだ」って言ってたの良かった。 水木、返り血だけじゃなくて自分の鼻血とか吐血とかでドロドロなってましたね。嘔吐シーンがありましたのでね、ちょっとね。 因習村の嫌な設定をガンガン積めるだけ積んでる感じ、ちょっと積みすぎでおもしろく感じてしまってわたしはダメでした ゲラだからね。因習村のシムシティかも。 水木が墓場から生まれた鬼太郎を抱き上げ、一度殺そうとして、下駄の音がして思いとどまって抱きしめるラストで、こ、これでみんな子育て二次創作を!?!! と思いました。 映画見てTLで漏れ聞く二次創作の答え合わせをしないで!! PG12なので、血とかブシャーと出て、人がいっぱい死に、景気が良かったです

シティハンター

 Netflix「シティハンター」見ました。テンセント版三体を見続けていたため、映画見たの久しぶりジャン…… 鈴木亮平さんって映画に出てるの初めて見たんですけど(本当に現代に生きる人?)、めちゃくちゃスタイルいいですね。 足まっすぐでケツ小さいなあ〜ものすごく漫画的なスタイルですね。絞ったんだろうなあ。ピタピタハイゲージニット着てるとこエッチで好きでした。 爆裂治安悪くて謎の薬物が蔓延する新宿!?!!  ジャッジアイズかも!!!!  ヤクザ屋さんのおじいちゃん(橋爪功)とも仲良くやってるし、鈴木亮平って木村拓哉かも(鈴木亮平だよ) 香が槇村の最期について「あんたは抱きしめてあげてたのにあたしは怖くて動けなかった!」っちゅってるシーンはジーンときましたわね。 アクションシーン良かった。ガンアクションの後に殴り合いシーンくるのはマジで意味わかりません。(ガンアクションのあとの殴り合いアンチ) 敵役の造形? 演技? がかなりこう……邦画だなあ〜って感じで、嫌だった。 エンタメ感つよつよで楽しいお祭り作品でした。ゲッワイ! エン! タフ!

インターネットやめろ(やめられない)

 そうだ! インターネットをやめよう!  わたしは、数ヶ月ぶり、1億1回目の決心をした。 「インターネット」と言ったとき、わたしが指すのは具体的に各種SNSであり、インターネットでニュースを見たり買い物をしたり、究極はこんな感じのブログをやめる気は特にない。 リアルタイム更新されるツールで、他人の感情を見すぎるとつかれるのだ。 SNSで他人の感情を見て、他人の感情にのまれて自分の感情がよくわからなくなるのが嫌だ。 わたしは他人が好きだ。ほんと。基本的に人間が好き。人間はわたしを喜ばせてくれることが多いから。 問題は、わたしも人間を喜ばせたくなることだ。 喜ばせる方法はいろいろあるけど、「共感」「同調」が手っ取り早いことをわたしはもう知ってしまっている。他人の共感は蜜の味だ。 フォロワーが嬉しければ嬉しいし、悲しければ悲しい。 この、原始的な、2歳児でも持つ気持ちを大切にしたい思いと、 心の奥底に「そうすれば他人が喜ぶ」という忖度があるかもしれないという疑いが、わたしを疲れさせている。 昨年から、Twitter、mastodon、Instagramを巡回するようにして、ひとつのSNSに依存しないようにした。 次に、Twitterへの比重を少なくした。これは効果覿面だった。他人の嫌な話に触れることが少なくなって、精神が安定した。 mastodonをしていたが、mastodonはほんと、2011年のTwitterみたいで、なんていうか、正月やお盆に集まった親戚の家ではしゃいでいる子供みたいにしていられるんだよな。 そうしてのびのび過ごしていたけど、次は自分の行いが気になってくる。 Twitterで激ヤバヘイト屋さんを見まくっていたときには「いや、怖……こうはなりたくない……」とブロックして兜の緒を締めよ! って感じで暮らしていたのだが、 わたしはTL構築力を優れているため(さりげなく自慢すな!)、悪の話題を目にすることなく、 他人が読んだ本や見た映画やドラマの話、みんなが人間生活頑張ってる話、お風呂に入るのが嫌だな〜という話ぐらいしか流れてこなくなる。 なんかこうして……ハッピーに暮らしていたら、どんどん世間離れしていつかわたしが悪の発言をなんの気なくポンポン言っちゃうんじゃないかな!?!!  悪の発言をして指摘されたら「みんな神経質だな〜!」...

工作 黒金星と呼ばれた男

 え!!!! 最高の男男映画すぎる!!!!!!!! ラストシーン、南北の広告事業の成就する記念すべき日に、遠巻きにお互いが送った腕時計とネクタイピンを見せ、人がはけた後真っ直ぐに歩み寄るの、すごない!?!! え!!!! 何この映画!!!! 序盤は政治・スパイのスリルショックサスペンスとチュジフン(顔ファン)を楽しめる上に、男と男の固い友情まで……どうもありがとうございます。 見たあと爽やかな気分で良かったです。

すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ

 すみっコぐらしの映画見たよ!  1作目がめちゃくちゃ好きで、2作目は普通って感じで、脚本が1作目と同じ人なので期待してたけど映画館行けなかったんですよね! ぺんぎんが消えたところから不穏マシマシで怖いよ〜〜〜!! つって見てて、 労働が嫌いなので、すみっコたちが、くま工場長に導かれて労働に身を投じていく様は涙なしでは見られませんでした。 飯も寝床も提供されて家に帰してもらえず労働場に監禁されて働いてるの怖いよ〜〜〜絶対にヤダーーーッ!! キッズに労働基準法の大切さを教えるための映画!?!! せいさんすう減ってる! もっと作らなきゃ! もくひょう1000個! もちばにもどって! のなか、 街の外は動くおもちゃでいっぱいでみんな困っとる! の図、ゾンビ映画かなと思いました。 工場が動いて追いかけてきてカーチェイスになったのは「本当にすみっコぐらしの映画ですか?」とかなり疑いの眼差しになった。 おもちゃを生産できなくなり放棄されたおもちゃ工場の思念(?)が、おもちゃを作らねば捨てられるという強迫観念でやっていたが、 すみっコたちもそれぞれ、役に立たなかったり、残されたり、正体を明かせないものの集まりだよ! というのでイイハナシカナ〜って終わるのですが、 あのさ〜〜〜おもちゃ工場くんはさ〜〜〜すみっコたちに払うもん払いなさいよ。と思いました。 すみっコたちが許してもわたしは無賃労働を許しません。やりがい搾取を許すな。 エンディングとか、ほんとにめちゃくちゃいいんだけど、エンディングの良さって本編の良さがあってのものなので、 「こいつ、またすみっコたちを無賃労働させてやがる……」という気持ちがモリモリ湧いてきてしまい、 わたしはすみっコぐらしというコンテンツを、わ〜なんかわからんけどかわいいね〜〜〜という気持ちで楽しみ続けるため、 もう物語を見ない方がいいかもしれませんね……と思いました。悲しい結論。